ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

カンボジアの若者にとってなぜジェンダー学を学ことが重要なのか

2022年04月14日 | カンボジアの子どもの権利


ジェンダー学の講義、今学期はとにかく面白いことをやって、できれば同じことを2−3回やって本にまとめたいかなという野望まで持っている。

若い人たちが、自分の恋愛や結婚、出産の決定や子育て、離婚などなどをどう捉えているのか、それをジェンダー的に分析するのはすごく面白いし、今年発見されたことは10年後には古くなっている気がする。
FEMINISMを教えても、目から鱗の学生もいるだろうが、「それって何ー」みたいな反応が多いのではないだろうか。
大体「19世紀」っていつか知らないのがカンボジア人大学生(19世紀にカンボジアで何があったかも知らない、本当に高校行ったんだろうか)

自分が学生の大学の講義で、学部生から大学院生まで一緒に勉強することになり、私が所属する学部はとても新しい学問なので、面白いことをやってる学生さんばかり(さらにみんな超優秀)。
でもランチを食べながら、「彼とは5ヶ月付き合ったから・・・3ヶ月付き合ったのとはやっぱり内容が違うよね・・・」みたいな会話をやってる女子たちをみて、みんな受験を勝ち抜いて大変な高校時代を送った人たちだうけれど、普通の学生だなと。理論とか真面目に学んでるけれど、やはり実戦のレベルにつなげないと、結局無駄な時間となってしまいかねない(何か学んだことが実践につながればほぼ全ての講義時間45時間無駄に過ごしてもいいんだけれどーいや、親御さんは怒るかな)

↓韓国料理屋で特別ランチの麺、もったりしてる


久しぶりに倫理学の本とかを読んで、平等っていう定義すらも難しいなと。
無差別的平等なのか。比例的平等なのか。ジェンダー的には比例的平等がまさに平等だからこそクォータ制とかも望まれるのだが。




カンボジアは今日から久しぶりのお正月休み、コロナもちょっと落ち着いたし、みんな楽しい正月を過ごせるといいな。