蝉のツクツクホーシが鳴くと、夏の終わりです。よく、TVドラマなどで、夏の終わりの象徴のように、ヒグラシが鳴いている場面がありますが、これは大きな間違いです。ヒグラシは、実は夏の初めにしか鳴きません。
そのヒグラシと対極にあるのが、ツクツクホーシです。ツクツクホーシは、立秋も過ぎ、お盆の頃から鳴き始め、9月まで鳴き続ける蝉なのです。
それにしても、これだけ残暑が厳しく、夏のリズムが崩れているようでも、蝉は、季節を敏感に感じられるのですね。
自然の神秘性を感じてしまいます。
近所の庚申塔は、今から252年前のものと判りました。江戸時代・大岡越前の時代です。今も、彫られている青面金剛像は生き生きとしていて、車で通っても、そのお顔の尊厳な雰囲気に、毎回圧倒されています。自分自身には庚申信仰なんて知識もありませんでしたが、その神秘性には、創造した人たちの思いのせいか、何か惹かれるものがあります。
長生きするために、これからは、ちょっと庚申様を拝む必要があるかもしれませんね。
今年の夏の甲子園大会は面白い。接戦だったり、逆転だったり、中盤までのにらみ合いから劇的な大量点だったり、ドラマよりドラマ的で、素直に感動出来ます。ひとつには、打撃力の向上が上げられるようですが、全般的に技術・体力が向上したことが原因かもしれません。
ホント、久しぶりにスポーツで感動しました。
九州へ出張する時に、幼稚園ぐらいの女の子がひとりで、飛行機に乗っているのを見ました。飛行機の場合、子供ひとり旅、という制度があって、CAの女性や地上係員が面倒を見てくれるので、安心して乗せられるのですが、それにしても、幼い子が一人なのにはビックリです。
少しも、怯えることもなく不安げも感じられませんでした。これは、生まれもってのDNAによる性格の違いなのでしょうか?自分の子供の頃を考えると、とても、そんなことは出来ない、子供でした。自分の子供たちを考えると、下の子は、多分大丈夫でしょうが、上の子は、多分・絶対駄目でしょう。DNAに秘密があるにしても、性格、とは不思議なものです。
お盆休みで、昼間、何気なくつけたTVで「対馬丸」の顛末を描いたアニメを放送していました。沖縄から疎開する12歳未満の児童を載せた「対馬丸」が、途中で敵の攻撃を受け、沈没し、およそ800名ほどが死亡した悲劇です。
どんな信条を持つ人でも、未来のある子供が、なす術すべなく死んでしまう戦争は間違っている。それを否定する人はいないでしょう。