ジェンダー学の講義、今学期はこれまでとかなり変わったことをやろうと思って、Feminismの次には、ジェンダーと愛・恋愛関係について講義してみた。
まずジェンダーと何かをわかってもらうために、ケーススタディーを用意した。
優秀な女子大学生が、大学で斡旋してくれたハイテク会社にインターンに行ったら、お茶汲みと掃除をさせられたという話。
感想を男女2名に聞いたら、奇しくも全く異なる感想。
女子学生2名は、「自分でもこういう仕事を与えられたら頑張ってやる、世界が広がると思う」みたいな好意的な感想。
男子学生2名は、「こんなのおかしい、もっと知識を支える仕事を与えるべきだ」。
↓小倉城、偶然昨日この近くの市場で大きな火事があったらしい
恋愛なんかより、女子学生が内面化しているジェンダーステレオタイプ、あるいは自分たちの能力を過小評価する問題を指摘しなければ・・・
優秀な学生が掃除させられて、「世界が広がる?」うーん。想定外だった。
恋愛については、愛とは他人に惹かれること、とか、親密な関係を構築すること、など教科書的な回答しかなかった。
ま、そんなものか、まだ1回生だし、恋愛とか、幻想を抱いているのかもしれない。