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Brugge Style
何が起きても動じない?
すっかり日の落ちた午後5時。
ブラッセルからブルージュへ向かって高速を走っていると、車のCDプレイヤーから流れていた音楽が雑音になり、そしてぷっつり切れてしまった。
そういえば高速をまっすぐ走っているだけなのに、何台かの車が明らかにわたしに向かってクラクションを鳴らして行く...
「おかしい」と気が付いた時には、すでに車の前後のライトは切れ、方向指示器も付かない状態。
スピードの計器は120キロ以上出しているのにもかかわらず、ぐるぐると勢いよく回転したかと思うと、突然0に。アクション映画みた~い!
車の多い時間帯で、車線変更するのも恐怖、やっと路肩に駐車したら2度とエンジンはかからず、暖房も切れてしまった。
VTB/VABに救助の電話をするも、今度は携帯のバッテリーが切れそう!
レッカー車がやってきたのはそれから1時間半後だった。
近所のごく小さな田舎町の整備所に連れて行かれ、3時間足止めを食い、最終的にはミニカーのような車で80キロの道のりをブルージュへ。最後の最後でガソリンもなくなるし(笑)。
「何が起きても動じない」ことをモットーにしているわたしだが、世界の果てに一人ぼっちになった気分だった。日本だと街と街の間は市街地が続くのであまりそんな気持にもならないのだが...
でもまたこれでさらに少し動じなくなった。
あまり自分でなにもかも処理できる能力が身に付いてしまうと、王子様が(助けに)来てくれなくなるそうである。
それは寂しいわね(笑)。
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