米国東部時間10月10日のNY株式市場は、1000ドル幅を越す乱高下を繰り返し、ダウ30種平均がー128ドルで引けて終値は8451.19ドル、8日間連続の株価低落となった。その内容については、ブルームバーグの記事が詳しい。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aUhxoz9b7GPU&refer=jp_home
同日午後に開 . . . 本文を読む
今月始め、ヒル次官補が北朝鮮へ行き、こせこせしたことをやっていると思ったが、本当に形(なり)振り構わず北朝鮮に対する「テロ支援国家指定」を解除するようだ。予想していた事とは言え、拉致問題を抱える同盟国日本に対する仕打ちとしては、冷酷そのものである。
外務省は、いい加減な検証方法であれば、米国の解除決定と共に六者協議を離脱すると世界に宣言すべきである。核問題は出鱈目、拉致問題は見通し無しでは六 . . . 本文を読む
空売り解禁となった10月9日のNY株式市場は、ダウ平均9000ドルの大台をあっさりと割り込み、-678.91ドル(史上3位の下げ幅)を記録、終値は8,579.19ドルとなった。このウォール街の状況を受けて、今日の東京市場はどのように動くであろうか。また、本日ワシントンでG7が緊急開催され、米銀への資本注入が議論される。その結果もウォール街株価へ直ちに影響する。
既に日経225平均は9157. . . . 本文を読む
米国発・経済危機のニュースが大きく取上げられている中、グルジア問題はその影になってしまった。ロシア軍の侵攻を受けたグルジア各地はインフラを破壊され、これから厳冬を迎えて大変であろう。緩衝地帯に居座ったロシア軍は、10月8日から撤退を始めると言うが、占領された地域の村からは根こそぎ物品を略奪している。
これは、ロシア人の大きな特色で、攻め込んだ所では略奪と強姦が行われる。戦勝したら3日間は兵士 . . . 本文を読む
昨年8月のサブプライム問題顕在化から約1年間の「誘導期間」を経て、とうとう今年9月に<経済カタストロフィー>が始まった。この間に、バーナンキFRB議長のドル札ばら撒き政策やベア・スターンズ社の救済を行ったけれども、世界経済破壊を防ぎ止める特効薬にはならなかった。余剰ドルを利用して投資銀行筋が原油の一時的高騰を招きはしたが、世間を警戒させただけに終わる。
<北京五輪>は、<経済カタストロフィー . . . 本文を読む
今朝の朝刊で、20008年度ノーベル物理学賞に米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎氏、高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠氏、京都大名誉教授の益川敏英氏の3人が決まったことを知り、何とも嬉しく思った。それに続いて、米ボストン大名誉教授、下村脩氏(80)にノーベル化学賞が受賞されると言う。同教授の業績は下記産経記事の通り。下村教授へは、心より賛辞を申し上げる。
CNNによると、他の二人はマーテ . . . 本文を読む
ネットゲリラさんの指摘で、初めて知った記事だが、今年7月、渡辺嘉美元金融担当相が日本の外貨準備約100兆円を米国へ提供する計画を練っていたらしい。これは名実共に売国行為ではないか。
米金融危機7月に対応検討=外貨準備活用も-内閣改造で提言見送り-金融庁懇談会
10月2日14時55分配信 時事通信
金融庁の懇談会が今年7月、米政府による金融危機対策を支援するため、約1兆ドルに上る日本の外貨準 . . . 本文を読む
週明けの東京株式市場(10/6)は、日経225で前日比―465.05円と大幅に下落した。10月3日のダウ平均下落を反映しているのだろう。結果は日経平均として10473.09円だから、間もなく1万円の大台を割る。これは、一時的に外資が資金を引き上げているためだ。
米国で定めた「緊急金融救済法」では、7000億ドルの資金枠を設定したが、それに対し早速中共政府は、2000億ドル分の米国債を購入す . . . 本文を読む
ソ連を「悪の帝国」と呼び、冷戦に決着を付けるべく米国を指導したレーガン政権、1985年は、それが将に酣(たけなわ)の頃であった。軍事費重点のレーガノミックスで国家は大赤字であったが、それでも米国民は大層元気があった。
経済南北問題に象徴されるように、当時アフリカ諸国は飢餓と貧困に喘いでいた。また、エイズも猛威を振るったが、アフリカ諸国では治療・検査体制もままならぬ。
往年の黒人有名歌手、 . . . 本文を読む
週末は、旧友 MK博士と白川ダム湖畔に佇む<木湖里(きこり)>コテージで遊んだ。朝夕は肌寒いが、湖畔の紅葉は未だである。彼を駅に迎えに行き、周辺ドライブをしながら、昼食は行人沢そば<吾合庵>で盛り蕎麦を楽しんで、のんびりと白川ダムへ到着。
<ホテル・フォレスト>の管理人からコテージの鍵を借り、夕食用に調理済みの芋煮や酒、つまみなどを小屋へ運び込む。5人は泊まれる小屋だから、ゆったりした造りだ . . . 本文を読む
米国政府と下院幹部連の説得が功を奏し、10月3日(米国東部時間)の下院再審議で「緊急金融安定化法」(別名<ママ、助けてよ>法)は一転して賛成多数で採決された。これでポールソン財務長官は、機動的に不良債権の買取りや銀行への資本注入を行うことが出来るようになった。
恐らく、シティ・バンクへの大量資金注入が時間を置かずに行われるだろうし、実体経済を担う製造業、特に自動車産業へ援助が増える(既に、ビ . . . 本文を読む
米国務省は、核施設稼動準備を始めた北朝鮮との交渉をまだ続けたいらしい。国家の面子をかなぐり捨てて、平壌滞在を延長しているヒル次官補は悲愴さを通り越して滑稽に見える。どうやら、この人物、北朝鮮にすっかり取り込まれている。それに、蛭の如くしつこく吸い付いたら離れない性格なのだろう。
金正日独裁体制下の北朝鮮は、どんなことがあっても核兵器開発と技術保持を棄てないことをヒル次官補は読めないのだろうか . . . 本文を読む
10月1日、修正金融安定化法案は上院で審議され、賛成74、反対25で可決された。更に、預金保険金額も10万ドルから25万ドルに上げられた。これも米政府が費用負担する。益々、米国政府の借金は増える。
下院には今週中に再上程して、何としても可決させるのだろう。一旦「経済カタストロフィー」が起きてしまった以上、米国の金融市場は長期に亘って崩壊の道をたどる。この安定化法案つまりポールソン救済案はそ . . . 本文を読む
ソマリア沖の海賊船は、ソマリアの無政府状態を利用して付近を通る各国の輸送船やタンカーを捕らえ、身代金を脅し取る。日本船籍の船も例外でない。昨年暮れには、日本船籍の「ゴールデン・ノリ」が海賊に襲われた。
この船は、シンガポールからイスラエルへ可燃性ベンゼン数万トンを運搬する途中で、ミャンマー人やフィリピン人、韓国人など乗員23人が乗船していた。AFPの報道によると、
ソマリア沖で海賊に乗っ取 . . . 本文を読む
米国下院の「金融安定化法案」否決は、全世界を驚かせた訳だが、この状況を小ブッシュ政権はどのように打開しようとしているのか。
11月29日の下院投票結果は
賛成 208 (民:140; 共:68)
反対 228 (民:95; 共:133)
与党・共和党から133名の反対者が出ていることは、来月上旬の下院議員改選に向けて、有権者の意向を汲んだ反映と見る。日本のように、政党や派閥による投票の「 . . . 本文を読む