もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

『合併しない」を選んだ熊本・益城町(ましきまち)

2009-06-21 22:06:03 | Weblog
 熊本の先輩Fさんから『合併市内を選んだ』~益城町民はこうしてふるさとを守った~という6月15日にできたばかりの本が贈られてきた。
 
 政令指定都市を目指す熊本市が、近隣の3町(益城町・植木町・城南町)と餌をぶら下げて合併を押しつけようとしたが、益城町の住民は4月12日の住民投票で"ノー”を選んだ。反対12、205票(有効投票数の6割)・賛成7、905票 4,300票の大差。
 こうして推進町長は12日後の24日、合併協からの離脱を表明することになった。

 表紙をめくると、地元紙「熊本日日新聞」の号外が。(平成21年4月12日 日曜日)
 『益城町「合併反対」が過半数』の大見出し。
 その横に万歳する反対派「ふるさと益城町を守る会」の人たちが写真の中で踊っている!
  
 報告の中では、住民投票までの草の根の運動の取り組みの様子がそれぞれに綴られ目に見えてくるようだ。一方Fさんは、財政面から数字をあげて鋭く切りこみ、問題を具体化する。
 えてしてこの類の報告ものは誇大になりがちで、飛ばし読みをしたくなるものだが、ワクワクしてくるのだ。

 それは、我々も2月から3月にかけて複数の団体と「合併反対」の一点で結ばれて取り組んだ活動と重なるからでもある。
 だから、共に喜べるのである。
 
 これから植木町(早だしスイカの町)と城南町で住民投票が行われるとのこと。それでこの本を急いだとFさんは話す。
 この二つの町も、ぜひ反対を勝ち取ってほしいものだ。
 そして、共に喜びたいのだ。