テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

語って楽しい《美女図鑑》!

2014-06-20 21:23:49 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うむむッ! けッせんはァ、じかいィにィ、もちこしィ!」
「がるる!ぐるるるがるるるるるる!」(←訳:虎です!大変ですイングランドが!)

 こんにちは、ネーさです。
 2014W杯、日本よりもピンチ!なのは2敗のイングランドじゃないかしら。
 生き残りと復活の秘策は……っと、いけない、
 拙ブログはサッカーじゃなくて(一応)読書のブログですよ。
 えへん、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



            ―― わが恋せし女優たち ――



 著者は逢坂剛(おうさか・ごう)さん・川本三郎(かわもと・さぶろう)さん、
 2014年3月に発行されました。

 ……えへん、おほん、
 読書のブログだぞ~と言っておきながら、
 実は先日の“2014W杯だれがいちばん美男か?”論を
 ちょっとばかり引きずっています。
 私ネーさの推すハンサムさんは伊のマルキージオさんで、

「テディちゃはァ、ねいまーるゥおにいさんッ!」
「ぐるるぐっるるるるがる!」(←訳:ボクはメッシさんがいい!)

 と、好みは人それぞれ、ですね。

 同じようなことを対談しながらやっちゃったのが、
 逢坂さんと川本さん。

 おふたりは、
 《この女優さんが好きなんだ♪》
 をテーマに、御本一冊分、みっちりと語り倒し、いえ、語りつくします。

   『オードーリー・ロングの写真なんてお宝ですよ』と逢坂さん。

   『ドーン・アダムス。好きでした』とは川本さんの言。

「ふァ? わきゃらないィでスゥ??」
「がるるるぐるぐるぅ!」(←訳:知らない名前だよぅ!)

 ええ、この御本には、余程のマニアさんでなければ知らないような、
 20世紀映画界の美女さんたちの名が
 雨後の筍のごとくノンストップで登場いたします。

 ダナ・ウィンターさん、アン・フランシスさん、
 ルシル・ブレイマーさん、
 エレオノーラ・ロッシ・ドラゴさん……

「ふわわァ!このひとォ、びじんッ!!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:超絶美女さんだ!)

 エレオノーラさん、美しいです!
 すごいわね、エリザベス・テイラーさんかと見間違えちゃう美貌!

「あッ、このひとはァ、しッってるでスゥ!」
「がるーぐるるるがる!」(←訳:スター女優さんたち!)

 イングリッド・バーグマンさん、ヘディ・ラマーさん、
 スーザン・ヘイワードさん、エヴァ・ガードナーさん……
 リタ・モレノさんもきれいだなぁ~♪♪
 知名度メジャーなハリウッド美女さんも、
 イタリアのグラマー美女さんもいいわよね。
 ソフィア・ローレンさんに、ジーナ・ロロブリジダさん♪

 御本に掲載されている写真はいずれもモノクロで、
 小さなサイズのものが多いんですけど、
 美女オーラは120%!

 
「ひとめぼれにィ~」
「ぐるる!」(←訳:御用心!)

 あのヒトいいよね~♪
 このヒトもすてきじゃん♪
 いやいや、こっちのこのヒトも……とお喋りするのは
 源氏物語の昔からの伝統です。

 
 さあ、美男が好き!美女が好き!なメンクイ諸氏も、
 このひとが好きです論戦にぜひ御参加を♪♪
 


 
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~ ただ一編を探して ~

2014-06-19 21:42:23 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 うわわわァ~んッ! すぺいんがァ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!まさかの敗退!)

 こんにちは、ネーさです。
 前回王者スペインさえグループリーグを勝ち抜けないとは、
 W杯って怖いわ……と、
 ぼ~っとしてる場合じゃありませんね。
 いざ、本日も読書タイムですよ~♪

  



 
              ―― 謎の部屋 ――



 編者は北村薫さん、2012年7月に発行されました。
 『謎のギャラリー THE MYSTERY GALLERY』と副題が付されています。

 先日は、北村薫さんのエッセイ集『書かずにはいられない』を御紹介いたしましたが……

「ふァいッ、テディちゃ、おぼえてまスよゥ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:北村さんは博識の人!)

