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花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

桜 24

2012年04月19日 02時26分38秒 | 春夏の花
東山の大日堂から加茂川の半木の道あたりの桜を見下ろす。
写真は日曜のもので、この時でも遅めの桜が残っている状態だったが、その後も暑いくらいに暖かく、強い雨も降って、今日にはもうほとんどは散ってしまっている。



品種によってはこれから咲く桜もあるが、染井吉野は見納め。



今年は咲くのが遅く、散るのももう下旬に差し掛かった頃になったが、これからの春の花の展開は、この暖かさが続けば暦どおりに辻褄が合っていくのではないか。

花韮

2012年04月17日 01時03分03秒 | 春夏の花
名前はなにやら残念な感じだが、花は非常に綺麗な、ハナニラ。
一輪だけの画面でも、整った形の良さが際立って良いものだが、花は量で攻めるのが王道だ。

弱い光の下でのマットな質感の微妙な青系のグラデーションが渋く、美しい。

辛夷 2

2012年04月15日 00時19分54秒 | 春夏の花
この季節は特に足が早くて、また後で使おうと思って在庫にしていた写真があっという間にリアルタイム性の無いものになる。
そんな写真は、なかなか綺麗に咲いていたコブシ。
よく似て一回り大きい木蓮の花を毎年楽しみにしていて、そちらを優先しようとしていたが今年はタイミングが悪く、
なんだか盛り上がりに欠けているうちにこの写真も古くなった。



といっても、つい先週のもの。
私の気が早いだけでもあろうか、しかし実際の花が散ってしまうと、気持はもう先に行ってしまうものだ。

桜 23

2012年04月13日 01時00分27秒 | 春夏の花
サクラは御所の山桜。
ハナより前にハが出るから出っ歯の人を山桜と仇名する、というのは酷いセンスの話で。
染井吉野のスケール感は無いが、中間色の渋みを保ちつつの艶やかさはこの品種ならでは。

 

寄ると、葉の赤さがより目立ち、花が案外に目立たない。
しかし葉の造形もまた良い。

椿 20

2012年04月12日 01時26分56秒 | 春夏の花
ツバキで有名な法然院の参道の、溝に落ちて洗われる落ち椿一輪。
木漏れ日が当たって、補正しなくても色鮮やかな蛍光色。
上にもたくさん咲いていたが、こちらに目が引かれた。



もう一つ、これも哲学の道界隈の大豊神社の狛鼠。
五色の散り椿の名木がある神社だが、狛の鼠や猿や鳩とか、妙なものもある。
ネズミには、誰かがリボンのように頭に乗せた散り椿がよく似合っていた。


椿 19

2012年04月11日 00時50分54秒 | 春夏の花
ピンクの花の、遅い梅とツバキ。
ありそうで珍しい組み合わせ。
哲学の道の奥の、霊鑑寺の椿の時期の特別拝観にて。
道の表の桜も良いが、少し入り込んで喧騒が遠くなる辺りが落ち着いた雰囲気になって、花を見るのに具合が良い。



お寺の名物の銘木は別にあるが、花はタイミングによるのでその時に良かったものを見れば良い。

桜 21

2012年04月08日 01時06分03秒 | 春夏の花
いつの間にか桜が満開近い。
場所によってばらつきはあり、特にここはよく咲いている。私の好きな背割堤などはまだまだだ。

 

桜の花が風景の中にあると、なんでもない風景も立派な絵になる。



毎年のものではあるが、見飽きない良いものだ。

椿 18

2012年04月04日 01時10分17秒 | 春夏の花
咲く花もあれば散る花もあり、散る花にもまたあとから咲く花もある。
画面的には華やかで美しい。



ツバキには色々種類があるので、ちょうど散り椿の美しいものも、まだこれからのものもある。
この花に関しては春の心ものんびりしていて良い。

白木蓮 13

2012年04月03日 00時16分15秒 | 春夏の花
青空にハクモクレン。
花は微妙な咲きかけ加減だが、普段気付けない、幹のゴツゴツとした直線美が引き立てられている。



これはこれで実に格好いい。
しかしやはり豪華な満開を見たいものだ。
次の週末は時期的にどうか。早い木は花が終わっていそうだし、遅い木はまだこんなものだろうが、さて。

桜 20

2012年03月30日 01時06分43秒 | 春夏の花
桜といっても寒桜で、まあ綺麗に咲いた桜が良いものであることに間違いはないのだが、
これに見慣れると肝心の桜の花盛りの感動が薄れる困りものの桜だ。
その肝心の桜は、もう明後日から4月であるが、まだ少し先であるようだ。
それまではこういうのを横目で見ながら日を数えるのが風流というもの。

土佐水木 2

2012年03月27日 01時48分17秒 | 春夏の花
もう3月も終わろうというのになかなか春らしくならないが、春の花は咲き始めている。
このトサミズキは、同じく早春に黄色い花を咲かせる満作や山茱萸に比べると、
名の通り南国っぽい、生き物の気配の強い花だ。



単純に綺麗な姿ではないが、ムワッとした春の空気を思わせる雰囲気が今の季節には好ましい。