Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

試練

2014年09月24日 | Weblog

 

3日続きの晴天に誘われて、23日(秋分の日)は昼から足腰をチョッと鍛錬すべく、
印旛沼サイクル・ロードへ出掛けた。


薄曇りと青空が交互に現れて、暑からず涼し過ぎず丁度良い具合である。家から
サイクリング・ロード入口までは凡そ5~6キロあり、国道を逸れる手前のコンビニ
でペットボトルの清涼飲料を買った。後から思うと虫のしらせだったか・・・


国道から1キロほど長門川に沿って走ると水門があり、その辺りから自転車専用
道路が始まる。専用道路に入って暫くするとラジコン・飛行機を飛ばしている草原
があり、大抵そこで一休みする。この日は飛行機ではなく、模型ヘリを飛ばしてい
た。


ヘリはラジコンでも操縦が難しいそうだが、見ていると皆上手にホバリングさせた
り、飛行機と同じように急上昇、背面、急降下そして着陸させている。あれは若し
かして、最近の自動でバランスが取れる構造になっているせいではないだろうか。
本物のヘリは、どう見てもあんなに身軽に反転したり、宙返りなどは出来ない。^^!


そこからさらに先を目指し、1キロほど走ったヘアピン・カーブを過ぎた辺りで、バチ
ンと音がして突然前輪が沈みハンドルを取られた。パンク?!

                                      


ペシャンコになった前輪タイヤを調べてみると、摩耗して劣化したタイヤの一部が
完全に破れている。枯れ草の固い茎でも踏んで刺さったのかも知れない。最悪で
ある・・・

先ず考えたことは、ここまで一体何キロくらい走ったのだろうか・・・そして歩いて帰
るには何時間かかるだろうか・・・ということ。


しかし躊躇していても仕方がない。とにかく覚悟を決めて自転車を押しながら歩き
だした。先を思うとウンザリするのだが、最初に目指したポイントは1キロほど先の
ラジコン飛行場。何処までも平坦だからその場所が見えてはいるれどなかなか近
付かない。タイヤがバルブの所でブレーキに擦れるらしく、周期的にシャーシャー
いう音とコトンという振動が伝わってくる。


額の汗が目に入り始めたのでチョッキを脱いでハンドルに引っかけ、ウェスト・ポー
チも外してサドルにぶら提げた。少しは身軽になったけれど大差ない。ようやくラジ
コンの広場に到着したので清涼飲料で喉を潤し一休み。まだまだ先は長い。次の
目標はさらに1キロほど先の水門まで、この自転車専用道路の終点である。


そうやって、次々先の目標を心の中で決めながら、殆ど休まず歩き続けた。多分8
~9キロはあった筈で、正味2時間強で家に戻り着いた。足が棒になるとはこうい
う時のこと。二日経った今でも脛の筋肉が張って歩くと痛い。


その晩カミサンに事の顛末を話したら、「大変なことや災難があった時は、天から
課せられた試練だと思って謙虚に耐えれば、人間は成長するものよ・・・ハハハ」
と笑われてしまった。


チェッ!他人事だよなあ・・・ 参った、参った