 その『書かずにはいられない』本文中で
 北村さんが激賞していたのが
 『エリナーの肖像』という作品でした。
 作者は、マージャリー・アランさん。

「ふむむッ? きいたことォないィでス!」
「がるるぐるぐるる!」(←訳:未知の作家さんだ!)

 北村さんの激賞、とうより熱狂ぶりに、
 私ネーさの好奇心は募りました。
 どんな物語なんでしょう『エリナーの肖像』って?
 読んでみたい!読まなくちゃ!

 そうして、探してみましたら……
 ありました!
 北村さんによって編まれたアンソロジー『謎の部屋』、
 つまり、この御本に『アリナーの肖像』は収録されていますよ♪

「おおォ!やッたァ!」
「ぐっるるがるるぅるる!」(←訳:さっそく読んじゃおう!)

 ええ、もう、他の作品はスッ飛ばして、
 本文331ページ、『エリナーの肖像』に突進です!

 『エリナーの肖像』(原題:Portrait of Eleanor)とは――


   語り手の“私”は、新婚の御婦人です。
   夫婦そろって新居を探していたところに
   幼い頃からの友人マッジ・メイヒューが
   教えてくれたのです。

   ベルナール伯父さんが、
   彼の所有する由緒ある家《グラマーシー》の借り手を探している、と。

   エリザベス朝時代の建物《グラマーシー》。
   “私”と夫のビルは3週間後、
   その家の住人となりました。
   古いけれど申し分なく、美しい庭を持つ《グラマーシー》に
   不満はまったくありません。

   ただ、どことなく気に懸かるのは
   暖炉の上の、エリナー・メイヒューの肖像画。

   悲劇的な状況で亡くなったという彼女――エリナーの、
   その瞳が“私”に囁くのは、
   言葉にはできない或る秘密……。


「ひみつゥ、ッていうとォ~…」
「がるる?ぐるる?」(←訳:まさか?もしや?)

 結論から申し上げちゃいましょう。
 見事です!
 必死に探した甲斐はありました!
 現代日本屈指の作家&アンソロジスト北村さんが惚れこむ理由は
 作品を読めば分かります!

 さあ、活字マニアの皆さまも
 たった一作、たった一編のために、
 この御本を、ぜひ~!

「あのねッ、でもでスねッ」
「ぐるがるるるる!」(←訳:他の収録作品も!)
「おすすめでスよゥ~!」




 

 

 
 
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夢のコラボで、宇宙へふわり。

2014-06-18 21:35:07 | ミュゼ
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ずらたんッおにいさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるるがるるぐるる!」(←訳:虎です!ズラタンさんを観たい!)

 こんにちは、ネーさです。
 2014W杯、ネイマールさんやミュラーさんが活躍してますが、
 ああ、彼にもここにいて欲しかった!と思ってしまうのは、
 ズラタン・イブラヒモビッチさん
 (所属チームはパリ・サンジェルマン、国籍はスウェーデン)。
 ええ、御存知のように今大会にスウェーデンは出場していません……
 もしも出場してたらズラタンさんの雄姿が、と惜しまれます。

 
「むねんッ!」
「ぐる!」(←訳:残念!)

 次大会ではスウェーデンも!と期待しながら、
 さあ、本日は読書をお休みして、展覧会情報を、どうぞ~!

  



           ―― SPACE EXPO 宇宙博 2014 ――



 幕張メッセ(国際展示場10・11ホール)にて、
 会期は2014年7月19日~9月23日(会期中は無休)、
 『NASA・JAXAの挑戦 THE GREAT CHALLENGE OF NASA/JAXA』と題された企画展では、
 NASAを中心とした有人宇宙開発の歴史、
 JAXAによる宇宙開発の取り組みが一挙公開!

