キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

過去の日記その3 大楽器際

2016年12月13日 18時17分15秒 | 過去の日記

実は、ずっと前から楽器フェアの合間の年に小規模の楽器フェアが開催されていて、当時、行ったのは2004年の10月だった。場所は、池袋サンシャインシティ。イベントの一環で管楽器初心者体験教室というものがあり、それを目当てに出掛けた。

がしかし、日記にもあるように当日は台風が上陸して、外は物凄い嵐。なのに~、のこのこと出掛ける辺り、かなり「サックス吹きたい病」が悪化していた状況が伺えるー。
そして憧れのアルトサックスを吹くことになるのだけど。



「音が・・・出ない、よ。」 2004年10月9日 記

今日はすんごい台風22号にもめげず、わざわざ池袋のサンシャインまで大楽器祭を観に行ってきた。電車は多少遅れていたけどちゃんと動いていて一安心。土曜日でもあり台風の影響もあり電車も空いていて、行きも帰りも座れてラッキーだった。

午後1時に到着。いきなり入って左側のブースでギタリストの和田静男さんがモズライトを熱演していた。すっごく明るくて綺麗な音色だった。終わってから向かいの管楽器のブースへ行って、初心者対象のサックス体験教室なるものの整理券を頂いた。だけど整理番号が30番。私が受け取るとさっさとスタッフが受付を片付けていたのを見逃さなかった。(笑)で、それが1時30分からだったので、時間つぶしに奥のブースへ。それがヤマハだった。ちょうどサイレント楽器のデモ演をやっていた。ウッドベースとヴァイオリンとクラシックのサイレント楽器。ジャズ、、、というかフュージョンっぽいのをやはり熱演。とても良かった。

それから時間になったのでサックスのブースへ。始まり時間ギリギリでもうすでに人がたくさん集まっていた。さっそく整理券を渡してストラップを受けとる。一番前の席が空いていたのでそこの座る。(何事も積極性が大切!となぜか思った。笑)で、時間になってスタッフの方が生徒のひとりひとりにサックスを渡し、私も初めてサックスを手にする。それから司会兼先生の女性の方に言われるまま、構えて、、、そして、吹いた。すると、、、音が出ない。何度吹いても、、、音が出ない。(さすがに焦った。)周りの人はいっせいにぼぉー!と音を出しているのに私だけ無しのつぶて。(だんだん冷汗が出てきた。)

「音の出ない人、いますか~!」先生が言った。

手を上げたのは私ひとりだった。(笑)で、他にもスタッフの男の人とか飛んで来て、口の形を教えて貰ったり、マウスピースの状態やリードの状態を見てもらって、吹くも、、、やっぱり音が出ない。(さすがにちょっと絶望的な気分になりかけた。)
で、スタッフの方がサックスのベルに耳を向けて、「吹いて!」と言ってもどうも息が、、、。
そんなこんなで他の方々はどんどんと進み、いつのまにか”メリーさんの羊”を演奏していた。私はただひたすら息を吹き、、、と、最後になって(すでに20分位経過していた)ようやくちょっとだけ音が出た。で、思った。”あれっ、リードが振動した?”
そう、私はマウスピースとリードを噛みすぎて息を出す穴を塞いでいたのだ。
と、いうわけでまともに音の出ないサックス初体験は終了した。これではまるで15年前にドラムを始めた時と同じではないか!と思った。なにしろドラムも始める時、いろいろとトラブルがあり、なかなかちゃんと始められなかったから。

