山羊のひとり言

気が向いたら、コメント(匿名)でひとり言にひと言を

「長いお別れ」の翻訳は

2010-02-14 22:51:34 | 本と雑誌
しばらく日本人作家の作品が続いていたので、翻訳ミステリーを読みたいと思い、レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」を手にしました。この「長いお別れ」は、清水俊二訳と村上春樹訳が出ています。当然、新しい村上春樹が優れているかと思ったのですが、彼の作風や、事前の調査で、そうでもないかと思い、清水俊二訳を選びました。
整理すれば、清水訳は意訳があり、村上訳は原文に忠実だ、ということ。しかし、自分は翻訳は原文に忠実なだけでは、本来の意味を失う、と思っており、清水訳に近い考えを持っています。
したがって、清水訳を選びましたが、読んで、どうかは改めてご報告します。