鮎川哲也の傑作とされる「黒いトランク」を読み終えました。
名作の評判通り面白く、巧妙なアリバイトリック、黒いトランクのすり替えの謎など、推理小説の醍醐味を堪能出来ました。また、主人公の鬼貫警部のキャラクターも良く、更に物語に趣を加えています。
しかし、時代背景もあるかもしれませんが、福岡の事件を、東京の警部が捜査し、官費の出張で捜査することには、最後まで違和感がありました。東京でも他の事件も起きているはずで、福岡の事件にかまけていて良いのか、とも思ってしまいます。
ただ、これは推理を楽しむ推理小説。そういうことに目くじらを立ててはいけないのかもしれませんが、小説としては、ちょっと残念です。
名作の評判通り面白く、巧妙なアリバイトリック、黒いトランクのすり替えの謎など、推理小説の醍醐味を堪能出来ました。また、主人公の鬼貫警部のキャラクターも良く、更に物語に趣を加えています。
しかし、時代背景もあるかもしれませんが、福岡の事件を、東京の警部が捜査し、官費の出張で捜査することには、最後まで違和感がありました。東京でも他の事件も起きているはずで、福岡の事件にかまけていて良いのか、とも思ってしまいます。
ただ、これは推理を楽しむ推理小説。そういうことに目くじらを立ててはいけないのかもしれませんが、小説としては、ちょっと残念です。