Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

電源3法を廃止して自然エネルギー開発を促進すべし

2012年07月01日 | Weblog

                  

原発に頼らないエネルギーを、という国民の強い意志を無視できなくなり、ようやく

自然エネルギーで発電した電力は電力会社が定額で買い取る、という仕組みが出
来た。

電力会社は、太陽光による電力は1Kw・h42円で、風力による電力は32円で全て
買い取る。買取りのコストは電力料金に上乗せされて、最終的には我々国民が負担
する。現時点では1ヶ月当たり一般的な家庭で70~140円程度と試算されているが、
将来もっと自然エネルギー発電が増えてくれば、負担はもっと増える。

それでも原発の危険を減らせるなら安いものである。
けれども、忘れてはならないことがある。

                                     

それは電源3法(電源開発促進税法、同対策特別会計法、発電用施設周辺地域整
備法)という”悪法”があって、既に我々は電力会社の発電1000Kw・h当たり435
円という”税金”を毎月の電気料金に上乗せされていることである。

日本は世界一高い電気代を払わされているが、電力会社が云うような「高品質で安
定した電気を供給するため」などという説明は嘘である。

電源3法の電源開発・促進という”うたい文句”に隠されて、国民が徴収される税金
は年間5000億円近い(2003年度予算で4,855億円)巨額に上り、原発立地の
地方自治体への交付金(迷惑料?)として莫大な額が支払われている


例えば、出力135万Kwの原発を4500億円かけて7年間で建設したと仮定して、
立地の自治体には運転開始10年前から、総額391億円、さらに運転開始後10年
間で総額502億円が支払われる計算だという(エネルギー庁試算)。

大体において、原発は都市部を離れた税収の乏しい地方自治体に建設されるから、
札束に目が眩んだ首長や住民は簡単に、危険と引き換えに原発建設に賛成してし
まう。今なお原発再稼働を心待ちにしているような愚かな首長や住民は、福島で現
実に故郷を追われてしまった16万人もの原発事故避難者を思い起こすべきだ。

原発がらみの豪華施設や交付金の大きさに、もう騙されてはならない。一端原発事
故が起きてしまったら、そんなものは跡形もなく吹っ飛ばされてしまう、ということを肝
に銘じて欲しいものだ。

                                   

莫大な金が集まるところ、必ず倫理観の欠如している政治屋と官僚達が「密」に群が
る。この税収から2003年度予算で1000億円を超える「核燃料サイクル機構」への
補助金が出資されている。

そもそも核燃料サイクルなどという実用化の見通しが殆ど立たない研究に、これほど
莫大な予算をつける必要がどこにあるのだろう・・・
どうせ、中国や北朝鮮の核に対抗するためには大量のプルトニウムを確保しておか
ねば、などという裏世界の狂気の沙汰があるからだろう。

困ったものだ。更にこの電源開発促進税から、関係のない宇宙航空研究開発機構
(JAXA)にも2003年度1739億円もの予算が付けられている。
・・・ったく、日本の政府、官僚は筋の通らないことを国民に諮りもせずに平気でやっ
てしまう、出鱈目国家だ!

野田内閣は東電の電気料金値上げ申請を検討する前に、電源3法の改廃を先ず
やるべきではないか。国民に負担ばかり強いるのはいい加減にしろ!


                  



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1 コメント

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安全な【 電力 】 !! (今村哲也)
2012-10-03 13:29:10
発電帆船は、帆船の左右両側に【 水車 】と【 発電機 】が取付けられていて、帆船が航行すると【 水車 】そして【 発電機 】が連動して回転する仕組みになっている。

危険な【 強風 】あるいは【 無風 】を避けて、安全な【 良風 】の海域を航行するだけで【 電力 】を生産することができる。

電力は【 バッテリー 】もしくは【 キャパシタ 】に蓄えておき、帰港したら市場で販売する。

【 風力発電 】や【 太陽光発電 】のような不安定性の無い電力として利用できる。

【 良風海域 】を次々と移動しながら発電てることから【 効率 】良く電力を生産できる。

当然、販売価格は【 安価 】になり【 ガス 】【 ガソリン 】【 灯油 】といった市場を奪うことになるだろう。

【 放射能汚染 】や【 大気汚染 】などとは無縁のエネルギーは【 輸出 】されるに違いない。

さらに【 産業空洞化 】や【 失業対策 】の一助にもなる。
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