河童の歌声

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実物大の戦艦大和を造れ!

2015-11-20 16:58:26 | 軍艦
私が実物大の「戦艦大和」を見に行ったのは、2006年だったか・・
それは、映画「男たちの大和」に使われた実物大セット。
場所は広島県・尾道市の造船所の空き地に造られたセットだった。

総工費6億円をかけて造られたセットは、
当時の尾道市長らの、「ロケセットを観光に使わせて欲しい」との申し出に、
映画関係者側も快諾し、一般公開となりました。

全長263メートルの内、190メートルの実物大セット。
艦橋などの高層物は建築基準法などの関係で造る事が出来ずにCGで映したそうですが、
その迫力は、まさに、度肝を抜かれました。
大和の舳先(へさき)に立つと、その大きさが実感され、
「こんなデッカイ船が沈む筈がない」と本当に思いました。

一般公開は、結果的に尾道市に莫大な経済効果(25億円)をもたらし、
近隣の市を羨ましがらせたそうです。
253日間で、のべ100万人の人々が押し寄せ、
日によっては観光バスが隊列を組んで押し掛け、
近辺の道路が動きが取れなくなったりしたそうです。

3月で取り壊しになる予定が、
あまりの人気で5月まで延長されましたが、
永久的な構造物では無い為に、そこまでが限界でした。


それにしても、日本人の戦艦大和にかける想いも凄いものなんですね。
私の様な(軍艦オタク)でもなくても、普通の女性までもが見に来るんですから。

それで私がいつも思うのは、
‘実物大の戦艦大和を造れ‘という事です。

世界の三大バカ・三大無用の長物。
(万里の長城・ピラミッド・戦艦大和)

お~お~、言ってくれるじゃんかッ!
でもね、アンタね~、
当時の日本の国家予算の何割かを使って造った、世界最大の軍艦なんですよ。
最新の技術の粋を集めて造った軍艦なんですよ。
それをまた、何をトチ狂ったか、3000人の若者の犬死と共に、
ぶっ壊してしまうなんて、アメリカ軍の、いい標的になるなんてバカな事を・・・
残しときゃ良かったんだよ。
もう二度と再び(戦艦)などという海の大海獣が生まれる事なんて絶対に無いんだから。
あの凄まじくも美しい、世界最大の兵器。
人類史上、最も大きく、最も美しい兵器よ。

今、それを造るには100億円~200億円くらいはかかるんでしょうね。
そして、かなりの大きな広場が無いと出来ませんね。

でも、一旦それを造ったら、今後何十年に渡ってお金を稼げる存在になるでしょう。
きっと、元は取れると思うのです。
それより何より、
この小っちゃい日本人が、世界最大の戦艦を造ったという胸のすく思い。
これこそ造る意義があると私は思うのです。



この写真は、
広島県・呉市にある「大和ミュージアム」の、
10分の1の戦艦大和です。
といっても、全長26,3メートルの巨大な模型です。
それでも、観光客は引きも切らずにやってきます。
(戦艦大和)という存在感は、圧倒的なんです。

私は、貧乏人ですから100億円はとても無理。
私は金持ちだと言う人よ、是非おやんなさい!
本当の金持ちって、そ~ゆ~もんでっせ。


コメント
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