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佐藤のじっちゃんを偲んで

2016-08-01 22:05:38 | 歌声喫茶
歌声喫茶・仙台バラライカの常連客だった、佐藤博保さんが、
7月7日に80歳で天国へと旅立たれていきました。

昨日、佐藤さんを偲ぶ会がバラライカで行われ、
私とエリカさんはそこに参列させて頂きました。



会場はほぼ満席といった状況で、佐藤さんの人柄を感じる事が出来ました。





私達、東京勢の人達にも、彼の顔を覚えておいでの方はいらっしゃると思います。
足が悪く歩きにくそうに歩いていましたが、
往年は生粋の山男だったとの事で、それは私も知りませんでした。



仙台ロシア合唱団の団長である三橋さん(スケさん)も泣いていました。
私などには分らない思い出でいっぱいなんでしょうね。



流れのギター弾きこと、柏潤さんにも色々な思い出が・・・
南部さんの奥様の、よし子さんは、本当に悲し気に、淋し気にしていて、
その心情を思うと切なくなってきました。



最後に、佐藤さんの義妹という佐藤和江さんが、
義兄が如何に皆様に囲まれて幸せだった人生かと、涙を流していたのが印象的でした。


さて、今回の佐藤博保さんを偲ぶ会のパンフレットから、
その一部を勝手に引用させて頂き、彼の人となりを偲びたいと思います。

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    「ごあいさつ」

佐藤さんが今月、七夕の日に亡くなられました。
佐藤博保さんは仙台の歌声喫茶の草分け的ファンでした。
一番町「トロイカ」「若人」そして「バラライカ」。
山と歌声喫茶をこよなく愛した一生でした。
晩年は仙台はもとより全国各地の「うたごえ」の催しに出かけられました。
青森「深浦のうたごえ」千葉「うたごえジョイ」から帰った時など、
「人生でこんな楽しい事はありませんでした」と、
たくさんの歌声仲間との出会いを楽しそうに話してくださいました。

入院をされてからも、病院を抜け出してご来店されました。
どんなにか歌いたかった事でしょう。
最後にお見舞いに行った時、
澄んだ目でうなずき涙を流されていた姿を忘れる事ができません。

「バラライカ」が満員の時も閑古鳥の泣くときも、
微笑みを絶やさずご来店された博保さん。
「私は本当に歌が好きです。この店が好きです」
そう言って、ずっと私達を励ましてくださいました。

遺言を受け、今日お集まりのみなさまと共に、
佐藤博保さんと過ごした楽しかった日々を思い出し、
歌ってお別れいただければ何よりです。

  2016年7月31日  うたごえ喫茶バラライカ・一同

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佐藤博保さんの遺言状から



バラライカで、ロシア民謡をうたって
 
  お別れの会をお願いします。

みなさん、お世話になりました。

  ありがとう。

  さようなら。

           佐藤博保

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こんなに、いい人だったのに、何故か家族から、娘さんから絶縁されてしまったとか・・
佐藤さんは、この偲ぶ会の為の貯金をされていたと聞きました。

私は佐藤さんとは10回とはお会いしてはいませんが、
三神峯公園のお花見に行く車の中でお話ししたのが印象的でした。
その時「この人ともっと色々な話をしたいものだ」と思った事をよく覚えています。
本当にいい人でした。

偲ぶ会では南部さんの奥様の、よし子さんは最初から泣いていましたし、
京子ちゃんも涙にくれて、また三橋さん(スケさん)も涙で声を詰まらせて、
本当に皆から佐藤さんは慕われていたんですね。

でも、そういった会ではあったのですが、
何故か湿っぽくはならなかったし、とっても(いい会)でした。

でも、その日は泣かなかった私なんですが、
これを書いていて・・・やっぱり泣いてしまいました。

さようなら、佐藤のじっちゃん。

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