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河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

堕落してゆく私

2016-09-07 06:09:39 | 歌声喫茶
16.9.6.高原列車はゆく・国立カラオケの会


昨日は、国立の「カラオケ会」に行きました。
行きましたとゆ~か、行ってしまったとゆ~方が正解かも・・・

そ~なんです、
私(河童)のカラオケ嫌いは、知る人ぞ知るだったんですが、
ここんトコきて、その牙城が揺るぎつつあるんです。
これは実に困った社会現象なんです。

だってね、アンタ・・・
大っ嫌いだった場所に、行ってるんだからね~。
これをして「堕落」と言わず何と言う。

私が何でカラオケ嫌いか?
私自身が、声が悪くて歌が下手だから。

だから生れつきの(声)ではなく、
(楽器)だったら不公平は無いのですね。
音の何たるかを多少、理解出来ても出来なくても、
自分の声は、どうし様もありません。
そんな事は無関係と言って、多少の美声に頼ってる奴らの、
そんな光景に私はご一緒したくないのです。

昔、同棲していたプロ歌手の彼女は、
自分が超美声だったので、自分が唄うとみんなが白けてしまうと、
みんなの前では絶対に唄いませんでした。

そうであってくれればいいんですが、
中途半端に美声な奴は、ひけらかすんですね。
そこが最も耐えられない。
そんな中途半端な音に、俺の耳は我慢が出来ないんです。
だから、カラオケ嫌い。


と、そこまでは以前の私の屁理屈でした。
でもね~、
エリカさんに誘われるとゆ~か、酒の魔力に導かれるとゆ~か、
国立のカラオケ会に行く様になっている、信じられない自分が居るのです。

昨日だって、一人の女性が唄っているのを見て、
一緒に肩組んで、「俺はお前と・・」みたいな歌を、
人前はばからずいい気になって唄っている自分があるのです。

「あ~、堕落」

音にこだわり、「いい音」だけが音楽だと、
そんな鉄壁な境界線を持っていた筈の俺が・・・

何と言う堕落なんだと、自分でも信じられない気持ちがします。
でもね、
ま、こんなモンでいいんじゃないの、
残り少ない人生で、あ~だこ~だとか言ってる時間なんて何処にあるの?

「今」を楽しんでいれば、それでいいじゃんかッ!ね~





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インバネス

2016-09-07 05:03:07 | 日記


インバネスは、私の憧れの衣装です。
実に、本当に、心底、あこがれているんです。
「着てみた~い」んです。



でも、現在のライフスタイル(歌声喫茶三昧)を考えると、
それは出来ないスタイルなんです。



何故かと言うと、歌詞を見る為のパソコンを持って行く為に、
常時、リュックを背負ってるのが、現在の私のスタイルだからです。
このインバネススタイルにリュックを背負うというのは不可能。
何が何でもパソコンを持って行きたかったら、
片手にバックを持っていくしかありません。
でも、それってとても重いし、邪魔だし・・・
だからインバネスは、いつまで経っても憧れのままなんです。


インバネスというのは、
そもそもスコットランドのインバネス地方で生まれたそうです。
民族楽器であるバグパイプを雨天時でも守り、演奏する為に、
背中・腕・胸を覆うケープを付けた・・それが基本的スタイル。

あの、シャーロック・ホームズのトレードマークな衣装。
そこが実にカッコイイんだよな~。

日本には1887(明治20)年頃に伝わり、
大正から昭和初期にかけて流行したそうです。
これが和服に実に(合う)のです。
和洋折衷が大成功した、数少ない代表例ですね。

私が20歳の頃、地元の高校生に(マント)を羽織っている奴がいたのです。
実にキザったらしい、憎々しい奴でした。
しかし、そいつはマントが似合っていたんです。(クヤシ~イッ)
俺より年下のくせに、「お前な~、何なんだよそのキザったらしいスタイルは」
現在に至っても、マントなどを羽織っている奴なんざ、見た事はありません。
アルセーヌ・ルパンじゃあるまいし、
あるいは怪人20面相じゃあるまいし、マントなんか羽織るんじゃね~よッ!
キザったらしい恰好するんじゃね~ぞ、バカヤロめが・・・

いつだったか、歌声喫茶・新宿ともしびに行ったら、
そのインバネスを羽織っているキザっぺが居たんです。
俺の目はテンになり、そのキザっぺを凝視してしまいました。
でも、そいつは何となく、あまりカッコイイとは言えなかった。
ザマ~見ろってんだッ!
あのな、俺様を差し置いてインバネスなんざ着るんじゃね~ぞ、このヤロ~ッ!

