陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

麻生首相は、竹島問題に目をつぶるのか

2009-01-11 22:39:23 | 朝鮮半島
 麻生首相が1月11日(日)から首脳会談のため韓国を訪問中だ。経済問題を話し合うのを目的にして、李明博大統領から招かれたようだが、麻生首相の行動にかなり疑問を覚える。

 まず第一に、竹島問題を封じて訪韓していることだ。李明博大統領による招聘なら、「竹島問題をきちんとしましょう」と訪韓前に伝えるべきであった。それは出来ないと韓国側が言うなら、国会予算審議で揉めていることもあるし、首相は訪韓を丁重に断ればよい。

 韓国経済は、危機的状況にある。何とか日本から多額の金融援助を受けたいのだ。それが分かっていながら、理不尽な韓国による竹島不法占拠を首脳会談で不問にする。このブログでも、国土防衛の観点から海上自衛隊によって竹島を武力開放するよう提案してきた。しかし、歴代内閣は韓国に怯えてそれをしなかった。

 今が良いチャンスである。私は、合理的な援助協力を約束する前に竹島から韓国沿岸警備隊を撤収させ、日本の権益を確保すべきと思う。最低でも、国際司法裁判所に両国が揃って提訴することを認めさせる必要がある。

 第二に、1998年の韓国経済危機で日本が同国に貸した金、100億ドル(=9000億円)は返済されていない。これを何時返却させるのか、見通しを明確にすべきだ。

 第三に、反日教育や慰安婦の言い掛かりについて、明確に停止を求めることが大事。それと、内政干渉を止めさせて、首相の靖国参拝に口を出さぬよう要求して当然と思う。

 「新時代共同研究」など外交のやることではない。それは、学者に任せておけば良い。外交は、竹島問題、対馬問題、在日問題をきちんとやるべきである。

「新時代共同研究」始動で合意へ=12日に日韓首脳会談

 【ソウル11日時事】韓国訪問中の麻生太郎首相は12日午前、青瓦台(大統領府)で李明博大統領との日韓首脳会談に臨む。両首脳は、政治や経済などの国際的課題を日韓両国の専門家が共同で検討する「日韓新時代共同研究プロジェクト」を近く始動させることで合意する見通し。また、首相は「シャトル首脳外交」の一環として、大統領の年内訪日を要請する考えだ。

 同プロジェクトは昨年4月、当時の福田康夫首相と李大統領が設置で合意。しかしその後、日本の新学習指導要領解説書に竹島(韓国名・独島)が明記されたことに韓国側が反発し、発足が先送りされていた。具体的な検討テーマは今後、両国間で調整する。

 首脳会談ではまた、両国が国際的な金融危機に連携して対応することを確認。アジア各国が「開かれた成長センター」として世界経済に貢献すべきだとの認識を共有する見通しだ。

 北朝鮮問題に関しては、首相はオバマ米政権が今月発足することを踏まえ、日米韓3カ国が緊密に連携する必要性を強調。拉致問題を「重大な人権侵害」と指摘した上で、韓国側の協力を求める。(了)
(2009/01/11-14:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2009011100065
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