  

「かせいへェ、ゆこうッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:宇宙船で行こう!)

  

 先日ご紹介しました『女王と女神 メトロポリタン美術館古代エジプト展』と同様、
 この《宇宙博》でも、
 グッズとセットになったユニークな前売券が発売されていますよ♪

   『宇宙博限定カプセルフィギュアセット』(一般¥2.500)

   『《はやぶさ》リフレクターセット』(一般¥2.600)

 『カプセルフィギュアセット』の券は一万枚限定、
 他に、お得な『ファミリー2』『ファミリー3』等のチケットもあります♪
 チケットの発売場所などについては
 《宇宙博》公式HPを御覧くださいな。

「いッてみたいィぞォ、うちゅうゥすてーしょんッ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:広がるパノラマ!)

 宇宙好きさん、
 SF好きさん、
 星空大好きな天文マニアさんは
 今夏、お出掛け候補地にぜひ《宇宙博》を!




   では、オマケ画像も、ここでお披露目しましょう♪
   知人さんからいただいちゃったのは、
   
   『ドトールコーヒー』さんの《夕張メロンゼリー》!
   
   『ドトール』さんといえば珈琲……かと思ってたら
   果実のゼリーもあるんですね。
   「これはァ、おいしィ!」
   「ぐるるがるがる!」(←訳:果肉の美味再現!)
   まだまだ梅雨は続きますが、
   皆さまもそれぞれの大好物で、元気補給を~♪♪


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ゴロン♪ゴロロン♪と喉が鳴る。

2014-06-17 21:29:06 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 およよッ! ぽるとがるゥがッ!」
「がるる!ぐーるる!」(←訳:虎です!ガーナが!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日もW杯の報道がすごくて、つい見たり読んだりしちゃいましたけれど、
 ハーフタイムは、さあ、読書タイムで!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



          ―― 猫は神さまの贈り物 《小説編》 ――



 編者は山本容朗(やまもと・ようろう)さん、2014年5月に発行されました。
 1982年に刊行された『猫は神さまの贈り物』を改訂改題したこの御本は、
 題名から分かってしまいますよね……
 愛猫家さんのための、アンソロジー!

「にゃんこォ、でスかァ~」
「ぐぅーるぅーがっるるるる~…」(←訳:ミャーミャー言ってますか~…)

 ええ、表紙を捲れば、
 ミーミーニャーニャーと、
 鳴き声が聞こえてくる御本、なのですが。

 名編集者であったという、編者・山本さんの選球眼ならぬ選猫眼は、
 ちょこっと変わりダネのニャンコ・アンソロジーを
 誕生せしめました。

「かわりだねッ??」
「がるる?」(←訳:どこが?)

 御本に収録されている作品の飼い主、
 じゃなくて書き手さんたちは(収録順に)、

   森茉莉さん、吉行理恵さん、
   室生犀星さん、佐藤春夫さん、
   小松左京さん、梅崎春生さん、
   宮沢賢治さん、金井美恵子さん、
   星新一さん。

 宮沢賢治さんの『どんぐりと山猫』は有名ですよね。
 でも、他の作品は……けっこうマニアック!

「あッ、こまつさんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:星新一さんも!)

 ええ、小松さんと星さん、
 お二人の作品がこの御本の“異色”度合いを
 ググッと高めています。

 小松左京さん著『猫の首』は
 おそらく近未来を舞台にした物語――

 生まれてまだ一ヶ月の、可愛い仔猫。
 飼い主さん一家は仔猫を、
 近隣の目に触れぬよう、
 ミーという声も聞きつけられぬよう、
 大事に大事に……
 というより秘密裡に、こっそりと育てています。

「なぜェ、ひみつゥ?」
「がるぐっるる?」(←訳:なぜこっそり?)

 その理由が明かされるラストは、
 まさに小松さんらしさ全開!

