ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

カンボジアでは、都市部から戻った多くの若い人が農業に従事

2022年04月06日 | COVID 19の影響



農業関係の仕事を依頼され、PADDY RICEとはなんぞやという会話を家族が農業をしているアシスタントとしながら、コロナで農業にどう影響があるか、調べてもらった。

↓ディムサムを食べにお出かけ、上の子が頼んだのは春雨肉炒め


今では都市化も進んだカンボジア、人口の6割程度しか都市部に住んでいないのだが、3割は農業の従事している(専業なんだろうか、兼業なんだろうか・・・)
ただ、女性は38%で男性は33%の農業従事率なので、女性の方が農業に関わっている。

↓入学式の季節なので、スーツを着た子連れの親子が目立つ三宮


農業はGDPの24%程度で、そのうち半数以上は米の生産が占めている。カンボジアは、まさに米の生産国なのである。日本には輸入してないけど。

↓野菜がコリコリしてすっごく美味しい牛肉炒め、でも輸入なんだろうな・・・


Paddy riceとMilled Rice、いちいち輸出高を分けて記載するのは何故なんだろう。
27%は脱穀前の米で、7%は精米なのだが、感覚的には、精米は輸出先でやってもらった方が品質も良いのではないかと思うのだが。
でも米の輸出の半数は中国が買ってくれてるので、やはり中国は大事なパートナーなんだなと。

↓レストランからの眺め、三宮駅前はまた工夫した都市空間になってるらしい



今回色々調べていて分かったのは、コロナで都市部に出稼ぎに出ていた人たちが田舎に戻り、農業に従事するケースがとても多いこと。
実際アシスタントの兄弟もそうしてた。

↓チャーハンは、パサパサ米が美味しい、でもカンボジア産ではないのである


経験のあまりない農業者は、コロナの影響ではなく、気候変動のせいで水がなくて農業で苦労しているらしい。

実際にジェンダー視点からの「米市場調査」に出てもらうのは、正月後。
どこまで農業についての知識を増やせるかな。