Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

混み合う車内

2012年09月07日 | Weblog

           

今朝も武蔵野線が、人身事故でダイアが大幅に乱れている、という車内放送を乗
り換え駅・新松戸の手前で聞いた。

迷わず、いつものルートを変更して松戸で上野行きの快速に乗り換えた。松戸は
階段を降りたところが丁度グリーン車の位置で、みんなそこを避けて隣の車両に
殺到するものだからEdも乗り遅れそうになって、もうあふれそうになっている扉に
無理やり乗り込んだ。

Edが最後の一人かと思いきや、もう一人若い女性がEdの横から無理やりもぐり
こんできた。
その時右腕に何か温かくて弾力のある塊が押し付けられて、一瞬た
じろいだ。慌てて腕を上にあげたけれど思わぬ慶賀に浴してしまった(笑)。

最近は女性の訴えで、オジサンが無実の罪を着せられて警察にしょっ引かれる
ケースもあるそうだから、ジジイだって注意しなければならない。君子危うきに近
寄らずだ^^!

                                  

以前(もう少し若かった50代のころ)、帰りの電車内で痴漢を捕まえたことがある。

混んではいたけれど、身動きできないほどでもなく他人と肩が触れ合う程度なの
に、若い女性にピッタリへばり付くようにして、電車が揺れる度にますます覆いか
ぶさるので、その女性が泣きそうになって少しづつドア側に逃げようとしている。

暫く黙って見ていたが、その女性をEdの後ろ側に逃してやり、男の前に立ち塞
がって「お前、何やってんだ!」と怒鳴りつけてやった。(Edは結構正義漢なの
だった^^!)

「・・・何もしてない」と白を切る男の腕を取って、次の駅で降ろし「警察へ行こう」
と一緒に降りた女性にも声を掛けた。彼女も最初は「一緒に行く」と勇気を出した
ふうだったが途中で気が変わって「やっぱり、止めます」と言い、お礼だけ言って
離れて行ってしまった。

翌日、仕事仲間の英国人にその話をしたら、「イギリスだったら多分その男をぶ
ん殴ってチョンだな!」と云われてしまった。Edのやり方は手ぬるかったのだ、と
恥ずかしくなった^^!


               


人権侵害では?

2012年09月05日 | Weblog

 

残っている兄弟6人の上から二番目の兄が、この2月から入院したままである、と
他の兄弟から連絡があったのは一月ほど前だった。

早めに見舞いに行きたかったのだけれど、予定が詰まっていてなかなか都合が
つかなかった。昨日ようやく午後から会社を早退して病院へ行った。

川越の勤め先からは車で30分ほどの、志木にある「さくら記念病院」である。既に
見舞いに訪れた弟と姉から、凡その話は聞いていたが、一瞥して何とも怪しげな
病院ではある。

駐車場に車を停め、直ぐの入口から入ったが受付が見当たらない。向こうからくる
職員らしき人に尋ねたら、道路沿いの正面へ回ってくれと云う。受付で兄の病室を
訊いて3階へ上がった。

病室は二人部屋で、奥のベッドに殆ど動きのない年寄が寝ている。兄はEdを見て
すぐに弟だと認識はしたが名前が出てこない。名前を言って「分かるか?」と訊くと
大きく頷き「分るよ!」いう。こちらの質問にも真面に返事が出来るし、話すことも支
離滅裂というわけではない。ただ兄弟の名前などが思い出せなかったり、弟のEd
を自分の子供Aと取り違えて話したり、多少のボケはある。

しかし、先ず第一に驚いたのは、兄の着せられている囚人服のようなツナギと、そ
の服に縫い付けられている頑丈なベルト、そしてベルト両端はベッドに固定されて
しまって兄は半身が起こせるだけで全く自由が奪われているのだ!

ベルトを留めているボタンを外してやろうと」したが、磁石式のロックがかかっている
特殊な留め具で鍵がなければ外しようがないのだ。これでは虐待ではないか!

兄はしきりに自分の家に帰りたがって、すぐ近くだからEdと一緒に帰るという。
兄は
ベッド脇の内線電話を取ってナース・ルームを呼んだ。「弟が来ているので、話した
いことがある」というと「ハイ、今すぐ行きます」と返事だけはするけれど、来る様子が
ない。

2、3度同じことを繰り返したが看護婦はカラ返事だけで誰も姿を見せない。明らか
にボケ老人のたわ言として無視しているのだ。兄は「誰も真剣に俺の話を聴いてく
れない・・・お前が真剣に聴いてくれてうれしいよ」とボソッという。

Edはナース・ルームに行って大声で「誰か来なさい!」と怒鳴った。数人の看護婦
が吃驚して出てきた。「婦長か責任者を318号室へ寄越しなさい!」というと、呼ん
できますといって一人が慌てて部屋を出て行った。

それから5分ほどして、ようやく責任者(室長?)がやってきた。 Edはまず
「何故ベルトで縛り付けているの!これでは人権侵害ではないか!」
「・・・ご家族の同意を得ていますから・・・」
「そういう問題ではない!病院が人間の自由を奪うようなことは許されないぞ!」

