河童の歌声

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美声の歌手・若山彰

2018-01-24 16:18:49 | 音楽
喜びも悲しみも幾年月(昭和32年) 若山 彰


私は、若山彰という歌手を、
声のいい歌手として認めています。
もっと有名になって良かった歌手と思い、
チョッと残念な思いもあります。





若山彰は、若い頃はこういったハンサム歌手でしたが、
多くの日本人が彼を知ったのは、チョッと歳とった若山彰でした。

1927年(昭和2年)~1998年(平成10年)71歳。
広島県・三原市出身。武蔵野音楽大学卒業。
オペラ歌手を目指すが、
伊藤久男の「イヨマンテの夜」のバックコーラスをした事で、
流行歌の虜になる。
1957年に、後の代表作となる「喜びも悲しみも幾年月」が大ヒット。
その年(30歳)から4年連続でNHK紅白歌合戦に出場。

空の神兵


何故か、こんな軍歌も唄っているんですね。
本当にいい声です。

霧笛に泣く男 若山彰


ああ青春の夢消えて  若山彰


若山 彰 惜春鳥


この歌は、歌声喫茶でもたまに唄いますが(主に妻のエリカが)
いい歌だと思います。

思い出のスカイライン


この歌は妻のエリカさんが、
高校の修学旅行で聞いて、カール・ブッセの詩「山のあなた」
が入っているという事で、ずっと気持ちに残っていた歌で、
若山彰が唄っているのを聞いて私がずっと思っていた曲が「これなのよ」
と感激してました。

若山彰は、やっぱり(いい声)だなと思います。
そして音大を出ているだけあって、歌唱力もしっかりとしているし、
聴いていて気持ちが良くなります。

今は、こういった流行歌手がまるで居ません。
私は(耳の汚れ)の歌ではなく、
(耳の潤い)となる、(いい音・いい声)を聴き続けていたいですね。

若山彰は、もっといい歌を数多く残して欲しかった歌手です。

このブログ、
2016年8月8日に、同じ事を書いてますね。
も~、やになっちゃう。
また、同じ事を嫌気をささずに読んでちょーだいね。




コメント (5)
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懐かしのラジオドラマ

2018-01-24 06:32:29 | 日記
新諸国物語 紅孔雀


1952年から1960年にかけて、
NHKラジオで月曜日から金曜日、6時30分~45分まで、
15分間放送され、日本中の少年少女を夢中にさせたのが、
「新諸国物語」の時代活劇でした。

1952年(昭和27年)白鳥の騎士
昭和28年・・・笛吹童子
  29・・・・紅孔雀
  30・・・・オテナの塔
  31・・・・七つの誓い
  32・・・・天の鶯
  33・・・・黄金孔雀城

この中で最初に有名になったのが、
第二作の「笛吹童子」だと思います。

「♪ ヒャラーリ ヒャラリコ
  ヒャリーコ  ヒャラレノ」

この歌詞を胸を熱くして聞いた少年少女がどれだけ居たか?
かく言う、当時小学生だった私も、
平日の午後6時30分を心待ちにして、
ラジオに耳を傾けて聴いたものです。

この歌を聴くと、あの子供だった頃を思い出します。
まだ何も無かった時代、
家庭内の娯楽と言えば、ラジオだけしかありませんでした。
テレビ時代の今から思うと、何と退屈かと思いますが、
それを知らない時代には「退屈」などと思った事などありません。

笛吹童子


ここにはテレビがありますが、
それの無い時代はみなラジオだけでした。

家族みんなで、耳をそばだてて聴いたラジオドラマ。
それは、現代の家庭が一人一人別々のテレビを観ているなんて、
まとまりの無い、空虚感などは、そこにはありませんでした。

お父さん(私の家には居ませんでしたが)お母さん、
そして子供たち全員が、耳を澄ませて聴いたのです。
一台のラジオに耳を集中させていたのです。

お母さんは夕食作りの手を休め、
子どもたちは宿題の手を休め、
15分間の夢物語の世界に、本当に夢中になりました。
そんな時間は、今はもう無いもので、
素朴の中に(人としての心)があったのです。
それは今思い出すと、どれだけ素晴らしく輝いていた事かと思うのです。

◆T12. 紅孔雀のうた 諏訪佳代子& ゆりかご会


笛吹童子が終わり、次に放送されたのが「紅孔雀」
このドラマも前作に負けない秀作でした。
NHKはまたまた子供たちの胸をとらえてしまいました。
良かったですね~、夢中になりました。

新諸国物語 オテナの塔


紅孔雀の後に放送されたのが、
この「オテナの塔」という事なのですが、
これは、何故か記憶に残っていないのです。
ただ、その主題歌だけは何となく少し覚えています。

TV・映画主題歌: ♪新諸国物語 七つの誓い(三角帽子) 歌:beni9jyaku(紅孔雀)


その次(昭和31年)に放送されたのが「七つの誓い」
これは私を最も夢中にさせました。
映画館に行った事も覚えています。

東千代之介・中村錦之助・大友柳太朗・片岡千恵蔵・月形龍之介・伏見扇太郎・
千原しのぶ・高千穂ひずる・丘さとみ・大川恵子・

そんなスター達の名前を聞くだけで、
あの頃を思い出し、夢の世界に・・子供の頃に戻れるのです。



30代の頃、
湘南電車で、あの悪役だった「吉田義夫」を見かけた時は嬉しかったな~。
きっと大船の撮影所にでも行く所だったのでしょう。
でも、あの悪い奴だった彼が懐かしく思えて嬉しかった。

風雲黒潮丸 - ラジオ劇主題歌


この歌もNHKのラジオドラマだとばかり思っていたのですが、
それはどうも違うらしいのですが、
私はこの歌を何故か強烈に覚えているのです。

いずれにしても、
あの時代のラジオドラマは、
現在のテレビ以上に日本中を熱くさせました。
「君の名は」がいい例でしょうね。

あんなに心を熱くさせてくれたラジオドラマ。
貧乏で、ささやかで、幸せだったあの時代。
本当に(心が豊かで幸せ)でした。







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