陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

一川防衛相は、不始末の責任を取って即刻辞任せよ

2011-11-18 01:02:31 | 国内政治:内閣
 政権交代以来、民主党閣僚の常識欠落には、何とも驚かされることが多い。多数の省庁官僚を率いて、国事に精励するトップとは思えない言動に溢れている。

 ブータン王国のジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王陛下と妃殿下が国賓として来日された。同王国は、親日国家として有名である。陛下は、国会で演説され、東北大震災の被災者を悼み、日本人の災害復旧に立ち向かう力強さを賞賛された。去る3月12日、国王陛下は被災者のために法会で深い祈りを捧げられたと伝えられる。

 宮中晩餐会では、今上陛下ご不快のため、皇太子殿下が名代で主催された。当然閣僚も出席するはずであったが、4人の閣僚が欠席した。中でも、一川保夫<素人>防衛相は、同僚議員の政治パーティへ出席し、「こちらの方が大事だ」と言ってのけた。

 震災発生以来、身を粉にして被災者救助を行い、遺体捜索に努めた自衛隊員が聞いたなら絶句することだろう。この大臣の下で、彼らは命を掛けて国を守る意欲が湧いて来るだろうか?


防衛相の晩餐会欠席 「ブータン国王よりもこっちが大事」 野党徹底追及の構え
2011.11.17 22:39

 一川保夫防衛相が16日夜、国賓として来日中のブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王夫妻を歓迎する宮中晩餐(ばんさん)会を欠席し、同僚議員のパーティーで「ブータン国王が来て宮中で催し物があるが、私はこちらの方が大事だ」とあいさつしていたことが17日、分かった。

 国王夫妻にも皇室にも礼を失する行為だといえ、自民党など野党は参院での問責決議案提出を視野に徹底追及する構え。

 発言は参院予算委員会でも取り上げられ、一川氏は「軽率だった。申し訳なく思い、反省している」と陳謝した。藤村修官房長官は首相官邸に一川氏を呼び「宮中行事を軽視するかの発言は軽率だ。厳に慎むように」と厳重注意した。

 この後、一川氏は記者団に「自分の任務はしっかりと責任を持ってやっているつもりだ」と述べ、引責辞任を否定した。

 自民党の谷垣禎一総裁は「閣僚が国賓をどう迎えるかという基本的姿勢がしっかりしていない。政権全体の問題だ」と述べ、追及する考えを強調。公明党の山口那津男代表も「非常識であり閣僚の資質が欠けている」と批判した。

 宮中晩餐会には全閣僚が招待されたが、一川氏のほか山岡賢次国家公安委員長、川端達夫総務相、細野豪志環境相が欠席した。

 また、藤村氏は17日の記者会見で、晩餐会の席上で携帯電話を使用した閣僚がいたことを認めた上で「行事進行上支障を生じることのないように」と全閣僚に注意したことを明らかにした。携帯電話を使用した閣僚は特定できていないという。

 自民党は、他の欠席閣僚についても理由が適切だったかどうかを追及する構え。携帯電話問題についても閣僚の特定に向け、調査を始めた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111117/stt11111722420013-n1.htm


 現閣僚の多くは、何か小粒で、幼稚さが否めない。取り分け、一川防衛省は「素人だからシビリアン・コントロール」と語り、多くの国民を唖然とさせた。

 民主党の大臣で、国旗・国歌に敬意を払わない輩が何人もいる。それが厭なら、大臣にならねば良いし、また国会議員に相応しくないと考える。国会議員一人に、国民は1億2000万円を負担しているのである。
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