 星新一さんの作品『ネコ』も、
 いかにも星さん!な極上の掌編です♪
 きっと、いえ、絶対、
 ニャンコ好きさんはこの作品にうっとりしちゃうと思うのよね~♪

「ますますゥ、にゃんこォ、すきになるゥ~!」
「ぐるるるがぅるるるぐるる!」(←訳:我が家のニャンコに頬擦り!)

 揺れるシッポのようにヒネくれた?変わりダネ系の猫アンソロジー、
 ニャンコを愛する活字マニアさんは必読ですよ♪

 なお、『猫は神さまの贈り物 エッセイ編』も刊行されていますので、
 そちらもぜひ一読を!



 
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米国版“おふくろの味”?

2014-06-16 21:34:42 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 世界のメディアはW杯報道一色!のようですが、
 ツール・ド・フランスだって近付いてきてるのよ♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やきゅうゥもォ、ばすけッともォ!」
「がるる!ぐるるがーるるるる!」(←訳:虎です!水泳もシーズンだよ!)

 それに、お料理も!
 シュラスコだけがお国自慢フードじゃないでしょ!ってことで、
 本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪♪

  



            ―― アメリカ郷土菓子 ――



 著者は原 亜樹子(はら・あきこ)さん、2014年4月に発行されました。
 『時代を超えて愛される、各地に伝わる普段着の味』と副題が付されています。

「やほほォ~いッ♪ おかしィ~♪」
「ぐるるがるる!」(←訳:いいね御菓子!)

 あら、カン違いしちゃダメですよ。
 アメリカのお菓子、といっても、
 M&M’Sのチョコレートや、オレオのクッキーじゃありません。

 著者・原さんの、米国の知人さん、ホストファミリーさんが
 《Comfort Food(コンフォート・フード)》と呼ぶ、
 『ノスタルジーを感じる癒しの味』、
 『普段着の食べもの』。

 お店で売ってる既製品のお菓子とは正反対の、
 ママやお祖母ちゃんが作ってくれたお菓子、のことですね。

「それもォ、おいしそうゥ!」
「がるがるっ!」(←訳:わくわくっ!)

 ヨーロッパからの移民さんたちが持ち込んだ料理方法と食材、
 北米大陸原産の食材が出会って、
 米国独特の《郷土菓子》は誕生しました。

 現代の日本に住む私たちも、
 ニューヨークチーズケーキやチョコレートブラウニー、
 パンプキンパイ、アップルパイくらいなら
 なんとなく分かりますが……

「ばたーみるくぱいィ!」
「ぐるるるーがーる!」(←訳:クレイジーケーキ!)
「とまとすーぷけーきィ!」
「がるるっるーぐぅるがーる!」(←訳:ケンタッキージャムケーキ!)

 となると、どんなお味やら、見当がつきません。

 けれど、
 例えばレイモンド・チャンドラーさんの作品の渋い探偵さん、
 レイ・ブラッドベリさんのSFに出て来る少年たち、
 エラリー・クイーンさんとそのパパの警視さんも、
 こういうお菓子を食べて育ってきたのだろうなぁ、と
 想像、いえ、妄想すると、
 微笑ましいような、
 親近感がグッと湧いてきちゃうような♪

「おうちにィつたわるゥ、おかしィ!」
「ぐるるる!」(←訳:マムの味!)

 お料理が得意な活字な方々は
 入手やや困難な材料にもメゲず
 (バターミルクやパンプキンピュレやモラセスや……)、
 レシピをもとに、ぜひお菓子作りの実践を♪

 そして、
 お菓子作りなんてさっぱり分からないよぅ~?という方々にも、
 この御本はおすすめです。
 著者・原さんが紹介してくださる
 アメリカのお菓子文化の話がとにかく面白いんですから!

