Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

帰省・ 黄色のサニークーペ

2023年11月08日 | デジタル写真
山に行ったばかりの時は車の免許は持っていませんでしたので家に帰るのが大変でした。
まず下宿先の最寄りのバス停から沼田材木町行きのバスに乗って月夜野か沼田駅で降ります。
上越線で新前橋まで行って両毛線に乗り換え、伊勢崎で東武伊勢崎線に乗り換えて自宅に近い田舎駅で降ります。
田舎駅なので準急は停まらないので場合によっては一旦館林で降りて各駅が来るのを待ちます。
乗り換えの時間などを含めると帰って来るのに半日近く掛かってしまいます。
背中に背負ったリュックと両手に持ったバックの中にはため込んだ洗濯物が・・・・。
下宿には洗濯機も無かったし今の様にコインランドリーなんてのも有りませんでしたからね。
家に帰ると先ず洗濯です。
乾燥機は無かったので、半乾き状態で持ち帰る事になります。
沼田から出ていた猿ヶ京行きの最終バスの時間を考えるとお昼ちょっと過ぎには家を出なくてはなりません。
せっかく帰っても殆ど家には居られませんでした。
渋川のボンボンが車を持っていたと言うのも刺激になったし、何れは車も必要になるだろうと言う事で一大決心して沼田にあった自動車教習所に通う事にしました。
当時の教習所の教官は厳しいと言うか、なかなかハンコを押してくれません。
なのにS字や車庫入れなど一寸上手にやったりすると「無免許で練習してるんだろー」なんて、いちゃもんを付けてきます(正直ボンボンの車で山奥の小学校(分校なので夜は誰もやってこない)の校庭でちょっとだけ練習していましたけど・・・・。)
部活の指導中に足を怪我してしまい、一度リタイヤしてからの再トライだったので、何か月も通ってようやく免許を取る事が出来ました。
連れ込み旅館から夜逃げした時に協力してもらった友人の家が猿ヶ京で中古の自動車販売店を経営していたので最初の車はそこで買いました。
予算30万円の入った封筒をズボンの後ろポケットに突っ込んで国道17号を6km程歩いて猿ヶ京まで車を買いに行ったのを今でもはっきりと覚えています。
当時は車の知識なんて全くありませんでしたから、最初に黄色い車が目に付いたのでそれに決めました。(黄色の日産サニークーペ1000CCでした。)
未だ関越自動車道は無く、前橋までは国道17号線を、伊勢崎からは354号線で帰って帰って来たのだと思います。
電車の時と違って荷物にも時間にも制限が無いので実に快適でしたが、当然ナビなんてのは付いて無くて、マニュアル車なので地図を見ながら運転する余裕も無く、兎に角南へ南へと車を走らせました。
今考えると免許取り立てなのに北の端から南の端まで事故も無く良く帰って来られたなーと思います。
車を持ってからは、休みの度に片品村に居た友人の所に遊びに行っては山登りしたり温泉に入ったりして楽しんでいました。
給料をもらっても使う所が無かったので、お金が貯まるは・貯まるは・・・の状態でした。
なので中古のサニークーペは1年ちょっしか乗らないで次は館林のディーラーで新車の三菱のギャランFTOと言うシルバーメタリックの車を買いました。
この車での思い出も沢山ありましたね・・・・。
運よくネットで画像を見つけました。

日差サニー(黄色でした)


三菱ギャランFTO(色は銀メタリックでした)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