新型インフルエンザでは無いようだが、只今香港の幼児・児童の間でインフルエンザが激しく流行しつつあり、香港政府は学級閉鎖に踏み切った。
<猛威>インフルエンザで児童3人が死亡、2週間の全面学校閉鎖へ―香港
3月13日12時58分配信 Record China
2008年3月13日、新華網によれば、香港特区政府は12日、インフルエンザの蔓延を防ぐため、3月13日から3月28日までの2週間、小学校、養護学校、幼稚園、保育園を学校閉鎖とすることを宣言した。
香港特区政府食物・衛生局の周一岳(ジョウ・イーユエ)局長によれば、政府関係部門の調査により、香港でのインフルエンザ患者が増加する兆しがあるとともに、そのピークが数週間先まで続くと予想されたことで、政府は学校閉鎖を決定。香港大学感染・伝染病センターの専門家は「学校閉鎖は妥当な選択だ」としている。
香港衛生予防センターの曽浩輝(ツン・ハオフイ)氏は12日、23例184人の児童がインフルエンザに感染、3人が死亡しており、香港医院管理局と協力して対応を進めていると発表。また、すでに亡くなった3歳の女児が感染したのはH3型、7歳の男児はH1甲型インフルエンザであることが判明し、SARSと鳥インフルエンザ感染の可能性が排除されたことを明らかにした。
現在、各地の救急病院を訪れる患者が通常と比べて6~10%増加しており、入院する割合も16%増加、小児科では67%増加しているという。香港医院管理局は12日、2000万香港ドル(約2億6000万円)を用意し、4月末まで緊急対策措置を実施すると発表している。(翻訳・編集/岡田)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080313-00000013-rcdc-cn
毎日新聞も、3月に入ってから80校でインフルエンザの流行が確認され、患者数は707人に達すると報道している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080313-00000121-mai-int
香港は、食材と水を隣接する広東省から受給しているし、人口密度が高いから感染症が起き易い。近くは、SARSの流行、古くは「香港風邪」(弱毒性インフルエンザ)の流行で有名だ。
大陸南部では、1月中旬に襲った大寒波の影響で鳥や動物が大量に死亡したので、気温が上がると疫病の発生が危惧されている。香港在住の日本人、そして香港出張をする人達はどうぞ気を付けて下さい。
一方、広州呼吸疾病研究所からは、次のような警告が出されている。気候が暖かくなっても、今年は各種インフルエンザへの警戒を続けなければならないだろう。
中国でインフルエンザ大流行の兆し 医療機関、対策不十分 変異を警戒
3月12日8時0分配信 産経新聞
【北京=矢板明夫】中国で感染症・呼吸疾病の権威として知られる広州呼吸疾病研究所の鐘南山所長が北京市内で記者会見し、中国の中南部を中心に今春、通常のインフルエンザが大流行する可能性があり、懸念されている高病原性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1)が突然変異して新型インフルエンザが発生する危険も高まっていると指摘した。中国の医療現場での対応は極めて不十分で、早急に対策を講じる必要があると強調した。
広東省選出の代表として開催中の全国人民代表大会(全人代=国会)に出席するため北京を訪れている鐘氏は10日に会見した。鐘氏によると、今年1月から広東、湖南省など中国の中南部を中心に記録的な大雪被害があった。これまでの経験では、気温が通常より極端に低い冬の後、今春のように急に暖かくなった場合、通常のインフルエンザが大流行することが多い。すでに広州や香港ではこの傾向が見られ、3月から6月にピークを迎える可能性があるという。
同時に、今年になってから広東省などでは、鳥インフルエンザのヒトへの感染例が確認されている。家禽への鳥インフルエンザ感染も12カ所に広がっているという。雪害で家禽の飼育環境が悪化したことが原因で、鳥への感染・発症が増えるとヒトへの感染の可能性も高まる。鳥インフルエンザの致死率は高く、流行すれば、2003年春の新型肺炎(SARS)の時より、もっと大きな被害が出るかもしれない、と鐘氏は警戒を呼びかけた。
また、鐘氏によれば、中国の医療現場での対応はまだ極めて不十分で、昨年末から今年初めにかけて中国国内で確認された鳥インフルエンザ感染の4例は、いずれも農村部貧困層の患者で、高い治療費を負担する能力はなく、発病してから数日がたち、呼吸困難の症状が出てから病院に運ばれている。治療が手遅れになっただけではなく、早期隔離などの措置をとっておらず、大流行する危険もあるという。
鐘氏はすでに、全人代の分科会を通じて、鳥と接触するなど鳥インフルエンザの可能性がある患者に対し、まず治療し、あとで費用を払うようにするとか、政府が資金援助するとかの対策に協力するよう全国の病院に求めたことを明らかにした。「広州市はすでに私の提案を受け入れているが、他の地域はどう対応するかはまだ不明だ」と鐘氏は話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080312-00000091-san-int
