goo

bilbao


マニュエル・イグナシオ・ガリンデス  保険衛生局


今回、旅行記が異常に長い...

友達との2人旅行、書きたいことがたくさんあって困る。


フランク・ゲイリーのグッゲンハイム美術館と、中谷芙二子の『霧の彫刻』。霧が消えかかっているが。
ビルバオの「バオ」は「霧」と言う意味だとか。


グッゲンハイム内部。 ゲイリーは「花」と呼んでいるそう。


ビルバオは北スペインのバスク地方にあり、かつては工業都市として繁栄したが、1980年代以降は衰退するばかりであった。

97年、捲土重来、起死回生をかけて、川沿いのドックのあった場所に、ビルバオ・グッゲンハイムが開館。
町おこしとしては投入された金額も、集められた人材も桁違い。

フランク・ゲイリーのグッゲンハイム美術館建築デザインには当初激しい反対もあったそうだ。
(ビルバオの芸術家の声を無視している、ジェントリフィケーションを助長する、文化的帝国主義、他)

が、観光客はうなぎ登り。
経費もわずか3年で回収でき、ビルバオだけでなくバスク文化全体の印象を向上させたなど、今では20世紀の最も優れた建築の一つとして愛されているという。


サンティアゴ・カラトラバ スビスリ橋


これを契機に「汚染された河川環境の改善、LRTや遊歩道、自転車道、公園の整備により、芸術・観光都市として再生した。世界界各地の「創造都市プロジェクト」中で最も成功した事例の一つとされている。」(Wikipediaより)。

世に言う「ビルバオ効果」である。


ノーマン・フォスター 地下鉄の駅


ビルバオ駅


現在は、かつての工業地区で荒んだ地区にはモダンな公私有施設が立ち、世界的に有名な建築家や芸術家の作品がひしめきあっている。

とはいえ、かつての街並みも健在で、「小マドリッド」という雰囲気もまたよい。
重工業でかつて栄えた、という雰囲気が染みついている。


ホアキン・ルコバ アリアーガ劇場


磯崎新 磯崎アテア(ゲート)



アスクナ・セントロア(以前はアルオンディガ・ビルバオ) 
リカルド・バスティダによって設計され、1909年にワイン貯蔵庫として開館。
現在はフィリップ・スタルクとティボ・マテューによって改装されたスポーツ・文化施設である。


フィリップ・スタルク アスクナ・セントロア内の市民プール。屋上にあって、下からプールの底が眺められる。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« オイスター・... iberia »