陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

テレサ・テンの唄う<北国の春>

2009-04-01 07:41:48 | 読書・映画・音楽
 4月に入ったが、ここ南奥羽・置賜地方は寒い日が続いている。雪こそ消えたけれども、桜も辛夷(こぶし)も未だ眠ったままだ。北国の春は、東京に比べると何とも訪れが遅い。

 さて、昭和52年(1977)に、千昌夫さんが熱唱した<北国の春>は、たちまちミリオン・セラーになり、NHK紅白歌合戦にも数回登場したから、多くの人々がこの歌を唄って楽しんだ。

 地方から大都会へ出て、慌しく生活している人達は、懐かしい故郷の情景が浮かぶような歌詞に、静かな感動を覚えた事だろう。

 日本人ばかりでなく、1980年代にはこの歌がカセット・テープに吹き込まれ、広くアジアの人々に親しまれた。台湾では、北京語の歌詞「我和你」(訳:私とあなた)も出来た。日本語歌詞の意味は分からなくても、故遠藤実氏の曲はアジアの人々の心を強く惹き付けたのだ。私は、旧満州の長春市へ学術交流で行った折、宴席を囲むシナの人々の前でこの歌を唄った覚えがある。胡耀邦国家主席の時代で、多くの人々がこの日本流行歌を熟知していた。

 ここでは、テレサ・テン(鄧麗君)の日本語歌唱を聴いてみよう。


邓丽君 - 北国の春 [HQ]



<北国の春>  (1977)

作詞:いいで はく
作曲:遠藤 実
歌唱:千 昌夫


白樺 青空 南風
辛夷咲くあの丘 北国の 
ああ北国の春
季節が都会ではわからないだろと
届いたおふくろの 小さな包み
あの故郷へ 帰ろかな
帰ろかな

雪どけ せせらぎ 丸木橋
落葉松の芽がふく 北国の
ああ北国の春
好きだとおたがいに言い出せないまま
別れてもう五年 あの娘はどうしてる
あの故郷へ 帰ろかな 
帰ろかな

山吹 朝霧 水車小屋
わらべ唄聞こえる 北国の
ああ北国の春
あにきもおやじ似で 無口なふたりが
たまには酒でも 飲んでるだろか
あの故郷へ 帰ろかな
帰ろかな
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝日新聞社が「2ちゃんねる... | トップ | 米軍は、北ミサイルに対し迎... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書・映画・音楽」カテゴリの最新記事