陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

シナ大陸では事故処理や原因解明さえも曖昧になる

2011-07-26 08:51:20 | シナ・中共関係
 シナ高速鉄道の悲惨な事故であるが、正確な実態把握が進んでいない。死者は35人だと鉄道省が発表し、国営新華社通信は43人だと述べる。かなりの行方不明者もあるらしく、犠牲者数の発表が少なすぎるとネットで批判されている。

 驚いたことに、脱線して高架橋から転落した車両を碌に調べもせずパワーシャベルで打ち砕き、さっさと地面に埋めてしまった。故障原因を証拠に基いて調査するのが技術者の役目だが、そんなことはお構い無しで、中共政府の面子だけが先行している。「臭いものには蓋」をし、都合の悪いことは隠蔽するシナ人体質が露呈している。

 高速鉄道に付き物のATC(Automatic Trafic Control:自動列車制御装置)は作動しなかったのだろうか?雷で交通信号が損傷していたなら、経路上の全列車は動かなくなるはずだ。運転士が制御装置を遮断すれば個別に列車は動くが、中央制御装置はそれを阻止するように働く。事故状況証拠を保全せず、列車運転席部分を破壊し、穴を掘って埋めてしまうようでは、事故解明への意欲・熱意が感じられないのである。

 このままで推移すれば、更なる大事故が発生するかも知れぬ。安全・確実・迅速は、公共交通機関の金科玉条であることをシナ・中共政府に指摘しておきたい。


早くも運転再開! 別の車両の解体作業も開始
2011.7.25 12:51

 中国浙江省温州市で起きた高速鉄道の列車追突事故で、中国当局は25日までに高架橋から落下した追突車両の最前部を破壊し現場付近に埋めた。同日午前、落下した別の車両の解体作業も始めた。インターネット上では「事故原因の隠蔽ではないのか」との批判が高まった。

 新華社電によると、中国鉄道当局は25日午前、事故で不通となっていた同省寧波-温州間の営業運転を早くも再開した。

 現場では事故翌日の24日朝、落下した追突車両の最前部を油圧ショベルで破壊。同日夜の鉄道省の記者会見では埋めた措置を疑問視する質問が出た。25日朝も立ち入り禁止が続いており、現場に近づこうとすると警備担当者に止められた。高架橋の上からは残骸が取り除かれていた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110725/chn11072512520007-n1.htm


 台湾新幹線は、事故も無く高速運行が続けられている。今回の温州大事故を見て、台湾当局はATCの動作体制をマスコミに公開した。Asahi.com によると


「うちは日本製ですから」台湾新幹線、安全性を強調

 中国温州で起きた高速鉄道列車事故を受け、台湾高速鉄道(台湾新幹線)が25日、桃園駅近くの施設で一部メディアに対し、運行システムの説明会を開いた。

 技術担当者は「中国の事故はまだ原因不明だ」と直接の論評を控える一方、「我々は日本と同じシステムを使っている。あのような事故はありえない」と自信をみせた。

 台湾新幹線は2007年初めに開業。台北―左営(高雄)間345キロを最速96分で結ぶ。ピーク時は1時間に6本が走る。導入時に複雑な経緯をたどったため、独、仏製品が交じっているが、車両は700系新幹線をもとにした日本製、安全確保の中核となる自動列車制御装置(ATC)も日本製だ。

 この日は訓練用の模擬運転装置を使い、追突を防ぐ仕組みを解説した。最高速度の時速300キロで運転中、前方に止まったままの列車があるとの想定。警報が鳴りATCが作動、ブレーキがかかり1キロ手前で完全停止するまでの様子が公開された。
http://www.asahi.com/international/update/0725/TKY201107250623.html
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