「の~んびりィ、よみましょゥ!」
「ぐるるるがるる♪」(←訳:飲みもの片手に♪)

 では、勝った負けたの騒乱をしばし忘れ、
 楽しいお菓子の国へ、お出掛けくださいね。




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植物画の王国へ!

2014-06-15 21:39:55 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 W杯観戦で全力を使い果たした皆さま、お疲れさまでした!
 朝の英×伊戦から見始めちゃった私ネーさ、もうクタクタです~…。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ばろてりィおにいさんッ、つよしッ!」
「がるる!ぐるるるがーるーるる!」(←訳:虎です!どうしたルーニーさん!)

 決勝戦までの一ヶ月、この緊張と興奮は続くのかしら?
 では、その合間の息抜きとして、
 本日の読書タイムは、この美しい御本を、どうぞ~!

  



           ―― イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々 ――



 著者はスチュアート・デュラントさん、クリストファー・ミルズさん、大場秀章さん、
 2014年5月に発行されました。
 『The Royal Botanic Gardens,Kew English Garden Showcase of Flowers and Plans of the World』と
 英語題名を付されたこの御本は、
 2014年から2016年にかけて日本各地を巡回する、
 《イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々 展》の公式図録を書籍化したものです。

「わはァ~♪ てんらんかいィ~♪」
「ぐるるるるっ!」(←訳:行きたいねっ!)

 ところが、ですね、
 噂によるとその《イングリッシュ・ガーデン展》、
 東京を素通りしちゃうらしいのよ。

 
 つい先日までは、広島県の三次市というところで開催されていて、
 6月28日~8月24日は福島県の郡山市立美術館、
 その次は山口県へ巡回する予定なんですって。

「えェ~ッ、みたいィのにィ~~」
「がるるる?」(←訳:来ないの?)

 観たい!けど観れない!
 そんな方々のために、でしょうか。
 展覧会で公開される英国のキュー王立植物園所蔵の
 植物画と植物を題材にした装飾芸術が
 この御本の中で詳しく取り上げられています。

 16世紀、17世紀に制作された植物画。
 18世紀の植物画家たち。
 植物を求め、船出するプラントハンターたちと……

「あッ、このおじさんはッ!」
「ぐーるぅるがるる!」(←訳:ダーウィンさんだ!)

 19世紀に到って、キュー植物園は大きく発展します。
 大英博物館の傘下に組み込まれるのを
 断固として拒否!
 独自の路線を歩みつつ、
 世界の植物研究をリードしてゆく存在へ。

 その頃、商業デザイナーさんたちは
 “花のとりこ”状態でした。
 やがて、ウィリアム・モリスさんたちによって図案化された花々が、
 国境を超えて広まってゆく……。

 
「いまでもォ、だいにんきィ!」
「がるるるるるぐるる!」(←訳:インテリアに衣服に!)

 そして20世紀、21世紀。
 植物画は、写真に取って代わられることなく、なかなか元気!

「げんだいのォ、しょくぶつがもォ、きれいィでスゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:写真よりリアル!)

 展覧会が近所に巡回してくるまで待ちきれないわ!という御方、
 筋金入りのガーデンマニアさん、
 図鑑好きさんに、ぜひのおすすめですよ。

 華麗な図版が多数、
 しかも印刷の精度も発色も上々!の一冊を
 アート好きさんも、じっくり御覧くださいね♪



 

 
 
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女性像ばかりが、なぜ美しい?(付・明日を祈って!)

2014-06-14 21:31:03 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 さあ!明日14日は日本×コートジボワール決戦の日!
 あ、その前にはイングランド×イタリア戦もありますよ(日本時間7時開始)!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いのりよォ~、とどけッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!幸運あれ!)

 では、手に汗握る激戦までのヒマつぶしに、
 読書おサボりの本日は、
 アート情報など、どうぞ~♪

  



      ―― 女王と女神 メトロポリタン美術館古代エジプト展 ――



 東京・上野の東京地美術館の企画展示室にて、
 会期は2014年7月19日~9月23日(月曜休室、ただし7/21、9/45、9/22は開室し、7/22、9/16は閉室)、
 米国メトロポリタン美術館のエジプト・コレクションから、
 約200点が日本初公開されます。
 テーマは、“女性”!

