Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

雑草

2014年09月27日 | Weblog

今週の日曜(21日)のBS日テレ・久米書店のゲストは、静岡大学大学院教授・
農学博士稲垣栄洋先生で、その著書「雑草は踏まれても諦めない・・・逆境を生
き抜くための成功戦略」について、だった。


                                           

世間一般には”雑草のように強く逞しく”とか、”雑草は人に踏まれても踏まれ
ても必ずまた起き上がってくる”などと、雑に扱われても直ぐ復活してくる”逞し
さの象徴”みたいに思われているけれど、話を聞いていてこれまでの雑草に
対する認識が一変した。


先生によると、雑草は生命力が強いと思われがちだが植物学的にはとても弱
いのだそうである。実は人間が現われる前、太古の地球では彼等の生息地じ
ゃ驚くほど少なかったらしい。雑草は人間が切り開いた土地に進出することで
大繁栄したのだという。


先生の研究によると、勝ち抜くのは強いものとは限らないそうで、10年、20年
と土の中で根を伸ばす雑草、臨機応変に伸びる方向を決める雑草、踏みにじ
られても足の裏に種子をくっつけて別の場所に根を下ろす雑草等々、どんな苛
酷な土地でも全力で生きる道端の雑草たちは、弱くても決して諦めない強かさ
が”逞しさ”につながることを示唆している、という。


                                        

政治や経済を見ていると、世の中は強者の理論で回っているように我々弱者
には思える。いくら反対しても批判しても弱者の声は強者には届かない。弱者
は空しく騒いでいるだけなのだけれど、雑草を見習って我々はもっと逞しくなら
なければならない。

雑草の如く決して諦めることなく、無い知恵を絞って逆境を撥ね退けて行こう・・
ね、御同輩^^!


          



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