それからサックスの置いてあるブースでスタッフの方にサックスのメーカーの違いとか聞いて、(吹けないので、)手に持って一応触らせてもらって納得した。やっぱり国産のものが良い感じだった。
そして次にまたヤマハのブースに戻ってみたら今度はサイレントのバイオリンとオルガンがデモ演奏していたので見ることに。女性の弾くヴァイオリンっていいな、と思った。それが終わってから早速ヴァイオリン・コーナーへ。空いていたので弾いた。驚いたのはちゃんと音が出たことだった。サイレントなのでモニターはヘッドフォン。適当に押さえて弓で弾いてもちゃんと良い音がするのはさすがだと思った。ただひとつ問題が、、、。それはフレットレスだということ。フレットレスの宿命であるちゃんとドレミを弾くのが初心者には滅法むずかしい。音は出るけど音程が取れない。う~ん。
それから近くのベースのコーナーでヤマハの新製品の6弦ベースを弾く。15万くらいだったかなぁ。とても弾き易かった。ハイCの一弦はギターの6弦くらいの太さ。得意のドレミ(笑)を弾くとフレットを縦に移動しないで2オクターブ弾けてしまう。ただ私の場合、手が小さいのでローポジションが辛かった。でも練習すればどうにかなるような気も。うん、6弦もいいなぁ。
最後にローランドのブースでデモ演を観た。ドラムは木村万作さん、ギターが矢堀孝一さん、オルガンが大高清美さん、だった。なかなかハイテンションはフィージョンでひさしぶりに燃えた。(笑)木村さんのドラム、初めて観たけどカッコ良かった。もちろんエレドラな音だったけど。演奏中、ずっとタイムキープのためにH.Hを8分で踏んでいるのが印象的だった。(私、やったことないよ。^^;)
終わってからローランドのブースでエレドラのエントリーモデルを体験。適当に叩いて遊んだ。スタッフの方が親切でご自由に!って言っていたけど、元のコントローラーの使い方がよく分らず適当に切り上げた。悪くないけど、ジャズの練習には不向き。そんな印象だった。フィージョンやるにはいいかもしれないけど。
で、帰ろうと思って下の階に降りたらアコギのデモ演。それもブルースと聞いて行ってみた。高そうなアコギで心に馴染むようなマイナーブルースを熱演!思わず空いている席に座って心地よくなってしまった。
と、思ったらいつのまにか終わりの時間に。館内にでっかく”蛍の光”が流れ、アコギの先生も焦る。負けじと景気の良い曲を弾いてデモ演は終了した。午後6時だった。

そういえば、、、台風が、と思い、サンシャインを一歩出来たら、すっごい雨と風が!!吹き飛ばされながら駅に徒歩10分の旅。すっかり楽器だけでなく台風も体験する一日となった。

それにしても最初から音の出ないサックス、、、前途多難。これでほんとうに始められるのか?とりあえず楽器を買う金が無いと始まらないんだけど、ね。






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過去の日記その2

2016年12月13日 00時02分50秒 | 過去の日記

次の日記は、その例の熱中症になった次の日とその後の日記です。

とにかくドラム一筋!ジャズのセッションに通い続けた一年。
まさか、こんな形で終止符を打つとは思わなかった。
とはいっても本当はドラムをすぐにやめたわけじゃなかった。




「真冬よりたいへんな真夏のセッション」   2004年07月26日記


実は私、ジャズのセッションへの参加は真冬からでした。年も押し迫った師走。12月のちょうど真中辺りから。なぜそんな寒い時期に行きたくなったかは不明だけど、なんとなく年末で気持ちがウキウキしてしまい、なにか新しい事がやりたくなったのかも。ともあれ、そんな寒い時期だったにも関わらず意外とスムーズにセッションには行けた。

コート着てセーター着て行ってもどうにかなってしまい、お店の中でもセーターで叩いてちょうどいい感じだった。それから半年、いや8ヶ月が過ぎてもう今は真夏の気温。どうせ夏だし、Tシャツ1枚でどうにかなるだろうと思っていたけど甘かった。どこも冷房は利いているものの、実際に1曲叩く度にものすごい汗・汗・汗。おまけにセッションは時間が長いのでとてもドリンク一杯の水分補給で間に合うハズもなく、結局、脱水症状になった。道理で”真夏はお客さん少ないよ、”とハウスバンドのの人も言っていたわけだ。さすがに夏に強いはずの私もこの間、3度目の脱水症状になってすっかり体が弱ってしまった。気合入れても体が付いていかない。うん、歳だ。でもこのまま引き下がるわけにもいかないので、どうにかこうにか対策を練っていきたいと思う。なにしろ来月の夏本番にはドラム教室の合宿研修会もあるし、地元の夏祭りの野外ジャムセッションのイベントもあるし、やっぱ、やりたいよねぇ~!(笑)