「びじんさんだァ~♪」
「ぐるるるる~♪」(←訳:別嬪さんだ~♪)

 ↑上の画像は、
 『ハトシェプスト女王像の頭部』、
 ↓下の画像は――

  

 『セクメト女神像』、『イシス女神とアシュートのウプウアウト神の像』、
 『ハトホル女神の象徴がついた建物装飾』、
 いずれもメトが誇る名品なんですって!

「でもォ~、やぱりィ~…」
「がるるぐるるる!」(←訳:美女がいちばん!)

  

 そうですねえ、
 エジプトの古典美術って、なぜかしら、
 ああ美しい!
 きれいな御顔だわ!と思えるのは
 女性像なのよねえ、男性像よりも……。

「めんくいィさんはァ~あいにィ~ゆこうッ♪」
「ぐるがるるる!」(←訳:女王さまにね!)

 よし!逢いにゆくぞよ!という方々は、
 今回、次のような前売り券が発売されてるって御存知でしょうか?

  

 特別前売券の①は、

  ★『DEAN&DELUCA』オリジナルクッキー・セット

  300枚限定(一般のみ・税込¥2.500)のこちらは、
  メトと同じくNY発祥のセレクトショップ『ディーン&デルーカ』さんの
  オリジナルデコラティブクッキー(2種)と前売り券のセット!

 特別前売券の②は、

  ★展覧会オリジナルストラップ・セット

  『ハトシェプスト女王像の頭部』をモチーフにした限定ストラップ
  (イヤホンジャックつき)と
  前売券のセット(一般のみ、税込¥1.500)!

「くッきィー! すとらッぷゥ!」
「がるぐるるっ♪」(←訳:両方いいなっ♪)

 各チケットの発売期間は、5月19日~7月18日。
 発売場所は、展覧会公式サイト、またはハローダイヤルで御確認下さいね。

 なお、クッキーとチケットのセットは売切れ次第終了ですが、
 展覧会会場でも、
 一部内容を変更したオリジナルクッキー、
 オリジナルストラップを販売予定だそうです。

「ほかにもォ、かんれんいべんとォ、いィ~ッぱいィ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:お出掛けしてね!)




    では、と。恒例オマケ画像も、どうぞ~♪
   
    『カバヤ』さんの《果実のコラーゲングミ》、
    これが、お肌に利くんです♪
    「とくにィ、おいしィ~のはッ!」
    「がるるる!」(←訳:すもも味!)
    梅雨のジメジメ天気でお疲れの皆さま、
    そして地球の裏側の日本代表チームにも、
    ハッピーな休日となりますように!





  
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花と嵐の激動誌史!

2014-06-13 21:45:12 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やっぱりィ、ねいまーるゥおにいさんはァ、すごッ!」
「がるる!ぐっるるるぅ!」(←訳:虎です!持ってるねぇ!)

 こんにちは、ネーさです。
 プレッシャーもオウンゴールも跳ね返してのけたブラジルパワーに拍手!
 日本もかくあれ!と地球の裏側に念を送ったら、
 さあ、次は読書タイムです♪
 本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!

  



             ―― 銀座 Hanako 物語 ――



 著者は椎根 和(しいね・やまと)さん、2014年3月に発行されました。
 『バブルを駆けた雑誌の2000日』と副題がふされています。

「ふァいィ! にんきィざッしィ、でスねッ!」
「ぐーるるがるるる!」(←訳:ネーさも読んでる!)

 《週間読書人》2011年5月20日号~2013年3月22日号に連載された
 『銀座を変えた雑誌Hanako!』に加筆修正を加えて書籍化したこの御本の、
 著者・椎根さんは、
 1988年創刊の『Hanako』編集長さんでした――
 
 いわば、『Hanako』さんのお父さん!

