鬼十則

新入社員だったとき、当時の上司が、吉田秀雄の鬼十則を見せてくれたことがありました。その時は、働くための姿勢・意気込み、仕事の厳しさを感じ取りましたが、それでも、ちょっとこれは、と思う部分があり、自分の座右の銘にしようとは考えませんでした。
それを社是のようにしているのが電通だと聞いたとき、起こるべくして起きた事件なんだな～と、感じています。
昭和26年当時と、今は時代が違います。メールもパソコンも携帯電話もない時代と、デジタル時代の今では、仕事の仕方が異なっています。新しい鬼十則が必要なのです。
確かに、仕事は創る必要がありますが、今は、あふれるほど、仕事が舞い降りてきているのも事実です。ましてや、死んでも仕事をしろ、なんて、時代錯誤です。
電通事件は、我々に色々なことを教えてくれています。これを活かさなければなりません。