河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

住みたい町

2015-09-11 11:45:36 | 日記
私は去年の5月から、東京の府中市に住む様になりました。

それ以前は横浜の、相鉄線・二俣川という駅に45年間住んでいました。
最初は二俣川駅行きだけのバス(15分)しかありませんでしたが、
かなり後になってからは、JR横須賀線・東戸塚駅行きのバス(30分)が、
乗り入れる様になり、多少は便利になりました。

ですが、住み始めた頃は無関係だった歌声喫茶に行く様になると、
二俣川であれ、東戸塚であれ、それは遠くて遠くて不便きわまりなかったのです。
皆が歌声喫茶の二次会で盛り上がっているのに、
私だけが「お先に失礼します」と途中退場するのは、
盛り上がっている雰囲気に水を差すし、実に後ろ髪引かれる思いで切なかったのです。

「あと15分、あと15分あれば皆と一緒に帰れるのに・・・」
でも、その15分で終電が無くなっちゃうんです。
たった一人で終電間近の電車に酔っ払いながら帰る時は、本当に辛かった。

そんな思いがあって、
では、何処に住めば歌声喫茶に通う為には理想的なのかと、
パソコンの駅探索を駆使して検索した事があります。
正解は・・・国分寺でした。

イヤー、憧れましたね・国分寺!
「国分寺に住んでさえいれば」と、いっつも思っていました。
ですが、今は府中。
これはかなりの出世です。
歌声喫茶に通う人達の世界広しと言えど、府中と言うのはかなりな地位なんだぞッ!
横綱とはいかなくても、関脇くらいのデカイ面の出来る地位なんだぞ。
「府中どんちゃか」のメッカなんだぞ。
来年で終わりだけど・・・


ま、それは兎も角、
過去にもそんな事を考えた事がありました。
多分、多くの人達がそうだとは思いますが、
仕事という足かせさえ無かったら、「自分はここに住みたい」という町があると思うのです。
私は以前は松本に住みたいと思っていました。
山男をやっている時に、よく松本に行ったのですが、
あそこは雪こそあまり無いのですが、寒い町です。
寒いのは大嫌いな私ですが、それでも松本の街は「いい町」だと感じていました。

北アルプスの山々が見え、昔の日本を思い起こさせる様な感覚がありました。
安曇野などは日曜日に散策に行ったら、まるで童謡の世界だと思います。
いいトコですね~。

歌声喫茶にはまってからは仙台に行く事が俄然多くなりました。
そうです、言わずと知れた歌声喫茶の最高峰「仙台バラライカ」です。
19回行きました。
今年は20回目のバラライカ詣でを年末に行く予定です。

仙台・・ここも実に素敵な町ですね。
若い頃に何度か仙台は行ってるんですが、
バラライカ詣でをする様になってから、改めて仙台の良さを感じる様になりました。
新幹線を使えば東京まで2時間足らずで行けるし・・・
東北最大の街と言っても、やはり東北らしい静けさはあるし、大都会でもあるし。
歌声喫茶バラライカでお花見をする三神峯山公園に行くと、
上野公園とは大違いの静けさで、仙台の人達の憩いの場所な事が感じられ、
それはいかにも東北らしくていいのです。

国分寺・松本・仙台・・・
本当に勝手気ままに「住みたい町」に住めたらどんんなにか素晴らしい事でしょうね。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

来ないで来ないで歌声喫茶

2015-09-11 01:02:19 | 歌声喫茶
先日、ある歌声喫茶に初めて行きました。

以前より一度は行ってみたいと思っていたのですが、
そこの女性主催者が「来ないで・来ないで」と言っていたのです。
ですが、その歌声喫茶に行った事のある、ある男性が連れてってくれるというので、
それに便乗した我々5人(計6人)が行ったのです。

駅からバスで15分くらい乗り、
バス停から更に5分くらい歩いた先の公民館風な建物にそれはありました。
私たちが行くと、それと気づいた女性主催者はビックリしたようでした。

その会場には50人くらいのお客さんが居たかな・・・
見知った人の顔もチラホラ居ました。
いざ歌声が始まると、その主催者兼司会者は、
「今日は歌声喫茶のプロみたいな人達が大挙していらしてるんで、揚がっちゃって」
みたいな事を言うのです。

そうなんです、
彼女は私たちを、あちこちの歌声喫茶ズレしたベテランと勘違いしているのです。
あちこちの歌声喫茶を経験している事は間違いないのですが、
こと私と妻のエリカさんは、いわゆる歌声喫茶プロなんかじゃないんですね。
それどころか歌声喫茶・新参者なんです。

ですから、彼女が勝手に勘違いしてる様に、
皆が知らない難しい歌をやらないと不満顔、なんて事は無く、
彼女が「私んとこの歌声喫茶はやさしい簡単な歌ばかりしかやらないから」と、
恥ずかしがっていても、私たちは何の抵抗も無いのです。
ですが、彼女から見ると私たちは何処の歌声喫茶に行っても会うし、
何だか難しい歌を唄っている感があって、それで勘違いしてるんですね。


しかし、何処の歌声喫茶の主催者も、
どうか自分とこの歌声喫茶に来てくださいと、
あちこちでチラシを配ったりして奮闘しているというのに、
彼女のトコだけはチラシを配るというのは全然しないんですね。
そんな歌声喫茶など、他には有りませんね。

それなのに、それなのに・・・
いざ、歌声の大イベントなどがあると、
彼女は100人以上のお客さんを連れて来るので、本当に不思議でした。
チケットを数枚売るだけでも一苦労だというのが普通なのに、
100枚以上を売ってしまう事の凄さ。
でも、初めて参加させて頂いてその訳が分かった様に思えました。
つまり、人間性。

彼女は、歌声会場のお客さんたちに、とても人気があると私には見えました。
物静かで出しゃばった事など全く無く・・・そこがいいんでしょうね。
「私んとこの歌声は簡単な歌ばかりだから恥ずかしい」というナイーブさ。
そういった優しい心が、人気なのでしょうね。
この人の為なら何とかしてあげたい・・お客さんをそんな気持ちにさせてしまう。
彼女はお客さん(8割が女性客)たちのスター。
あるいは(あこがれ)なのかも知れないと思いました。

私たちがよく行く歌声喫茶の会場で会っても、
彼女は静かで、変な自己主張など全然しないし、存在感が無い様な気がするんですが、
後になって思うと、実に存在感があるのです。
そういった人って、あまり見かけないですね。

また彼女の歌声喫茶には行きたいし、
他にも主催している歌声喫茶があるとの事なので、
そこの歌声にも行ってみたいと思っています。

しかし、チラシを配らない所か、
「来ないで来ないで」という人も珍しい。
でも、もう経験したんだから、今度からは「また来てね」って言ってね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする