もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

「エコポイント」で考える人に

2009-06-20 16:47:23 | Weblog
 我が家の冷蔵庫は使い始めて10年以上たつ。(はっきり思い出せないくらい)
 
 それで最近、マスコミや新聞折込で毎日目にする「エコポイント」のついた「グリーン家電」を購入すると「電気代がお得になってCO2削減に貢献する」という宣伝につられて量販店を眺めて回ることが増えた。
 
 回る度に考える人となる
 政府が3千億円もの補正予算をつけて推進する「エコポイント制度」?
 大型の冷蔵庫やテレビのポイントは大きく、大型を買ったほうが得するような感じになる。
 
 でも、10年前とは違って子どもたちは出ていってしまって普段は二人暮し。
 冷蔵庫もテレビも大型はいらない。なのに、50型テレビだとリッチな気分になりそうだ
 などと、ついふらつく。
 
 そういえば4・5年前、冷蔵庫の電気代が安くなるという宣伝で買い替えを煽ったことがあった。あの時は途中から、測定方法が実態とかけ離れていることが明らかにされ問題になり消費電力を書いた張り紙が撤去されたことを思い出す。あの時とそっくりだ。

 もし大型家電を入れる人が増えると、省エネではなく消費量は確実に増える。
 消費電力が増えれば、毎日問題が起きている原発の増設やプルサーマルに再処理工場の稼動が強行される。やがてとてつもない環境破壊に見舞われ、末代までそのつけを残すことに。
 また、買い替えによる廃棄家電の処理によるプラス、マイナスも小生は分からない。
 
 政府は、家電だけではなく同じ理由で自動車にも補助を出すが、これらは税金であることを忘れてはならない。
 これらが必要でない人や購入できない低所得者には何の恩恵もない不公平な制度ということになる。休日の高速道割引と同じように。

 政府と大企業は、選挙と設けのために「お得」を国民の目先にちらつかせているのでは?
 ”眉につばばつけち、よ~と見極めていかんば 娑婆は渡られんとばい。”