Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

エピソード7  家庭訪問

2023年11月10日 | デジタル写真
エピソード7  家庭訪問
同じ家庭訪問でも平地の学校に居た時とはまた違った大変さがありました。
その頃には車を持っていたのですが、車で行けるのは途中までで、途中の道路わきの切り出した木材などを置いておくちょっと開けた所に車を置いて、そこからは幅が5~60cm程の鬱蒼とした昼間でも薄暗い獣道みたいなのを歩いて行きます。
子供に案内してもらわなければとても辿り着けないような所です。
何でも東京に住んでいて、空襲で焼け出されてこちらに避難(疎開)して来たとの事ですが、家に入ってビックリ。
大峰山の中腹の一軒家なので電気は勿論の事、電話や水道もガスも無く普通なら畳が敷いてある筈なのに藁で編んだ莚(むしろ)が敷いてありました。
話しが終わって「次の家は何処ですか?」と聞くと、一旦この山を下りて向うの山ですなんてのは当たり前でした。(1日に2~3軒しか、まわれませんでした)
逆に猿ヶ京の一流ホテルの御曹司の家庭訪問にも驚きました。
最後の時間に来てほしいとの事だったので、敢えて薄暗くなった頃に訪問しました。
仕事中なので自宅では無くてホテルの方に来てほしいとの事でした。
ホテルの事務所か何処かで話をするのかと思ったら、通されたのは普通の客室で、部屋には豪華な食事が用意してありました。
家庭訪問に来たと言うのに食事を御馳走になり温泉にまで入らせて貰い、挙句の果てには今日はここに泊まっていって下さいと言うでは無いですか・・・・。
若かったと言うか、常識知らずだったと言うか、当時の私は何の抵抗も無くラッキーって感じで一泊させて貰いましたが、誰が考えてもこれは不味いですよね・・・・。
前日訪問した山奥の家と比べてあまりの格差には流石に驚きましたね。

今とは少し違いますけども確かこのホテルでした(ホテル本伝)

むしろ(畳ではなくこれが敷いてありました)

獣道(イメージ的にはちょうどこんな感じでした)

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