「いだいなるゥ、ぱぱさんッ♪」
「がるるぐるるがるる――」(←訳:雑誌を生んで育てて――)
「ながァ~くゥ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:刊行し続ける!)

 現在と違い、
 まだ女性誌の種類がさほど多くなかった頃……
 ではありましたが、
 新しい雑誌の企画構想から始めて、
 誌面を創り、
 ファンを獲得して、
 息の長い《媒体/メディア》に育て上げる、
 というのは大変なことです。

 加えて、世は“バブル”などとのちに評される一種独特の時代。

 わさわさと落ち着きがなくて、
 でも何かが起こっている時代。

「そんなときにィ、うまれちゃッたッ!」
「がるる!」(←訳:新雑誌!)

 創刊の準備から、第一号の発刊。
 誌面を飾る特集、その影響力。

 そして、『Hanako』の成長と時を同じくするように、
 ファッション業界のありかたも
 変貌を遂げてゆく――

「りゅうこうがァ、たくさんッ、うまれましたッ♪」
「ぐるるがるるぅ!」(←訳:世界が変わるぅ!)

 『Hanako』のヘッドラインとなったのは、例えば、

 東京のウォーターフロント。
 憧れは、エルメス、シャネル。
 銀座の徹底ガイド。
 ホノルル、香港、シンガポール。
 デザートの新女王・ティラミス。

「わはァ! そういわれればァ!」
「がるぐるる!」(←訳:思い当たる!)

 とある雑誌が、とある国の、流行、経済を左右する。

 そんなことあるかなぁ?と首を傾げた方々は、
 先ず読んでみてくださいね、この御本!
 銀座の移り変わりについて興味をお持ちの活字マニアさんにも、
 おすすめの一冊です~♪

「いまもォ、げんきなァ、はなこさんッ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:これからも長寿で!)



 
 
 
 
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お屋敷に、入居熱望~!

2014-06-12 21:29:41 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いよいよォ、ねいまーるさんがッ!」
「がるる!ぐっるるるる!」(←訳:虎です!メッシさんが!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、いよいよ始まりますね2014W杯!
 はたして噂通りに“ネイマールさんの大会”になるのかしら?
 固唾を呑んで見守りながら、
 いやいや、読書タイムもしっかりと!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



           ―― MOE × ムーミン の公式ガイド ――



 著者はMOE編集部の皆さん、2014年4月に発行されました。
 トーベ・ヤンソンさんの生誕100周年となる今年は
 《ムーミン》シリーズとヤンソンさん関連の書籍が多数刊行されていて、
 拙ブログでも折にふれ御紹介しておりますけれど、
 この御本は《ムーミン》本の中でも
 最もヴィジュアル!

「さしえがァ、いッぱいィ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:さすがはMOE!)

 絵本専門誌『MOE』さんならではの、
 ヤンソンさんの挿絵作品を軸に据えた構成が、
 絵本好きにはとても楽しいんですよ♪

 《ムーミン》シリーズの物語の、
 モノクロの挿絵、
 カラー(水彩画)の挿絵……
 特に、本文46ページの、

 “タンペレ私立美術館『ムーミン谷博物館』所蔵品でたどるムーミン原画ギャラリー”

 これがいいんです!

「おどろおどろしいィ~…!」
「がぅっるぐるる!」(←訳:ちょっと不気味!)

 ヤンソンさんの眼には、
 ムーミン谷はこんな風に見えていたんだなぁ~…と、
 アニメーションの色調でしかムーミン谷を御存知ない方々は
 唸らされるかもしれませんね。

 不気味だけれど、美しい。
 ほの昏いけれど、どこからか光が射してくる。
 大胆な構図は、
 まるでオペラの名場面……!

「みればァ、みるほどォ!」
「ぐるがるる!」(←訳:傑作だよう!)

