Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

お彼岸

2010年09月20日 | Weblog

           

墓参りに行った。自分以外の兄弟は皆多摩近辺から離れずに住んでいるのだが、わが家だけ多摩から遠く離れて千葉県の北の外れに住み着いてしまったせいで余計気になるのか、春と秋の彼岸と正月の年3回は墓参を欠かさない。別に信心深いわけでもないのにおかしなものである。

私の生まれ育った家庭は絵に描いたような「貧乏人の子沢山」の環境だった。親父は自分がまだ小学生の時に早々とあの世に逝ってしまったから、戦後の物資の乏しい時代にお袋は年端も行かない小さい子供達を抱えて途方に暮れたことだろう。

その分、年長の兄弟達は年下の兄弟姉妹のため働かざるを得ず、高校、大学とも夜間にしか行かせて貰えなかった。我々年下の兄弟と比べて大いにワリを食ったことになる。そんな風に苦労を共にしてきた兄弟姉妹だったから、さぞかし今は仲が良いかと思いきや、まるで違って私の兄弟は皆テンデン・バラバラ仲の悪いこと夥しい。お袋が生きていたらさぞ嘆くことであろう^^!

そうした仲ではあるけれど、75歳になる長姉がここ数年身体の具合が悪いと云って年に一度の集まりにも顔を出さなくなってしまったので、墓参りを済ませた帰りに立ち寄ってみた。彼女は、歳をとるとなり易いらしい「腸の癒着」をおこして、長時間家を離れて出かけることが出来なくなったのだという。最近は近所へ買い物に出たり長い時間でなければ出かけることも出来るようになった。逢う前に電話で話した時は相当重症かと心配したが、それほどでもなくて良かった。

彼女の旦那つまり義兄は数年前に亡くなって、今は娘夫婦の家で孫たちに囲まれて住んでいる。多少健康に不満はあるものの普段の生活そのものは幸せそうだった。姉は身内に対しては、男のようなサッパリとして少々乱暴な口を利くが、姪っ子たちには人気があって慕われ、何かとややこしい相談を持ち込まれて、近頃では持て余し気味らしい。ま、相談を持ち掛けられればツイ親身になって聞いてしまう根が優しい性格だけに、これからもづ~ッと姪たちの相談事に煩わされるに違いない。

3時間ほどゆっくりしてから姉のところを辞したが、思ったより元気そうで一安心した。

            


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2 コメント

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こんばんは (みぃば)
2010-09-20 21:29:03
兄弟って仲がいいのか悪いのか?
自分も含めて、程々の距離がいいような?
でもお姉さま、お元気で何よりです。
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Unknown (Ed)
2010-09-21 09:26:50
姪(姉の長女)から嗤われてしまった。

「おじさんたちの兄弟は何か変だよ!昨日まで仲が良かったと思ってたら、あるとき急に口を利かなくなったり・・・ワケ分かんない!」

・・・はい、その通りです。スイマセン^^!

といった具合です(笑)
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