キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

2009楽器フェアその3

2009年11月09日 19時32分23秒 | 楽器




つづきです。

それでで、楽器の試奏に関しては、アルトを8本、ソプラノを2本吹いた。
プリマのブースで、ヤナギサワ991と992、シルバーソニックのソプラノ。
シルバーソニックのソプラノに関しては、ソプラノを最近あまり吹いていないので、それだけで吹きなれていない感が、、。(汗)
さらにストレート管のストラップ無しは、、、辛い。5分くらい構えていたら両手が痛くなってきたので、吹くのを断念した。、、つうか、シルバーはやっぱり重いのかも??

ノナカのブースで、コーンのブラックラッカー、アンティグアのラッカー。
以前から興味のあったコーンを吹いてみたかった。けど、展示してあったアルトはブラックラッカーのモデル。
前にクランポンのブースで、シャドーの黒いのを吹いたのとは印象は違ったけど、似ている点といえば、息は入りやすいので一見吹き易く感じるけどそうでもなく、実際には感が共鳴していないと気付くこと。聴こえてくる音もちょっと遠鳴り。これはきっと抵抗の強い楽器だと感じた。
それからアンティグアの方だけど、初めて吹いてみた。
、、、って、すごーい吹きやすいというより鳴りやすい。おもちゃみたいに音が出るー。もちろんサックスの音、、。(笑)
うん、これはこれでいいような気がした。
聴こえてくる音も大きな音で、悪く言えば傍鳴りだけど、日々の練習や軽いセッションだったらイケる気がした。
それに息に対してシビアな反応はしないので、楽に吹ける楽器。これで壊れやすくなければ買っても良いと思った。

クロサワのブースで、ユニゾンのラッカー(一番安いモデル)、キャノンボールのラッカー。
そうそう~、実は、台湾製のユニゾン、気になっていたのです。噂ではかなり良いとか、、。
それでせっかくなので、買う立場で一番安いモデルを試奏~。先に吹いたアンティグアと同価格帯。
で、吹いた感想は、、、うーん、メーカーの細かな違いは感じるものの、、、音の出方は似ていた。つまり、意外と良い。
ちょっと音が軽いけど、比べるものが無ければ、、。
それで実は、キャノンボールのサックスって一度も吹いたことが無かった。
今回は絶対に吹いてみたいと思っていたけど、、。

で、吹いた感想~。

うん、実に良い。(笑)
こちらも20万円台の安めのラッカーのモデルだっけど、なぜか異常に吹き易く感じた。
それも他のメーカーとの大きな違いは、ピアニシモのような小さな音が自在に出るっ!!
そして音のダイナミクスを上下、ポルタメントみたいに上げたり下げたりしたときに、とにかくスムーズに音が繋がる。うん、これにはびっくり!(笑)
今まで自分では音量の上げ下げって苦手だと思っていたけど、この楽器だと自然にできてしまうので、ある意味、技術は金?と思ってしまったり~。(爆)
ただ、音量の上下だけで音楽をやるわけでないので、全体的な奏法のバランスを考えると、どうなのか結論が出なかった。
でも欲しいな。上手くなったら~。(爆)

ヤマハのブースで、82zと875EX。

最後にヤマハのブースで82zと875EXの吹き比べ。
前回も82zは吹いたことがあるけど、アンラッカーと違い、ラッカーのある82zは、他のメーカーのラッカーとあまり変わらない印象だった。もちろんキーが押さえやすく息を入れやすく、反応も管の鳴りも悪くないので、吹いていて楽しい。
なので、試奏とは名ばかり、、、つい普段の練習をしてみたり~。(笑)
それと875EXなんだけど、スタッフの方は、「これはクラシック用」と強調していたのが印象的。
でも吹いた印象、、、抵抗感がセルマーのシリーズ2に似ている。(爆)
つまり自分の吹いている楽器にも似ている抵抗感で、でも鳴りの感じはちょっと違う。たぶん、たしかにクラシックのような吹き方の方が楽器のポテンシャルが発揮されそうな印象~。だからジャズっぽい吹き方にすると音がなんとなくしょぼくなる感じも、、。(汗)

そんな感じで、一応、ストラップとマウスピース&リードのセットをアルトとソプラノで持って行って楽器を試奏した。
ただ、できればテナーも吹きたいので、次回までにはテナーのマウスピースセットも買っておこうと思った。

