Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

別れのとき

2011年02月13日 | Weblog

                          

会社の後輩が最近になって急激な頭髪の後退に襲われ治療している。それまでフサフサしていた彼の髪は、ほんの僅かな間に真っ白になっただけでなく全体が透けて薄くなってしまった。あまりにも早い進行にさぞや驚いたり心配していることだろう。

Edは若くして髪が薄くなってしまったので、30代後半には既に禿げが明白になっていた。カミサンや子供たちからは面白がって「ぶっ壊れスダレみたい^^!」とか「近所の(禿げた)オトウサンと見間違えちゃった^^!」などとEdは散々からかわれて一緒に笑っていた。

20歳過ぎまでは髪が多かったのでいつも散髪のときは梳いてもらうほどだったのに、25、6歳になったある時床屋の兄さんにいわれた。

「お客さん、このまま放っておくと髪すっかり抜けちゃいますよ」
「え!ホント?」
合わせ鏡で頭頂部を見せられ、「なるほど・・・」と妙に納得はしたけれど、結構ショックだった(笑)

考えてみると思い当たるフシはあった。20歳を過ぎた頃から本など読みながら手で髪を梳くとイヤに沢山毛が抜けるので気にはなっていたのだが、まさか薄くなるほど抜けていたとは思わなかった。

油性の体質だったから、それからは髪だけは毎日洗うようにし、養毛剤などで手入れをしたけれど、その甲斐もなく”後退”は一向に止まらなかった。
禿げるのは遺伝らしく兄弟でも死ぬまでフサフサしてる奴もいれば、前頭部・頭頂部の髪が抜けて側頭部だけになってしまう2タイプがあり、残念ながらEdは後者だった。

30代~40代は体面を気にして、少ない髪を毎朝整えてからスプレーで固めて会社に出勤していた(笑)。50代でまたバイクに乗り始めたら、ヘルメットを着用するので髪はいつもぺしゃんこになってしまい、どうにも格好がつかない。会社の同僚からは「Edさんはヘルメット買わなくてもいいよ・・・だって最初から一つ被ってるもん^^!」なんてからかわれていたのも癪だった。

・・・で、ある時思い切って丸坊主にしてしまった。カミサンには「坊さんみたいで気持ち悪い」と大変な不評だったけれど、もう髪に気を使わなくて済むので自分ではけじめをつけたような気分でスッキリした。以来、散髪は電気バリカンで自分でやっている。それ以前から残り少なくなった髪は自分で散髪していたから、もう20年以上床屋の世話になっていない。・・・床屋殺しだ^^!

若いときは禿げ頭を気にしていたけれど、今はこの”エコ仕様”の坊主頭が大いに気に入っている。ハハハ・・・・

                         


空振り

2011年02月13日 | Weblog

           

「金、土と2日続きで東京にも雪が積もる」という気象庁の予報は、かすった程度で外れた。金曜日の午後は半ば期待して外を眺めていたけれど、氷雨と小雪がパラつくだけで夜になって薄っすら積もった屋根の雪が唯一残った。

三連休の初日は確定申告の準備を済ませ、読みかけの本を読んだり、TVを観て過ごしたが2日目も朝から低く垂れ込めた曇天で何もする気が起きない。家の掃除だけ軽く済ませてから、先日やり残した伸び放題になっていた西側の垣根を剪定した。途中から雨粒が大きくなってきたけれど途中で止めるのも癪なので、そのまま切るだけは切っておいた。片付けはまた後日でいいや!

午後はミカンを買いに近所の八百屋へ。いつもの三ケ日3Lを一箱購入。そろそろミカンも終わりに近いのか店頭に並べた箱も少なくなってきた。味も以前のものよりややボケた感じになってきた。ま、ビタミンC のサプリメントと思えばいいっか・・・
夕飯の支度までは未だ大分間がある(今週はカミサンが仕事なので三連休の夕飯は自分の当番なのだ^^!)。昨日は煮魚だったから、今日は久しぶりでスパゲティにしようか・・・

TVを点けたけれど、相変わらず面白くない番組ばっかりなので、録画しておいた「大聖堂」のNo.1を観た。原作はケン・フォレットのThe Pillars of the Earth.未だこの本は読んでいないので白紙の状態で映画を観た。初回は12世紀イギリスの貴族と教会の激しい権力争いの中、夢を抱いて生きる建築技師の苦難の道がはじまる。旧い中世のイギリスの生活がどのようなものであったか直接映像で観てしまうと、やはり印象が強烈で、本は忘れた頃に読まないと面白さが半減してしまうかもしれない。

最終日の日曜は朝から晴天。昨日の雨で濡れたベランダや縁側には薄っすら氷が張った。風が冷たいけれど遊歩道は散歩に気持ちよい。明日はまた下り坂らしいから今日は陽の光をたっぷり浴びておこう。