Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

食糧

2013年10月29日 | Weblog

           

快適な秋は短く、もう朝晩はすっかり冷えてきた。ノラ猫・ミー親子はどうしている
のかな・・・
姿を見せなくなって一週間になる。

カミサンが仕事で家を留守にしていたから、人の気配がないことを敏感に嗅ぎと
っていたに違いない。子猫は可愛い盛りだったから何処かの家に”拉致”された
のではないか・・・とカミサンはいう。

ミーは賢そうな猫で、いつも子を大層注意深く見守っている。ノラが食べ物を手に
入れられるのは不規則だから、親は子に空腹を教えているのかも知れない。鳥
を捕まえるのが上手なので、飢えることはないだろうが、もう乳離れしかかってい
た子猫は今頃母親に食べ物をねだっているかも・・・

                                      

野生の生き物は食べ物探しに毎日必死である。田圃でサギを沢山見かけるけれ
ど、朝まだ暗いうちから餌を探し回っているらしく、ウォーキング中に思わぬ近くか
らび立つ大きなサギに出会って、こっちが驚く。野生の鳥は街灯の明かり程度で
も、見えているらしいことが分る。

肉食の動物が他の動物を襲って食べる記録映画のシーンは、一見残酷にみえる
けれど捕食する方だって、必ず捕まえられるわけではないから、必死なのである。
頂点の動物が食べ残した部分は、他の非力な動物たちが待っていて食べるから
野生の世界では
無駄になるところがない。

TVでよくグルメ番組をやっているけれど、先日獲れたてのイカやエビをその場で
捌いて食べるところを見ていたカミサンが、「・・・可哀そう・・」と一言漏らした。^^!

生きているのだから、魚だってエビだって捌かれるまえは必死に動き回る。まさし
く我々人間も、他の生き物の「命」を貰って生きている、というわけである。

唯「美味しい!」だけではなくて、他の命に感謝しつつ”食べ物”を無駄にしては
ならないと改めて思う。

                   



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