それからアルトをいろいろと吹いてみて、意外な発見があったといえば、、。

一年前、二年前には感じられた無かったのだけど、今回、どの楽器を吹いても吹きやすかったこと。
これは裏を返すと、自分自身の実力が少しばかりアップしたのではないかと前向きに考えることにした。
なぜなら以前は、楽器によってすごく吹きずらかったり、息が入れずらかったり鳴らせなかったりしたけど、今回はどの楽器を吹いてもすぐに自分の楽器として使えるのではないか?、、、と思わせたこと。
あと楽器の鳴りの違い、音色の違いが前よりも理解することができた。
そして遠鳴りする楽器の耳への聴こえ方、傍なりする楽器の反応具合、、、そういうものが少しだけ分かってきた。
、、、とはいっても主観が多いし、まだ自分も上達途中だし、これが全てとはいえないけど、少なくても、どのメーカーが特別良くて、どのメーカーが悪いとかは、そういう意見は無くなった。
できればいろんなメーカーの楽器、一本づつ欲しい~。(爆)
そんな感想だった。

ともかく楽しいイベントだった。
また今後も行きたいと思った。

おしまい。(笑)
コメント (4)
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2009楽器フェアその2

2009年11月09日 19時29分34秒 | 楽器
つづきです。



まず、、、全体的に管楽器のブースを見ながら、奥にあるヤマハのブースに行ったら、ちょうどサックス(82z)の手彫り彫刻実演をやっていたので、そこでしばらく回覧~。
ヤマハの職人さんが普段、ご自分の使っている工具で、普段のように楽器の彫刻をやっている所を実演。もちろん、私も彫刻している所はネットでビデオで見たことはあるけど、こうやって生で観てちょっと感動~。
楽器の下地は、ポスターカラーを吹きつけた目印だけで、あとはそれにハンドメイドの何種類かの彫刻刀を使って彫っていく。
観ていて思ったのは、数分彫ると彫刻刀の刃先の切れ味が落ちるのか、時折、砥石で研いでいたこと。
司会のお姉さんは、職人さんの事を「匠」と呼んでいたのが印象的だった。

それから同じヤマハのブースで、ちょっと憧れだったピッコロを試奏。
普段はあまりお目にかかれない楽器なので吹いてみたかった。
ところが、、。

あれ、音が、、。(汗)

ピッコロは、楽器が小さい分、音を出すのもピッチも難しいといわれてきたけど、、、たしかに、、。
一応、音は出たけど、どっかの祭囃子みたいにぴ~ひゃら~~!とか音が出なくて、ちゃんと音階が吹けない。まいった~。
こ、これはやはり10年以上早いのかな?
、、、と、思った矢先、すぐに隣に展示してあった、えらく値段の高いフルートを発見!
よく見ると、、、14金のフルート!!
で、お値段はどれも3百万以上に設定されていて、、、思わず息を呑む。
それらが4本ひな壇に並んでいて、どうしようかと思ったけど、ついで、、、ということで吹いてみることに。

それで14金の3百万のフルートなんだけど、持った感じは重くない。でも軽くもないので、ちょうど良い感じ。
吹いた感じは、、、凄い息は入れやすかった。でも、それ以上に音色、、、。まるでビロード、薄絹のような透き通った音色なんだけど、、、ここでふと思うのは、自分の吹く息。たぶん、今の自分の息では到底鳴らせないように感じたり、、。
つまり下手なへなちょこな息では管が動じないくらい、それくらいしっかりと作られた楽器という印象。これぞプロユースって感じなのかな?(笑)
もちろん下手でも自分の楽器として毎日吹いていれば慣れて、音も出せるようになるかもしれないけど、、、うーん、庶民の趣味で買う値段じゃないな、、、たぶん。
でも憧れます。(誰か買ってーーーっ!爆)
と、それでフルートはすっかりエネルギーを使い果たし、、、やっぱり吹きなれたサックスを吹こう!、、、ということで、今度はサックスがたくさん展示してあるブースへ。

それで回ったブースは、ノナカ、ヤナギサワ、クロサワ、他、一応、サックスの置いてあるブースをメインに。
そこでは小規模ながらプロのデモ演奏をやっていて、なぜか毎回、観ている宮崎隆睦さんや鈴木明男さん、佐藤達哉さん、そして初めて観た小林洋平さん、そしてなぜか並んで観てしまった小林香織さんっ!!(さすがにお客さん、多かった。笑)
で、小林香織さんは、ご自分のバンドのメンバーを2人(アコギとエレキベース)を従えて登場。メインのアルトがヤマハの82Zにラッカー、メタルのマウスピースというセッティングでオリジナル2曲、カバー一曲を熱演。その間に同じ82Zを吹き比べということで、アンラッカー、銀メッキ、ブラックラッカーの楽器を1分くらいづつ吹いていたけど、、、。うーん、たしかにアンラッカーが一番ジャズっぽい枯れた音色だった。でもご本人いわく、ブラックラッカーもジャズに向いていると仰っていた。
あと生で観る小林香織さん、とっても美しかった。美人のサックスプレイヤーっていいな~♪(自分は一生無理だけど。爆)

それとデモ演奏を少しづつ観ながら、やっぱり自分なりに良い演奏というより好みのプレイヤーは、宮崎隆睦さんだった。相変わらずヤナギサワのアルトとカーブドソプラノを吹いていたけど、とにかく音色が均一で綺麗。傍で聴いてもまるでCDみたいな音で、吹いている姿も姿勢が良くて好感が持てた。
カーブドソプラノも自分と同じメーカーとは思えないくらい良い音。(って、自分がちゃんと吹けてないだけ。涙)

