キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

2009楽器フェアその2

2009年11月09日 19時29分34秒 | 楽器
つづきです。



まず、、、全体的に管楽器のブースを見ながら、奥にあるヤマハのブースに行ったら、ちょうどサックス(82z)の手彫り彫刻実演をやっていたので、そこでしばらく回覧~。
ヤマハの職人さんが普段、ご自分の使っている工具で、普段のように楽器の彫刻をやっている所を実演。もちろん、私も彫刻している所はネットでビデオで見たことはあるけど、こうやって生で観てちょっと感動~。
楽器の下地は、ポスターカラーを吹きつけた目印だけで、あとはそれにハンドメイドの何種類かの彫刻刀を使って彫っていく。
観ていて思ったのは、数分彫ると彫刻刀の刃先の切れ味が落ちるのか、時折、砥石で研いでいたこと。
司会のお姉さんは、職人さんの事を「匠」と呼んでいたのが印象的だった。

それから同じヤマハのブースで、ちょっと憧れだったピッコロを試奏。
普段はあまりお目にかかれない楽器なので吹いてみたかった。
ところが、、。

あれ、音が、、。(汗)

ピッコロは、楽器が小さい分、音を出すのもピッチも難しいといわれてきたけど、、、たしかに、、。
一応、音は出たけど、どっかの祭囃子みたいにぴ~ひゃら~~!とか音が出なくて、ちゃんと音階が吹けない。まいった~。
こ、これはやはり10年以上早いのかな?
、、、と、思った矢先、すぐに隣に展示してあった、えらく値段の高いフルートを発見!
よく見ると、、、14金のフルート!!
で、お値段はどれも3百万以上に設定されていて、、、思わず息を呑む。
それらが4本ひな壇に並んでいて、どうしようかと思ったけど、ついで、、、ということで吹いてみることに。

それで14金の3百万のフルートなんだけど、持った感じは重くない。でも軽くもないので、ちょうど良い感じ。
吹いた感じは、、、凄い息は入れやすかった。でも、それ以上に音色、、、。まるでビロード、薄絹のような透き通った音色なんだけど、、、ここでふと思うのは、自分の吹く息。たぶん、今の自分の息では到底鳴らせないように感じたり、、。
つまり下手なへなちょこな息では管が動じないくらい、それくらいしっかりと作られた楽器という印象。これぞプロユースって感じなのかな?(笑)
もちろん下手でも自分の楽器として毎日吹いていれば慣れて、音も出せるようになるかもしれないけど、、、うーん、庶民の趣味で買う値段じゃないな、、、たぶん。
でも憧れます。(誰か買ってーーーっ!爆)
と、それでフルートはすっかりエネルギーを使い果たし、、、やっぱり吹きなれたサックスを吹こう!、、、ということで、今度はサックスがたくさん展示してあるブースへ。

それで回ったブースは、ノナカ、ヤナギサワ、クロサワ、他、一応、サックスの置いてあるブースをメインに。
そこでは小規模ながらプロのデモ演奏をやっていて、なぜか毎回、観ている宮崎隆睦さんや鈴木明男さん、佐藤達哉さん、そして初めて観た小林洋平さん、そしてなぜか並んで観てしまった小林香織さんっ!!(さすがにお客さん、多かった。笑)
で、小林香織さんは、ご自分のバンドのメンバーを2人(アコギとエレキベース)を従えて登場。メインのアルトがヤマハの82Zにラッカー、メタルのマウスピースというセッティングでオリジナル2曲、カバー一曲を熱演。その間に同じ82Zを吹き比べということで、アンラッカー、銀メッキ、ブラックラッカーの楽器を1分くらいづつ吹いていたけど、、、。うーん、たしかにアンラッカーが一番ジャズっぽい枯れた音色だった。でもご本人いわく、ブラックラッカーもジャズに向いていると仰っていた。
あと生で観る小林香織さん、とっても美しかった。美人のサックスプレイヤーっていいな~♪(自分は一生無理だけど。爆)

それとデモ演奏を少しづつ観ながら、やっぱり自分なりに良い演奏というより好みのプレイヤーは、宮崎隆睦さんだった。相変わらずヤナギサワのアルトとカーブドソプラノを吹いていたけど、とにかく音色が均一で綺麗。傍で聴いてもまるでCDみたいな音で、吹いている姿も姿勢が良くて好感が持てた。
カーブドソプラノも自分と同じメーカーとは思えないくらい良い音。(って、自分がちゃんと吹けてないだけ。涙)

それから(自分では、初だった、)イシモリ楽器のブース。
たくさんのウッドストーンの製品が展示してあって、目がくらむようだった。
もちろんアルトもたくさん展示してあったのに、、、つい試奏するチャンスを逃し、、、今回は見つめるだけだった。
その代わりというか、、、ちょっとだけランポーネというイタリアのメーカーのカーブドソプラノを吹かせて貰った。
と、、、そこでびっくりした事と、ちょっとした疑問が解消した。
それは、、、。

楽器を試奏する前、デモ演奏で、小林洋平さんが、そのランポーネのカーブドソプラノを演奏しているのを観て、なんで楽器を斜に構えて吹いているのか?と思ったから。
そしたら、実際に楽器を手にしてみると、、、なんとベルの向きがマウスピースの角度に対して斜、、、。(笑)
つまり両手の構える角度、マウスピースの角度を正面として捉えると、ベルの向きがちょっと斜めなので、それが観ている人から見ると楽器を斜に構えているように見えた。うーん、面白い。
それで実際に息を入れて吹いてみたけど、、、楽器の作り自体、自分のヤナギサワとキーの位置が少しづつ違うので、息を入れる角度が決まらず、、、音がなかなか出ない。(汗)
それでもなんとか息を入れて吹いてみたけど、、、うーん、凄い抵抗が強くて疲れてしまった。でも音は良いかも。

つづく。
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