河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

前に出て唄う

2015-11-14 06:34:39 | 歌声喫茶
歌声喫茶では、司会者が
「皆さん前に出て唄いませんか」と呼びかける事がよくあります。
何とかして前に出て唄わそうとの気持ちが伝わってくる事は多々あります。

そんな呼びかけに応じて前に出る事もありますが、
それとは無関係に「自分の好きな歌だから」と出て行く事は勿論あります。

あの「前に出て唄う」って一体なんなんでしょうね?
時々、「これって何なんだろう?」って思う事がよくあります。
唄いたきゃ席に座って唄ってりゃいいじゃんか!
とも思うのですが、前に出て唄うって感覚は、それとはまた違った感覚があるんですね。

それがいいから・・それこそが歌声喫茶に来る良さだから・・
そんなトコなんでしょうかね~。

自分が好きで好きでたまらないって歌は・・
やっぱり前に出て唄った方が全然楽しいんですね。
あれって本当に一体どうしてなんでしょうか?

その楽しさを一旦覚えてしまうと、まるで麻薬。
それが故に、一旦前に出てしまうと、もうそこから動かなくなってしまう、
出ずっぱり状態なんて方もいらっしゃいます。
しかし、司会者が「みなさ~ん、前に出て唄いましょう~」と言ったからって、
そうなると今度は邪魔っけな存在になってしまい、
何とかして舞台から引きずり降ろそうと、司会者もお客さんも思うんですね。

実際、言葉は悪いのですが、
引きずり降ろされた方を見た事が2~3回くらいあります。
いくら麻薬だからと言って、皆からヒンシュクをかう様にはなりたくないですね。
そこんとこが微妙に難しい。

前に出て唄いたいからって、
貴方が前に出て唄う状況じゃないのに、な~んも考えずに出て行く人が居ます。
要するに(空気が読めない)ってやつ。

以前、ある外人が来ていて、彼の国の言葉で唄うというシーンで、
ある男が前に出て来て一緒になって唄おうとしたので、さすがに止めました。
「今はあの外人の歌を皆が聴きたいと思っているんだから、止めなさいよ」と。
その男は仙台に行った時にも、空気が読めずで、ひんしゅくを買っていましたね。
大切な客人に唄ってもらおうという場面で、またまた前に出てきました。
司会者がチョッとびっくりして「貴方は・・?」と訊いたら、
「私、この歌好きなんです」と。
違うだろう、そういった事じゃないんだよ!と思っても、結局は一緒になって唄ってしまいましたが。

自分が前に出て唄いたいのに、
自分一人じゃ恥ずかしいからと、他人の腕を掴んで引きずり出そうとする方が居ます。
そこまではいかなくても、なんとかして前に出そうとしたり・・・
あれって実に迷惑至極ですね~。
唄いたい歌は自分で選びますよね、唄いたくもない歌で前に出ようとは思わないですよね。

ホテルのバイキング料理で
「これ凄く美味しいから貴方も食べなさい」と、
人の皿に料理を乗っけてくる人が居るとか。
それと同じで迷惑なだけなんですね。

私は最近あまりリクエストをしなくなっています。
だって、またまたの馬鹿のひとつ覚えで、同じ歌ばっかりになっちゃうから。
私の場合、好きな歌を唄うと本当に楽しくて楽しくて身体が勝手に動いちゃう。
何だか気恥ずかしい気がするんです。

知ってる限りで、ある女性は前に出て唄うという事を一度もした事が無い方が居ます。
彼女の歌声歴は古く、色々な歌を知っているんですが、
決して前に出ては唄わないのです。
でも、後の方では立って唄っているんですけどね~。前には出てこない。

それと対照的に前が大好きな女性が居て、
一度、彼女の隣で唄っていたらビックリ。
だって、あまりにもひどい音痴だったんですから。
そんな方でも前に出て唄うという麻薬のとりこになってしまうんですから、
歌声って本当に不思議空間だと思いますね。


さてと今週は、
日曜日のともしびから始まって、
火曜日は国立うたOH会、水曜日は世田谷・上馬。昨日は世田谷愉快な仲間。
今日は町田うたごえ広場で、大絶叫だーッ!

                          ば~か!



コメント
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