Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

原発事故は無かったことに・・・

2013年03月25日 | Weblog

・・・してもらっては困るのだ!

東京新聞はエライ!
継続して福島の原発廃炉に向けた動きを小まめに追って、今どうなっているのか
詳しく報じてくれている。
他の御用大新聞は何かあったときだけ、こちょこちょっと報道して、あとは知らん
ぷり。あいつら、政府におもねって、もう事故は収束したことにするつもりなんだろ
う。ふんっ!

                                    

週末、御用TV・NHKのニュースを観ていたら安倍首相が福島の農家を訪れ、
苦労して除染を行いようやくハウスのなかでカブの栽培をできるまでに漕ぎつけ
たが、消費者が買ってくれないという話を聞いて、風評被害の撲滅に全力を尽く
します、と偉そうに答えていた。

オイ、オイチョッと待ってくれ!政治屋はすぐ”風評被害”といって消費者を悪者
扱いするけれど、そもそも風評とは根も葉もない出鱈目なことをいうのであって、
福島の原発事故では、東電が半径200Km以上に亘って大量の放射能
チリを
ばら撒いたのは紛れもない事実ですよ!

姿形が見えない危険な放射能を消費者が恐れるのは極めて当たり前のことで
あって、折角作った農作物が売れないのは政府と東電の責任です。生産者の
損失は当然国と東電が補償すべき筋のものであって、それを”風評被害”など
と云って消費者に転化するのは筋違いというもの。

”風評被害を無くする”というなら、放射能で汚染された農地、森林、海、街、家
屋、その他すべてを完全に除染(出来っこないけど・・・)するということなんでしょ
うね。そうでなければ、一体どうやってあなた達のいう”風評”を無くすることが出
来るんでしょうか・・・

安倍さんは、まさか2年や3年で放射能が消えてなくなる、とか無害化するなん
て思ってるんじゃないでしょうね?
それとも、少しくらい放射能があったって、皆で食ってしまえば怖くないとでも?

本来国が責任をもってやることになっている除染は、遅々として捗らず、被害を
受けた人達に殆ど任せっきり。汚染で故郷を追われ、避難している人たちは未
だ30万人以上、国や東電は一体どうやって放射能汚染の問題を解決して行く
つもりなんでしょうか。

”風評被害”を無くする努力をする前に、自民党は出鱈目な原子力政策を推し
進めてきた過去を真摯に反省し、原発を廃止することこそ今国が求められて
いることですよ!

廃炉にする福島の原発4基だって、この先一体どうするつもりなんですかねえ。
ネズミで(?)冷却装置の電源は切られるは、汚染水は増える一方だし、廃炉
まであと何十年掛かるか分らないのに、その場凌ぎの設備ばかりで本当に大
丈夫なのか・・・?

戦後日本は、不都合なことは「全てなかったことにしてしまう」のが歴代為政者
の方針らしいから、いずれ原発事故も、放射能汚染もなかったことにしてしまう
積りなんでしょうが、誰~れも責任をとらないこの政治屋の体質は、”それでもお
前等は日本人か!”と、ついドヤしたくなる。

新たに発足した原子力規制委員会だって、活断層の調査資料はすべて電力会
社任せというではないか。名ばかりで骨抜きにされた規制委員会ではまたまた
原子力不安委員会だよ!

・・・ったく、もう!

      



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