でもな~、
インバネス・・こんなカッコイイのってあるかよ。
俺はな、心底こいつを着たいだよ。
言っとくがな、俺を差し置いてインバネスなんか着るんじゃね~ぞ。
ましてや、マントなんかもダメだからな。
俺が着ないうちは絶対に真似すんなよッ!
俺はな、そ~ゆ~のって絶対に許さんからな。

ど~もインバネスの話になると血圧が上がっちゃって・・
許してね、悪意は無いんだからね・・・でも、着るなよ、言っとくからな。

10年くらい前だったか、
NHKで「ラジオ文芸館」というのがあって、
そこで朗読された投稿文に「インバネス」という、
何かの賞を受賞した作品があり、それが実にいい作品でした。

インバネス・・あのな、そんな悩ましいのは、やめてちょうだいよな。
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夜逃げ

2016-09-04 06:54:13 | 日記
「夜逃げ」という言葉がありますが、
では、実際にそんな事を(見た)という人は少ないでしょうね。

私は小学生の時に、その現場を見た事があります。
小学校低学年の、昭和30年くらいだったと思います。

目蒲線(目黒~蒲田)の洗足駅から徒歩5分くらいの所に住んでいたのですが、
家から徒歩3分くらいの交差点の角に、その酒屋さんはありました。
日本風の造りの一戸建てで、一階が店舗、二階が住居になっていました。
私の家族は酒とは縁の無い家族だったので、
その酒屋さんに買い物に行く事は無かったので、、
どんな家族構成だったのかは、まるで記憶にありません。

その日の朝、
何故、そんな情報が私達家族に入ったのかは知りませんが、
私は一人で、その酒屋さんに行ってみたのです。
当時は、車とてたまにしか通りませんでしたから、
近所の方々が道路の上で腕組みをしながら、三々五々集まっていました。

目の前にあるのは、もぬけの殻の酒屋さん。
何故、窓や扉などが開けっ放しだったのかは、
今にして思うと不思議な気がするのですが、そんな状態で、
家の中は丸見えになっていました。
それは、まさに(絵に描いた様な、夜逃げシーン)でした。

昨日までは、ごく普通に営業していた筈の店は、
何もかもが無くなっていて、ガランドウとなっていたのです。
そんな状態の店をいくら眺めていたって、どうなるもんじゃないのですが、
ご近所さん達は様々な憶測で、
その珍しい光景に、一種あ然たる思いで語り合っていたのです。

昭和30年という、今にして思うと、
まだ穏やかだったと思われる、そんな時代に、
彼等家族に一体どんなドラマが起こったというのでしょうか?
その家族たちは、その日の朝を何処で、どんな思いで迎えていたのでしょうか?

そこからの人生を、彼等は真っ当に生き延びる事が出来たのでしょうか?
本当に知りたいと感じます。


さて、十年くらい前だったでしょうか、
私は、自身が夜逃げをしたという人に出会った事があります。
彼はその頃、建設工事会社の社長をしていました。
ある学校の体育館を立ち上げ、明日は譲渡日というその日、
折り悪く台風が来てしまい、体育館が浸水するという事態になったのです。

譲渡前ですから、会社としては体育館を、
特に床を張り替えなければならなくなってしまいました。
そんな資金的な猶予などは全く無く、
社長である彼は、トンズラするしか選択肢は無かったという事です。

それから十年後、彼は世間的にも立ち戻った人生をやっていましたが、
その時は、必死の逃避行だったそうです。

「夜逃げや本舗」という映画があります。
中村雅俊・主演の映画で、私はそれをレンタルDVDで観ました。
やはり、いつの時代にも「夜逃げ」という真実は存在するのですね。

もうどうにもならないという人は居るのですね。
私も過去に借金で苦しんだ事があります。
藁をも掴みたいその時・・でも絶対に逃げてはダメなんです。
いくら借金したって、命までは取られないよとは言いますが、
・・・でも、やっぱり逃げたかったよ、俺は。
本当にあんな苦しく辛かった事は無かった。

「夜逃げ」という不誠実な行為は、
それでも、そうしなきゃ他に生きられなかった奴らの必死の思いなんですね。

小学生だった、あの時の不思議な光景は、
そりゃ忘れられない幼い頃の、絶対的な現実でした。

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最近の歌声喫茶活動

2016-09-03 05:15:35 | 歌声喫茶
今週は、しょっぱなから台風の影響をモロに喰らってしまいました。

月曜日は、エリカさんの誕生祝いに、
一泊二日で西伊豆の(豪勢な海の料理)が自慢の民宿へ行く予定でしたが、
Uターンして来るという、トンデモナイ台風にひじ鉄砲を喰らい、
キャンセルせざるを得なくなってしまいました。
だって、ニュースでは(猛烈な台風)と散々脅しをかけているんですから。

しかし、それほど影響は受けずに、
行こうと思えば行かれた状況ではありましたね。
でも、雨の中を行っても楽しくはなかったと慰めるしかありませんでした。

翌、火曜日は夕方から国立で桃ちゃんと唄おう「ピースソング」でした。
尤もこれは旅行に行ったとしても、参加する予定ではありましたが。
久々に労働歌的な歌声喫茶で、何だか皆が異常に盛り上がった素敵な日になりました。
前に出てお隣同志で腕を組んで唄うのが多かった。
時々はこういった歌声喫茶創世記みたいなスタイルも又いいもんですね。

二次会は向かい側にある中華の店「雅月」が閉店になってしまったので、
最近は矢川駅の(ジョナサン)へ。
そこまで行くのに路線バスで行くという・・何でそこまでして行くの?