それから(自分では、初だった、)イシモリ楽器のブース。
たくさんのウッドストーンの製品が展示してあって、目がくらむようだった。
もちろんアルトもたくさん展示してあったのに、、、つい試奏するチャンスを逃し、、、今回は見つめるだけだった。
その代わりというか、、、ちょっとだけランポーネというイタリアのメーカーのカーブドソプラノを吹かせて貰った。
と、、、そこでびっくりした事と、ちょっとした疑問が解消した。
それは、、、。

楽器を試奏する前、デモ演奏で、小林洋平さんが、そのランポーネのカーブドソプラノを演奏しているのを観て、なんで楽器を斜に構えて吹いているのか?と思ったから。
そしたら、実際に楽器を手にしてみると、、、なんとベルの向きがマウスピースの角度に対して斜、、、。(笑)
つまり両手の構える角度、マウスピースの角度を正面として捉えると、ベルの向きがちょっと斜めなので、それが観ている人から見ると楽器を斜に構えているように見えた。うーん、面白い。
それで実際に息を入れて吹いてみたけど、、、楽器の作り自体、自分のヤナギサワとキーの位置が少しづつ違うので、息を入れる角度が決まらず、、、音がなかなか出ない。(汗)
それでもなんとか息を入れて吹いてみたけど、、、うーん、凄い抵抗が強くて疲れてしまった。でも音は良いかも。

つづく。

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2009楽器フェアその1

2009年11月09日 12時46分12秒 | 楽器




先週の7日の土曜日。みなとみらいのパシフィコ横浜で行われている楽器イベント、「2009楽器フェア」に行ってきました。

もともと私は楽器フェアって好きなので、最近は毎年通っていたり~。(笑)
去年は、池袋サンシャインで大楽器祭という違う趣旨のイベントだったけど、基本的に主催者が同じみたいなので、自分にとっては同じようなもの。
ただ楽器フェアの方が楽器初心者対象ではなく、楽器経験者や企業向けだったりするので、その辺、少し違うような気もした。

それにしても楽器フェア自体は2年ぶりの開催。
2年前は開催初日に行ったけど、今年は開催3日目だったので、さらに土曜日なので少しは混んでいるかと思ったけど、それほど混んでいなかった。
あと前回に比べると、、、うーん、出展企業が少ないような、、。あの広いスペースが全部埋まっていない印象で、広く空いているスペースに椅子やテーブルを置いて休憩所を作っている印象を持ったのは私だけかな?(汗)

あと数年前まで無意味に並んでいた海外の小さな工房の出展が少ない。それと前回、どっかのマニアで不評だった某中国製の管楽器のブースが、、、無い。
その代わり、ネット上でも自分の周りでも割と評判の良い台湾の管楽器メーカーの展示が目立っていたような。(笑)

あとプロのデモ演奏も各ブースで地味に小刻みに短時間、開催され、私も少しづつその恩恵に与った。(笑)

ただ、自分が会場についたのは午後一時半くらいだったので、あまり全部のブースを観ることはできず、、、相変わらず未消化のままの回覧になってしまった。
、、、とはいっても、こういうイベントが大好きなので、すっかり舞い上がってしまい、、、すっかり糸の切れた凧のようにひたすら会場内をふらふら~と遊覧っ!!、、、結構、楽しんでしまった。(爆)

それで、まず会場について、真っ先に向かったのは、アウトレットモール。過去の経験で目ぼしいホントの意味でのアウトレット目玉商品はすでに完売済みと分かっていたので、軽く見ただけだったけど、それでも少しはまだ商品が残っていたみたいで、そこでは、もうひとつあると便利だと思っていたアクセサリー、折りたたみ式のアルトスタンド、セイコーのクロマチックチューナーを各千円で購入~。
それから楽譜のコーナーで、、、こちらも軽く回覧のつもりが、、、あっ!、、、あーーーっ!!!、、、な~んと、今回珍しくアメリカのジャズ教則本メーカーのATNの楽譜が新品で大量にあって、、。それがどれも半額半額ーっ!(爆)
普段からレッスンで使っているジャズコンセプションシリーズだけじゃなくて、他のシリーズもいろいろとあって、どれも本の値段が高くていつか買おうと思っていた本が多かったので、そこから何気に3冊ほど厳選して買ったり~。(って、ほんとはもっと欲しかった?笑)、、、で、でも、そんなに教本ばかりあっても練習しきれないし、、。
でも買った本は、どれもジャズのアドリヴの練習に使えるもので、CDも付いているので、これからはもっと練習が楽しくなる予感が、、。

それからいよいよ~、楽器フェア本会場に突入~。

つづく。

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