<猛威>インフルエンザで児童3人が死亡、2週間の全面学校閉鎖へ―香港
3月13日12時58分配信 Record China
2008年3月13日、新華網によれば、香港特区政府は12日、インフルエンザの蔓延を防ぐため、3月13日から3月28日までの2週間、小学校、養護学校、幼稚園、保育園を学校閉鎖とすることを宣言した。
香港特区政府食物・衛生局の周一岳(ジョウ・イーユエ)局長によれば、政府関係部門の調査により、香港でのインフルエンザ患者が増加する兆しがあるとともに、そのピークが数週間先まで続くと予想されたことで、政府は学校閉鎖を決定。香港大学感染・伝染病センターの専門家は「学校閉鎖は妥当な選択だ」としている。
香港衛生予防センターの曽浩輝(ツン・ハオフイ)氏は12日、23例184人の児童がインフルエンザに感染、3人が死亡しており、香港医院管理局と協力して対応を進めていると発表。また、すでに亡くなった3歳の女児が感染したのはH3型、7歳の男児はH1甲型インフルエンザであることが判明し、SARSと鳥インフルエンザ感染の可能性が排除されたことを明らかにした。
現在、各地の救急病院を訪れる患者が通常と比べて6~10%増加しており、入院する割合も16%増加、小児科では67%増加しているという。香港医院管理局は12日、2000万香港ドル(約2億6000万円)を用意し、4月末まで緊急対策措置を実施すると発表している。(翻訳・編集/岡田)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080313-00000013-rcdc-cn
毎日新聞も、3月に入ってから80校でインフルエンザの流行が確認され、患者数は707人に達すると報道している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080313-00000121-mai-int
香港は、食材と水を隣接する広東省から受給しているし、人口密度が高いから感染症が起き易い。近くは、SARSの流行、古くは「香港風邪」(弱毒性インフルエンザ)の流行で有名だ。
大陸南部では、1月中旬に襲った大寒波の影響で鳥や動物が大量に死亡したので、気温が上がると疫病の発生が危惧されている。香港在住の日本人、そして香港出張をする人達はどうぞ気を付けて下さい。
一方、広州呼吸疾病研究所からは、次のような警告が出されている。気候が暖かくなっても、今年は各種インフルエンザへの警戒を続けなければならないだろう。
中国でインフルエンザ大流行の兆し 医療機関、対策不十分 変異を警戒
3月12日8時0分配信 産経新聞
【北京=矢板明夫】中国で感染症・呼吸疾病の権威として知られる広州呼吸疾病研究所の鐘南山所長が北京市内で記者会見し、中国の中南部を中心に今春、通常のインフルエンザが大流行する可能性があり、懸念されている高病原性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1)が突然変異して新型インフルエンザが発生する危険も高まっていると指摘した。中国の医療現場での対応は極めて不十分で、早急に対策を講じる必要があると強調した。
広東省選出の代表として開催中の全国人民代表大会(全人代=国会)に出席するため北京を訪れている鐘氏は10日に会見した。鐘氏によると、今年1月から広東、湖南省など中国の中南部を中心に記録的な大雪被害があった。これまでの経験では、気温が通常より極端に低い冬の後、今春のように急に暖かくなった場合、通常のインフルエンザが大流行することが多い。すでに広州や香港ではこの傾向が見られ、3月から6月にピークを迎える可能性があるという。
同時に、今年になってから広東省などでは、鳥インフルエンザのヒトへの感染例が確認されている。家禽への鳥インフルエンザ感染も12カ所に広がっているという。雪害で家禽の飼育環境が悪化したことが原因で、鳥への感染・発症が増えるとヒトへの感染の可能性も高まる。鳥インフルエンザの致死率は高く、流行すれば、2003年春の新型肺炎(SARS)の時より、もっと大きな被害が出るかもしれない、と鐘氏は警戒を呼びかけた。
また、鐘氏によれば、中国の医療現場での対応はまだ極めて不十分で、昨年末から今年初めにかけて中国国内で確認された鳥インフルエンザ感染の4例は、いずれも農村部貧困層の患者で、高い治療費を負担する能力はなく、発病してから数日がたち、呼吸困難の症状が出てから病院に運ばれている。治療が手遅れになっただけではなく、早期隔離などの措置をとっておらず、大流行する危険もあるという。
鐘氏はすでに、全人代の分科会を通じて、鳥と接触するなど鳥インフルエンザの可能性がある患者に対し、まず治療し、あとで費用を払うようにするとか、政府が資金援助するとかの対策に協力するよう全国の病院に求めたことを明らかにした。「広州市はすでに私の提案を受け入れているが、他の地域はどう対応するかはまだ不明だ」と鐘氏は話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080312-00000091-san-int
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