水曜日は「世田谷愉快な仲間」の歌声喫茶。
新代田駅前の会館が工事中の為に、
今月も東北沢の、以前使っていた会館で行われました。
ここは狭いのでビッシリと席が埋め尽くされる状態。
この会場は今月までという事で、
10月から再開される新代田での歌声が待ち遠しいですね。

木曜日は、やる事ないので、夕方からともしび夜の部へ。
エレベーター前で、桃ちゃんとすれ違い。
彼女とは明日も会うので、サラッとお別れ。
いつも座る席は他人にいち早く奪われてしまったので、
仕方なく座った事のない席での歌声になりました。

そして昨日は、私は43回目、エリカさんは55回目の久留里。
東京駅からいつもの高速バス「アクシー号」で・・
先日の日記に書いた様に、久留里到着時刻が遅くなった為に、
駅弁を買って行って車内での昼食となりました。

しかし、何たる事でしょう。
久留里到着時刻は以前と変わらない11時40分!
「エッ?」というので降り際に運転手さんに尋ねたら、
到着予定時刻は以前と変わらない11時38分なんだとの事。

つまり、先月は何らかの影響で首都高速が混んでいて、
おまけに(袖ヶ浦)などというバスターミナルに立ち寄る様になった事で、
私が勝手に(それが為に到着時刻が変わってしまった)と思い込んでしまったのでした。
散々人に心配をかけた原因が、単なる道路渋滞だったとは、いやはや・・・

そんなこんなの今週でしたが、
今日、明日の歌声予定は無し。

来週はというと、
火曜日には国立のカラオケがありますね。
そして、水曜日は特に予定が無いので、ともしびへと思ったんですが、



その日は(ハリセンボン)とかいう芸能人の取材が入るとか。
(そんなグループ私は全然知りませんが。)
一か月くらい前の月曜日も、たまたまテレビ取材が来てしまい、
そんなのに写りたくないからと引き上げたのですが、
その前にしっかりテレビに映ってしまったので、
今度はその日ばかりは行かない様にしよう。
もし、テレビに映りたい方は、どうぞ突撃しましょうね。

そして週末はいよいよ仙台へ。
日曜日には「仙台ロシア合唱団」の演奏会があるのです。
初めて行くのですが、ネットで観る「仙台ロシア合唱団」はとってもいいんです。
合唱には殆ど興味の無い私が、その気になるのですからね。
たまには、そういった(いい音)だけを聴きに行くっていいんですね。
とっても楽しみにしています。

その次の週は・・もういい加減にしなさいねなんで、オシマイ。


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幸せそうな女の子

2016-09-02 21:18:52 | 日記
ある駅で・・・

私が電車を待つプラットホームで、
ふと見ると、向かい側のプラットホームに、
高校生くらいの年齢の女の子が立っていました。

私服の彼女は、じっとたたずんで視線をやや下に落とし、
レールのあたりを見つめていました。

両手にハンバーガーを抱きしめる様に、
愛おしそうに持って、チョッと大き目のハンバーガーを頬張っていました。

駅の近くにハンバーガーショップがきっとあったのでしょう。
そこで食べずに、駅まで持って来て食べる事情がきっとあったのでしょう。
でも、彼女にそんな急ぐ用事がある様には見えませんでしたが・・・

本当は家まで持って行って、ゆっくり食べようというつもりだったのかも知れません。
でも、彼女はそこまで我慢する事が出来なかったのです。
自分の部屋で誰にも干渉されずに、ゆっくりと味わいたかったのですが、
そこまで我慢する事が出来なかったのです。

「あ~私、もうダメ、我慢も限界」
・・・って、事が始まっちゃったんだと思うのです。
一旦堰を切ってしまった事は、
彼女なりに(如何にも不純)だという気はあったのでしょう、
でも、そんな世間的な体面など、ど~でもよくなってしまったのです。
食欲ってのは、大体がそんなもんなんですね。
性欲だって、よくそんな事故が起こったりするじゃないですかね~。
その事故の原因が、俺という人間だったりして・・・

で、彼女なんですがね、
そのチョッと大き目のハンバーガーを、
一口ずつ、しっかりと五臓六腑に染み込ませる行為を、
電車の到着時刻など気にする素振りも見せずに、
レールだけを見つめながら、
他人の目を気にする素振りもなく、ただただ続けているのでした。

それはそれは傍目に見ても、とっても幸せそうなシーンだったのです。
実に健康そうな、ゆったりとした太目ちゃんでした。

忙し気な人達溢れる雑踏に咲いた一輪の花。
世間の常識からかけ離れた、幸せそうに咲いた一輪の太目の可憐な花。
プラットホームの反対側からそれを見つめていたオジサン(河童)は、
もう彼女が愛おしくて、愛おしくて食べちゃいた~いってね、
思っていたんですね。(爆・・と言うか馬鹿)
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