陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

福田内閣の世論支持率

2007-09-29 15:25:07 | 国内政治:内閣
 福田康夫内閣が9月26日に発足し、マスコミの世論調査が何件か報道されている。各社により若干の違いはあるが、半数以上は福田内閣を支持している。不支持は3割程度。産経新聞の場合は

福田内閣支持率55.3% 本社・FNN合同世論調査
9月29日8時1分配信 産経新聞

 産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で26、27の両日実施した「政治に関する世論調査」で、26日に発足した福田康夫内閣の支持率は55・3%と、不支持の28・7%を大きく上回った。内閣発足直後の支持率としては、連立政権時代に入った細川護煕内閣以降、細川、小泉純一郎、安倍晋三、羽田孜、橋本龍太郎各内閣に次ぐ6番目。

 ただ、「福田政権はどれくらい続くか」には、52・9%が「次の衆院選前後まで」と回答した。衆院選を行うべき時期も「来年前半」(38・5%)が最も多く、「選挙管理内閣で長期政権にはならない」とみている人が多いようだ。

 政党支持率は自民党が前回調査(15、16両日実施)より3・4ポイント上昇して33・9%と、民主党の28・1%を5・8ポイント上回った。

                   ◇

 ■補給継続、過半数が賛成

 今回の合同世論調査では、海上自衛隊によるインド洋での補給活動継続に賛成する人が51・0%と半数を超え、反対の39・7%を大きく上回った。

 9月15、16両日に行った前回調査から、賛成は2・3ポイント増え、国連安全保障理事会による、日本を含むテロ掃討作戦参加国への謝意決議や、米国など計11カ国の駐日大使が発表した活動継続を求める声明など、国際社会の期待が高まり、国民の理解も深まったようだ。

 福田康夫首相は28日、この結果について、「だんだんと(国民の)理解が深まってきている気がするが、数字に自信を持ちすぎてはいけない。これからも丁寧に話して、多くの方々が安心していただけるように判断していきたい」と述べた。

 調査では、活動継続に賛成したのは無党派層の48・3%(反対41・8%)で、前回調査の賛成43・0%、反対45・9%から逆転。民主党支持層も前回調査から0・3ポイント増の33・1%が賛成(反対57・3%)となっている。

 政府は補給活動継続のための新法を提出する方針で、首相は「ここで活動をやめてしまえば、米国だけでなく欧州やアジアの関係する国々も失望する」と指摘。活動継続に反対する民主党は、米軍艦船などが海自から補給を受けた燃料をイラク作戦などへ転用した疑惑を追及する構えで、今後の国会論戦が世論に影響を与える可能性もある。

最終更新:9月29日8時1分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070929-00000052-san-pol


 安倍前内閣の殆どの閣僚を再任させているから、その性格は受け継いだとは言うものの、今後福田首相の媚中姿勢は益々強く現われるだろう。

 同じ産経新聞が実施した安倍改造内閣に対する世論調査(7月27日、28日実施)では、支持率38.0%(改造前22.0%)、不支持42.9%(改造前64.8%)であった。それと新内閣についての調査結果と比べると17.3%支持率が増え、不支持が14.2%減っている。それは、福田首相に対するご祝儀と「安心感」(?)からか。単純に考えると、この差14-17%が安倍前首相への正味の批判部分と言えるだろう。

 福田内閣は、拉致問題にも取り組むと言うし、海自のインド洋派遣は新法で考えるようだ。改憲については明言していないが、年金問題への対処は前内閣と同じ方針で、舛添厚労相が活躍する。と言うことは、新しい取り組みを殆どしないのだから、所詮選挙管理内閣に過ぎない。

 早速マスコミは、福田首相自身の政治資金不適切処理について報道を始めている。それらは浪人氏のブログでまとられているので、参考になる。福田首相登場で大活躍をした読売新聞までが、それに触れているのは面白い。


 この内閣、半年続くのか、衆議院の任期いっぱい(来年9月)まで続くのか分からないが、来るべき総選挙では国家経営の観点から自民党あるいは民主党の選択も併せてじっくりと考えて行こうと思っている。
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