今日はスタジオへ個人練習に行った。たった5分でも真夏の太陽は暑かった。とりあえずスタジオ内は冷房を利かせてドラムをガンガン叩いたら元気が出た。久々に8ビートとか16ビートのドラムバトル用のソロも叩いたけど、、、意外とハマッてしまって楽しかった。ついでに3拍子も。(笑)

それから家に帰っておかゆ食べて、練習のテープを子守り代わりに寝てしまった。そして起きたら夕方。うん、きのう死ぬような思いをしたわりにはぜんぜん進歩のない私。人間って安易だと思った。





「確かな感触」   2004年7月31日記


ようやく一週間にもおよぶ熱射病付属の脱水症状から回復。やっと人間らしい生活に戻ってこれた。ほんとたいへんな日々だった。話によると脱水症状は放っておくとまじ死に至るらしい。(怖い。)もう3度目になるけど今回ばかりは参った。最悪だった。

ところで元気になるや、きのう、急に髪の毛を染めたくなった。すでに茶パツに染めてから半年くらい経つので、すっかり色あせ新しい髪の毛も伸びてきてどうかな、と思っていたからか。で、ふと新色の毛染めが気に入ってピンクブラウンという色で染めてみた。そしたら思いのほか綺麗に赤紫に染まってしまい、参ってしまった。べつに悪い色じゃないけど、どうも自分の顔色に合わない気がして落ち着かない。(この状態の髪を見たい人、プロフィールの写真館に写真アップしました。爆)で、一日が経過。なんだか落ち着かないので、また今日は黒い色に染め直した。な~んだ、ふつうの色じゃん?そう思ったけど、気持ちは落ち着いた。(なんだか。笑)

体の具合は悪くても休みたくないのがドラムの個人練習。なんたってもう10日後はドラム教室の研修会。どうにかしてラストスパートかけてコンディションを調整した心境だった。そう、研修会はドラムを練習するところではないのだ。(じつは。)普段の練習の成果を発表するところ。そう私は参加して実感していた。で、今日もスタジオで2時間練習した。内容はすでに研修会モードなので、ジャズの曲の練習ではなくって、研修会で過去に使った譜面の復習をした。まるで受験の模擬試験みたいな感じだ。一応、今年もジャズの曲をやる、ということだけは先生から自前に聞いているのでやることに。なにしろ、常套句というか必ず出てくる基本フレーズがあるので、前もって練習しておくと当日をそれを必死に練習しなくて済む。その分、あまったエネルギーで先生とお茶を飲んだり話したり良いことができるわけだ。(笑)

久しぶりにマジにやった曲。たぶんジャズのセッションに参加する前が最後にやった練習なので8ヶ月ぶりくらいか。たしかに少し感覚的に忘れていたけど、逆にそれが良かったみたい。以前とはまったく違った叩き方になっていることに途中で気が付いた。そしてすごくスムーズに叩ける。これには驚いた。あれほどリズムが合わなかったジャズのコンピングのフレーズが楽々と叩ける。これは、、、やっぱ、ジャズのセッションに行ったおかげだと思った。そして確かに去年よりも数段、上手く叩ける自分を実感していた。これはヤバいです。(爆)
「確かな感触」ともいうべきものが自分の中に住んでいて、ドラムを叩いている感じがした。まるで別人に脱皮したみたいにドラムを叩く自分。やっぱ、ヤバいぃ。なぜならこれって、ほんとかどうかはっきりしないから。もしかしたら幻かもしれない。なにしろ誰もそれを見た人はいないのだから。ただのひとりよがりだったらどうしよう。そんな不安が過るよぎる。でもね、がんばりたい。せっかく復活した体力だから。

さすがの私も今週と来週はジャズのセッションを行くの、少し休もうかな、と。数減らして。やっぱ両方の練習は無理。というか、金ないし。すでに今週は体調を戻すために健康食品や栄養剤とかたくさん買って食べているので、そっちの方がセッションに行くより数段お金が掛かっている。うん病気はお金が掛かるもんなんだな、とつくづく。やっぱ健康が第一だよなぁ~!と。



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