河童の歌声

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豪快な歌声・伊藤久男

2018-02-03 05:46:51 | 音楽
暁に祈る 伊藤久男


私は、伊藤久男という歌手を、
声のいい歌手として認めています。
彼の声は、いわゆる(いい声)というより豪快な声でした。



伊藤久男・1910(明治43年)~1983(昭和58年)72歳。
福島県の大変裕福な家庭に育つ。
当時はまだ珍しかったピアノに没頭し、ピアニストを志す。
家族の反対を押し切り、音楽への道を隠して東京農大へ入学。
その頃、新進の作曲家・古関裕而と知り合う。
帝国音楽学校へ入学、古関裕而の仕事を手伝ったりしながら、
1933(昭和8年)23歳で歌手デビューをする。
性格は、豪放磊落で、酒をこよなく愛したそうです。

あざみの歌 伊藤久男 さん





若い頃は、今でいう(イケメン)だったのですが、
歳と共に、ずい分顔つきが変わっていき、
私が初めて伊藤久男を知った頃は、晩年のコワモテでしたね。

イヨマンテの夜 伊藤久男


山の煙(昭和26年)伊藤久男 再録音


本当に素晴らしい声です。
自分もこんないい声で、人前で朗々と唄う事ができたら、
どんなにか歌がもっと好きになれるでしょう。

OK牧場の決闘 (1957) フランキー・レイン


私は、伊藤久男を、日本のフランキー・レインと思っています。



フランキー・レイン
1913年~2007年(93歳)

伊藤久男より3年後に生まれているのですね。
いずれにしても同時代に生きた二人の男っぽい歌手。
彼の歌では「ローハイド」や「ハイヌーン」が有名ですが、
私が最も好きなのは「OK牧場の決闘」です。
これが最もフランキー・レインらしく感じます。

「銭の獲れる歌手」とはいいますが、
伊藤久男だったら、お金を払っても聴きたい歌手です。
今、こういった個性的な歌手など全く居ませんね。
伊藤久男は、本当に素晴らしい歌手でした。



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2 コメント

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覚えています。 (いつもの…。)
2018-02-04 20:33:24
小学生の大晦日に確か12チャンネルでなつかしのメロディーが夕方から始まり、その番組で伊藤久男さんがイヨマンテの夜を歌っていました。すごい声量で凄い歌だな!と今でもはっきり覚えています‼
河童さんも素晴らしい声なので前でどんどん歌ってください。
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いいよね (河童)
2018-02-05 04:09:26
「イヨマンテの夜」は、チョッと他の歌謡曲とは次元が違うみたいな、壮大なイメージのある名曲ですね。
あれを伊藤久男の男っぽい声で唄われると、ゾクゾクしますね。
あんな人を惹き付けられる声だったら、私だって前に出て得意になれるんですけど、こればかりはどうし様もありません。
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