「・・・いろいろ経緯がありまして・・当方では患者さんに事故など起きないよう24時
間お世話する必要が・・・」
「何をバカなことを!24時間世話しなくて済むよう縛り付けているクセに!」

「・・・・・・・・」
「とにかく、このベルトを外しなさい!」

Edの剣幕にたじろいだらしく、最初は何だかだ云って外そうとしなかったベルトの
胸のボタンを一つだけ外した。それだけでも兄の自由度は大きく変わった。

とんでもない病院である。どう見ても兄はもうロクなリハビリも受けていないせいか
筋肉が痩せてしまって徘徊も出来そうにないのにベッドに縛り付けておくなんて!
兄の自宅はすぐ近くなので、家人を呼びに行ったのだけれど生憎留守でEdは出
直すことにして引き上げた。

                                    

夜、兄嫁に電話して、すぐ自宅に引き取るように勧めた。しかし彼女は「今すぐと
いう訳には・・・」とノラリクラリ。もう既に半年もあんな状態で放っておきながら!
どうやら問題の本質は家族の冷淡さにあるようである。

これでは兄弟といえども、勝手に彼を退院させる訳にもいかず、ことは簡単では
ない。しつこく兄嫁と同居の子供を説得するしかない。

とんだ身内の恥さらしである。困ったもんだ・・・


 


88年後の日本

2012年09月04日 | Weblog

               

この十数年、新聞は日経を読んでいたが、三大新聞は云うに及ばずTVも、NHK
、民放を問わず、何だかどれもこれも画一的なニュースや論調ばかりで、権力に
牛耳られているように思えてならない。

新恭さんの「永田町異聞」植草一秀さんの「知られざる真実」で度々指摘されて
いるように、新聞もTVも国民の側に立った視点でニュースを報じていない。むしろ
権力に阿る(おもねる)報道しかしていないのだという、この方たちの意見にEdは
いたく共感している。

若いころは朝日をづっと採っていたけれど、あるとき綺麗ごとばっかり並べている
内容が鼻について止めた。暫く新聞のない生活を続けていたけれど、株を少し始
めたのを切っ掛けに日経を採り始めた。

けれども、最近は株も殆ど整理してしまい、新聞はTV欄があるから続けているよ
うなもので、考えてみりゃあバカバカしい・・・^^!

カミサンに「もう、新聞やめるぞ!」と云ったら、「TV欄がないと困る!」と反対され
た。仕方がない、三大新聞や経済新聞以外なら・・・と考えていたら「東京新聞」に
思い当った。たしか誰かに代金が一番安いと聞いた覚えがある。

という訳で、我が家では今月から東京新聞を採り始めた。TV欄さえあればよかっ
たから何も期待はしていなかったのだけれど、これが記事も見出しも案外良い。
朝日なんかより余程まともだ。このまま当分の間続けるつもりである。

                                   

つい先日、2100年の東京の人口が現在の凡そ半分になる、という推計の記事が
載った。1335万人から713万人へ、そして65才以上が全体の45.9%へとなる。
東京への一極集中で増えた人口が一気に高齢化するからだそうである。

日本の全人口も1億2千5百万人から5千万人に半減し、高齢者が40%を占める
であろうという。

欧州の先進各国に比べて、日本はこの狭い国土に1億2千万の人口は少々多す
ぎる、というのがEdの持論ではあるけれど、高齢者40%という人口構成比率は
ちょっと問題かもなあ・・・

             


秋の兆し

2012年09月02日 | Weblog

 
 
 

連日猛暑の8月も最終日となった昨日、Ed地方にもようやく僅かながら雨が降っ
た。雨量としてはお湿り程度ではあったが、風も吹いて少しは気温が下がった気
がする。

家の外壁の塗装も最期のタッチ・アップを残して終わったので、鬱陶しかった足場
が外されて部屋が明るくなり気分も清々した。夕方買出しから戻ってきたら、玄関
と勝手口の扉の内側の枠を残して塗装は全部終了していた。

今回の塗装屋さんは口コミ情報通り、仕事が丁寧で速く、雨樋の痛んだ部分の補
修なども序にやってくれた。職人さんたちは皆礼儀正しく、プロ意識に徹していて、
彼らの仕事は安心してみていられた。”当たり”である^^!

家の外側が綺麗になった分、中が余計古びて見えるようになった。ヤレ、ヤレ・・・

                                 

今朝は夏雲の湧き上がる雲間から青空が顔を覗かせ、黒と白の雲のコントラスト
が、いよいよ真夏も峠を越したかな・・・と思わせる。

稲は今年もたわわに実って黄金色に色づき始めた。早いところでは既に刈り取り
が済んで、白鷺や鳩が落穂や虫をついばんでいる。

毎年同じように繰り返される田圃での営みも、Edがここへ移り住んで24年、平和
で穏やかな田園風景はいつ見ても心和む。