 ヤンソンさんの略伝、
 角野栄子さんとヤンソンさんの対談(1990年に収録)、
 フィンランド旅行記なども掲載されていて、
 しかも……

「おまけがァ、ついてるゥ~♪」
「がるぐるがる!」(←訳:工作モノだね!)

 2大とじこみ付録は、

   ムーミンママのバッグ型ノート

   ムーミン屋敷が作れるペーパークラフト

 って、どうしますか?
 手先が器用な御方は、作っちゃいますか、ムーミン屋敷?

「つくッたらァ~♪♪」
「ぐるるぅるる!」(←訳:住んじゃおう!)

 えーと、ムーミン屋敷は人間向きには設計されていないようですので、
 居住の可能性をお考えの活字マニアさんは
 熟慮の上、組み立て作業にお臨みくださいな。

 近々、初の長編アニメ作品が公開されるという、
 記念の年の《ムーミンMOOK》、
 ファンの皆さまは、ぜひ!

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絹の美、横顔の美。

2014-06-11 21:26:06 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうもぉ、びじんさんッ、とうじょうゥ~♪」
「がるる!ぐーるるがるるぐる!」(←訳:虎です!ネーさは面食いです!)

 こんにちは、
 ただいま御紹介にあずかりましたメンクイのネーさです。
 さあ、今日は面食い企画!
 じゃなくて読書をサボっての恒例アートタイムですよ。
 本日のおすすめ展覧会は、こちらで~す♪

  



            ―― 描かれたチャイナドレス ――



 東京都中央区のブリジストン美術館にて、
 会期は2014年4月26日~7月21日(月曜日休館、ただし7/7、7/14、祝日は開館)、
 『――藤島武二から梅原龍三郎まで』と副題が付されて企画展です。

「よこがおォびじんさんッ♪」
「ぐっるるるがるるるる!」(←訳:こっちにも美女さんが!)

 上の画像は、
 藤島武二さんの《女の横顔》(1926~27制作)。

 そして、下の画像には、

  

 安井曾太郎さんの《金蓉》(1934制作)が、見えますかしら?

「めいさくだァ!」
「がるるる!」(←訳:代表作だ!)

 ええ、美術の教科書に載っているような、
 安井さんの代表作ですね。

 大正時代、中国趣味は大流行したのだそうです。
 芥川龍之介さん、谷崎潤一郎さんたちは中国をテーマにした作品を書き、
 画家さんたちはチャイナドレスをまとった女性をモデルに
 絵画を制作しました。

 この展覧会では、
 1910年代から40年代にかけて
 日本の画家さんたちが描いた中国服の女性像30点が展示されます。
 同時代のチャイナドレス6点も展示されるので、
 日本の刺繍と中国の刺繍の違いも
 じ~っくりと観察してくださいな。

「そしてェ~、なんとッ!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:ドレス割引あり!)

 展覧会開催中にチャイナドレスもしくは中国服で来館した方々には
 チャイナドレス割引料金が適用されます~♪
 ちょっとお得な団体割引料金で入場できるのよ!

「ちゃいなァどれすゥ、もッてませんッ!」
「がるる~…!」(←訳:残念だ~…!)

 ドレスをお持ちでない方々も、
 名作の中の美女さんたちとのランデヴーを、ぜひ!





    はい、ここで本日のオマケ画像も~♪
   
    皆さま、御存知でしょうか?
    現在、NHK BSプレミアムで放送中のドラマ
    『植物男子 ベランダー』を!
    原作は以前に拙ブログでも御紹介しました
    いとうせいこうさん著『ボタニカル・ライフ 植物生活』。
    主演は田口トモロヲさん!
    「きゃッこいいィ~!!」
    「ぐるぅるがる!」(←訳:大ファンです!)
    ネーさ的には、2014年のBESTドラマがこの『ベランダー』です。
    毎週水曜日の午後11時15分~45分に放送してますから、
    さあ!観ちゃいましょう♪♪



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