「こんにちわァ、テディちゃでス!
むふゥ! しゅいィ、きィーぷゥ!なのでス!」
「がるる!ぐっるるる!」(←訳:虎です!勝ったもん!)
こんにちは、ネーさです。
昨夜もひとつ勝利を積み重ねたユヴェントス……
GKブッフォンさんの無失点記録もかかっています、
次も勝たねば!
というワケで、本日の読書タイムは、
フットボールに負けないくらい
元気でアグレッシヴなフィクション作品を、どうぞ~♪
―― 逆島断雄と進駐官養成高校の決闘 ――
著者は石田衣良(いしだ・いら)さん、2015年11月に発行されました。
『逆島断雄』は『さかしま・たつお』とお読みくださいね。
この御本の主人公さんが、
↑タツオくんなんですよ。
「ふむふむゥ、でもォ~…」
「ぐるるっるがるるる?」(←訳:進駐官って何ですか?)
進駐官とは何か、いえ、何者か。
それを説明する前に、まず申し上げておきますと、
SF小説のジャンルには、
“士官学校もの”とでも呼ぶべき作品があります。
最も有名なのは、
R・ハインラインさん著『宇宙の戦士』でしょうか。
ごく普通の少年が、
士官学校や軍学校での厳しい訓練と修養を経て、
凄惨な戦争の最前線で敵に立ち向かってもビクともしない、
一人前の兵士に育ってゆく――
そんな骨格の、
ときには、好戦的すぎる!と批判もされるスタイルが、
この物語には取り入れられています。
断雄ことタツオくんが入学したのは、
東島(とうとう)進駐官養成高校。
日乃元(ひのもと)皇国でも最優秀な学生が集う、
全寮制高校。
学校を無事に卒業できたなら、
進駐官という名の
“生涯エリート”を保証されたも同じ、なんです。
「ふァ~、えりィーとォ!」
「がるぐるるがるるる!」(←訳:国を動かす役人さん!)
政治、経済、軍事、文化、
それぞれの分野の進駐官がいて、
タツオくんは、
文化の進駐官になれたらいいな♪と考えていました。
けれど、タツオくんの生家が持つ或る事情が、
穏やかな人生設計を許しません。
入学して間もなく、
狙撃されたり――
「ひいいィッ!」
暗殺予告をされたり――
「ぐるるるがるっ!」(←訳:カンベンしてっ!)
一日一日が、生き延びるための闘いになっています。
闘うタツオくんを援けてくれるのは、
同班の3人、
菱川浄児くん=ジョージくん、
谷照貞=テルくん、
鳥居国芳=クニくん。
彼ら3人にも、タツオくんに劣らず、
複雑なバックグラウンドや鬱屈を抱えています。
そして、彼らの同級生たちも、同様に。
「みんなでェ、そつぎょうゥ!」
「がるるぐるぅ~…」(←訳:したいけどぉ~…)
さらに、
パラレルワールドSFの“士官学校もの”に、
著者・石田さんはストリートファイトの要素を加えました。
あ、これ以上お喋りしちゃうと
ネタバレになるのでやめておきますが、
御本の後半は――
「だめでス! すとォ~ッぷゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:秘密ヒミツ!)
生存、というタツオくんの闘い。
《池袋WGP》シリーズのファンの方々におすすめしたい
著者・石田さんの新挑戦、
SF好きさんにも、おすすめです。
スカイエマさんのキレキレなイラストも楽しみながら、
一読してみてくださいね~♪
むふゥ! しゅいィ、きィーぷゥ!なのでス!」
「がるる!ぐっるるる!」(←訳:虎です!勝ったもん!)
こんにちは、ネーさです。
昨夜もひとつ勝利を積み重ねたユヴェントス……
GKブッフォンさんの無失点記録もかかっています、
次も勝たねば!
というワケで、本日の読書タイムは、
フットボールに負けないくらい
元気でアグレッシヴなフィクション作品を、どうぞ~♪
―― 逆島断雄と進駐官養成高校の決闘 ――
著者は石田衣良(いしだ・いら)さん、2015年11月に発行されました。
『逆島断雄』は『さかしま・たつお』とお読みくださいね。
この御本の主人公さんが、
↑タツオくんなんですよ。
「ふむふむゥ、でもォ~…」
「ぐるるっるがるるる?」(←訳:進駐官って何ですか?)
進駐官とは何か、いえ、何者か。
それを説明する前に、まず申し上げておきますと、
SF小説のジャンルには、
“士官学校もの”とでも呼ぶべき作品があります。
最も有名なのは、
R・ハインラインさん著『宇宙の戦士』でしょうか。
ごく普通の少年が、
士官学校や軍学校での厳しい訓練と修養を経て、
凄惨な戦争の最前線で敵に立ち向かってもビクともしない、
一人前の兵士に育ってゆく――
そんな骨格の、
ときには、好戦的すぎる!と批判もされるスタイルが、
この物語には取り入れられています。
断雄ことタツオくんが入学したのは、
東島(とうとう)進駐官養成高校。
日乃元(ひのもと)皇国でも最優秀な学生が集う、
全寮制高校。
学校を無事に卒業できたなら、
進駐官という名の
“生涯エリート”を保証されたも同じ、なんです。
「ふァ~、えりィーとォ!」
「がるぐるるがるるる!」(←訳:国を動かす役人さん!)
政治、経済、軍事、文化、
それぞれの分野の進駐官がいて、
タツオくんは、
文化の進駐官になれたらいいな♪と考えていました。
けれど、タツオくんの生家が持つ或る事情が、
穏やかな人生設計を許しません。
入学して間もなく、
狙撃されたり――
「ひいいィッ!」
暗殺予告をされたり――
「ぐるるるがるっ!」(←訳:カンベンしてっ!)
一日一日が、生き延びるための闘いになっています。
闘うタツオくんを援けてくれるのは、
同班の3人、
菱川浄児くん=ジョージくん、
谷照貞=テルくん、
鳥居国芳=クニくん。
彼ら3人にも、タツオくんに劣らず、
複雑なバックグラウンドや鬱屈を抱えています。
そして、彼らの同級生たちも、同様に。
「みんなでェ、そつぎょうゥ!」
「がるるぐるぅ~…」(←訳:したいけどぉ~…)
さらに、
パラレルワールドSFの“士官学校もの”に、
著者・石田さんはストリートファイトの要素を加えました。
あ、これ以上お喋りしちゃうと
ネタバレになるのでやめておきますが、
御本の後半は――
「だめでス! すとォ~ッぷゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:秘密ヒミツ!)
生存、というタツオくんの闘い。
《池袋WGP》シリーズのファンの方々におすすめしたい
著者・石田さんの新挑戦、
SF好きさんにも、おすすめです。
スカイエマさんのキレキレなイラストも楽しみながら、
一読してみてくださいね~♪