この歌劇は、イタリアの大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)の作曲による。初演は、カイロで1871年12月に行われた。スエズ運河開通の1年後である。
物語は古代エジプト時代(ファラオ王朝)、エジプト王国と隣国エチオピアとの抗争が背景にある。アイーダは、エチオピアの王女で、様々な理由によりエジプトの奴隷にされ、エジプト王女アムネリスの侍女として仕えていた。アイーダは、エジプト軍将軍ラダメスと恋に陥り、やがてはアムネリスの恋敵になる。表題の曲は、エジプト軍がエチオピアを打ち破り、ラダメス司令官を先頭に故国へ凱旋する姿を描いた内容。歌劇の第二幕第二場で演奏される。
神への祈りの後、ファンファーレが高らかに鳴り響き行進が始まるが、このファンファーレに用いられる大型の特殊トランペットをアイーダ・トランペットと呼ぶ。
WCサッカーで、欧州チームのサポーター達が、アイーダ行進曲を合唱し応援することもあるらしい。
(HD) Opera - Verdi - Aida - Triumphal March - Lund International Choral Festival 2010 - Sweden
コーラスを伴わない管弦楽曲演奏もよく行われる。
アイーダ 凱旋行進曲
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