維新の会協同代表の橋下大阪市長が、また何を画策しようと思ったか米国カリ
フォルニアを公式訪問しようとして断られた。(ハハハ・・・)
どうせ失墜した対外威信を詭弁を弄して回復しようとでも考えたに違いない。小
賢しいとはこういう人のことをいう。
個人で来るのは拒めないけれど、公式訪問とか表敬訪問は断ると州政府の担
当者からハッキリ文書で返事を貰ってしまったそうである。本人は例の従軍慰安
婦発言で、どれだけ世界各国から顰蹙をかっているのか、理解していないようで
ある。
これまで、報道する側の誤解だとか自分の真意が伝わっていない、などと弁解
にこれ努めていたけれど、先日の外国人記者を集めて行った会見でも、前言を
一部取り消したりしたが、自分の心得違いだったとか歴史認識が浅かった、とい
う真摯な反省の色は全く見えてこなかった。
記者たちはシッカリ橋下氏の人間性を見抜いていて、反省しているのではなく
て自己弁護が主目的で、何等注目に値する発言はなかったと手厳しい見方を
する記者が多かったらしい。好意的に”評価する”と述べた2、3人のコメントを
報じたのは御用メディアのNHKくらいのもの。アホらしい。
それだけの知性がない人間なのだ、と思えばそれまでなのだけれど、そういう
人間を市長に選んだ大阪市の有権者も、恥ずかし思いをしているのではない
だろうか・・・
米国にも日本同様、財界や権力者の中に反動的で国民を蔑ろにする人間も
多いと思う。TPP交渉で、米政府に寄せられている日本に対する事前の要望
内容を見ると、利己的且つ強引で手前勝手なものが多く、ヤな国だと思うとこ
ろもある。
けれども、世間一般に共有されている倫理、常識、知性に反するようなことは
許さない、許されないという良識が常に生きていて、羨ましい。民主主義の基
本が守られている証でもある。
日本には、残念ながらそういう”良識”が働く機会が損なわれていて、結果的
に”無い”に等しい。経済繁栄だけを金科玉条としている、お粗末な政治屋集
団に良識を求めても所詮はムダか・・・
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