陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

北朝鮮はテポドン発射準備中:9/9建国60周年記念か?

2008-09-08 00:09:50 | 朝鮮半島
 ヒル国務次官補が北京へ乗り込んで、北朝鮮と対話しようとしたが、北朝鮮は来なかった。それどころか、これ見よがしに核施設への部品取り付けを再開している。同次官補は、日・韓・中と意見交換、「六者協議」議長国のシナに調整を頼んで米国へ引き上げた。

 北朝鮮には、核兵器関係の情報を公開する意思は全く無いし、ましてやそれに関係する施設を破壊することなど有り得ない。既にBDA資金はごねて回収済み、重油100万トンも予定通り貰ったわけで、今回も北朝鮮の勝利(?)に終わった。次回の「六者協議」は無期延期になるのではないか。


北の核施設復旧、中国に調整一任…検証めぐり隔たりも
9月7日22時29分配信 読売新聞

 【北京=宮崎健雄】北朝鮮が無能力化を進めてきた寧辺(ヨンビョン)の核施設を復旧させる動きを見せていることを受け、6か国協議議長国の中国などと対応策を検討するため北京入りしていた米首席代表クリストファー・ヒル国務次官補は、日韓首席代表との会談も終え、7日、帰国の途に就いた。

 首席代表は、無能力化作業の再開を求める方針を確認する一方、米国のテロ支援国指定解除には、北朝鮮が核検証手続きに同意することが必要との認識で一致。今回の北朝鮮の行動については、「(核検証への)懸念を印象づけようとしている」(ヒル次官補)、「戦術的なもので、過剰反応は得策でない」(日本首席代表、斎木昭隆・外務省アジア大洋州局長)として、現段階ではゆさぶりとの見方を示しており、議長国・中国に調整を委ねることになった。

 ただ検証をめぐっては、国際原子力機関(IAEA)並みの水準を求める5か国と、北朝鮮との隔たりは大きい。ヒル次官補は今回、米朝会談開催も模索したが、北朝鮮側は北京にやってこなかった。中国が北朝鮮と妥協点を見いだせるかは不透明な情勢だ。

最終更新:9月7日22時29分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080907-00000024-yom-int


 韓国情報筋から、金正日総書記の健康不安説が流れている。もう何度も聞いている話なので、またかという感じだ。それより、9月9日の建国60周年に合わせて、テポドン・ミサイルを撃つ可能性があるという。やりたければ、やらせれば良いと思うが、上手くグアムまで届くかどうか。


北、テポドン発射準備か…米から通告、防衛省警戒態勢
テロ支援国家指定解除延期の報復?

 北朝鮮が、長距離弾道ミサイル「テポドン」の発射準備とみられる動きをしていることが6日、分かった。米国がテロ支援国家指定解除の手続きを延期したことなどへの報復行動とみられ、米国側から日本政府に通告があったという。防衛省は警戒態勢を取っている。北が自国の要求をゴリ押しするため、常套手段である「瀬戸際外交」を展開してきたようだ。

 政府関係者によると、北の発射基地周辺で、トレーラーなどが頻繁に移動していることが確認されたという。ミサイルが発射台に搭載されたか、液体燃料などの注入が始まったかなどは不明。米軍の偵察衛星などの情報とされる。

 北は2006年7月、北朝鮮北東部の咸鏡北道にある発射基地から、「テポドン2号」(射程距離3500-6000キロ)とされるミサイルの発射実験を行ったが、この時も、事前に発射基地周辺で多くの人や物資の移動が確認されている。

 この「テポドン2号」とされるミサイルは日本海に着弾したが、発射角度からハワイ周辺を標的としていたとされる。また、1998年8月に発射された「テポドン1号」(射程距離1600-2200キロ)は日本上空を越えて太平洋の三陸沖に着弾している。

 米政府は、北が今年6月に核計画の申告書を提出した後、テロ支援国家指定解除の手続きに入っていたが、北が検証作業への協力姿勢を示さないため解除を見送っている。

 これに対し、北は先月半ば、寧辺の実験用黒鉛減速炉の無能力化作業を中断すると国際原子力機関(IAEA)に通告。また、日本にも4日夜、「新政権の北朝鮮政策を見極める」との理由で、拉致問題に関する調査委員会の立ち上げを延期すると通告している。

 政府関係者は「北は今月9日、建国60周年を迎え、多様な記念行事が開催される。現在、日本の朝鮮総連幹部も軒並み訪朝している。『記念行事の一環』という建前で、膠着状態にある米朝、日朝関係を揺さぶりをかけるため、テポドンを発射することは十分あり得る」と語っている。(ZAKZAK 2008/09/06)
http://www.zakzak.co.jp/top/200809/t2008090602_all.html

(追記:9月8日)

 金正日総書記の持病悪化に関する「大紀元」推測記事を載せておきます。

中国医者北朝鮮入り、金正日重病説浮上=韓国メディア

 【大紀元日本9月8日】金正日総書記の病気を治療するため、中国の医者が9月始め頃、北朝鮮に入りいまも留まっているという。韓国諜報機関の関係者からの情報として、韓国メディアが報じた。

 66歳の金正日総書記は8月14日の閲兵式を視察した以降、公の場に出ていない。持病が悪化した説が浮上している。

 韓国メディアによると、6月から8月の間に、同総書記は40回も公に姿をみせたが、ここにきて3週間以上姿を消した。慢性心臓病と糖尿病を患っていると伝えられ、過去では中国訪問の際に北京市の病院で検査を受けたという。

 注目されるのは、9月9日の北朝鮮建国60周年の記念式典に出席するかどうかだ。

 昨年5月には、同総書記が心臓手術を受けた説も流れていた。そのときにも約1ヶ月間公の場に姿を見せなかった。また、友好国の中国の五輪式典にも参加しなかった。

 昨年10月の南北首脳会談の際、同総書記は「健康に問題はない」と話していた。

(翻訳・叶子)
(08/09/08 05:33)
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