「楽しく生きる」~あなたに和みのひとときを

日々のつれづれ・アート・音楽・衣食住。好きな言葉はゲーテ「いきいきと生きよ」デグジュペリ「大切なことは目に見えない」。

京都・大阪出張②

2011-03-01 | 旅行・出張

急遽、京都、大阪出張に一泊で行ってきました。大阪は堺に初めて泊まります。

堺といえば与謝野晶子。「駿河屋」という老舗羊羹屋の三女として生まれた鳳志ょう(後の与謝野晶子)が生まれ育ったところ。

「君死に給うことなかれ」に「堺の街のあきびとの 旧家をほこるあるじにて」・・という節がありますね。
この詩は弟が日露戦争に出生したときに作ったもの。大塚楠緒子の出征した夫が無事還るよう祈る詩「お百度参り」同様、物議を醸しました。ちなみに、晶子は戦争礼賛の歌を作ったりもしており、政治信条からではなく、あくまで感情から、芸術として作っているのではと思われます。

以前鎌倉大仏の歌もご紹介しましたが、晶子の歌は語感がよく、情景がありありと浮かぶような、色彩や情景が鮮やかに描かれているところが好きです。

「ほととぎす われは五更の山の湯に 恋の涙を洗はんとする」など、美しい歌だなあとしみじみ思います。

若山牧水と並び大好きな歌人のゆかりの地、5時起きしてあれこれ回って見ようか、とも思ったのですが
海恋し潮の遠鳴りかぞへては 少女(をとめ)となりし父母(ちちはは)の家」と詠んだ生家は今は埋め立てられ、当時の面影を残しているわけではないそうです。
なので、まあいいか、ということで、出張恒例の早朝散歩はとりやめ。

普段は元気いっぱい、なのですが、ちょっと疲れてしまっていたこともあり。→ここからが「悲しみの堺東編」.ちと大げさ。

①ご当地B級グルメ満喫できず

京都を出て、南海電鉄の堺東駅を降りたら、20時前ですでに駅横の高島屋は閉店。ここでデパ地下での夕食調達計画が絶たれたため、一人でも入れそうなうどんやさんやねぎ焼き屋さんは・・・と思っても、いわゆるベッドタウン駅の夜という風情で、目抜き通りも暗くお店が見つからず。スーパーやお弁当屋さんさえありません。急な出張だったのでいつものように事前リサーチをしていなかったので、ちょっとさがせばあったのかもしれませんが。

仕方ない、まずはホテルにチェックインを・・・と歩いていたら、ホテルの道路向かいにローソンのネオンが。
ローソンのずっと奥に「すきや」の看板があるようにも見えますが他には何も見えません。あたりの道路も歩道橋も暗めで初めての街なので緊張します。
もうさっさと部屋に入ったほうがよいと思い、ローソンでお弁当を買って部屋に入りました(高知では夕食を菓子パン(ぼうしパン)で済ませたこともありますし)。

しかしせっかく関西に来たのだから、デパ地下で東京にはないメーカーの押し寿司や出汁巻など買うか、せめて全国チェーンでないお弁当屋さんくらい見つけたかったと残念。

いつも食べ物のことばかり考えている私は一気にテンションが下がりました。ローソンのお弁当では出張の疲れが取れない~(泣)

②インターネットがホテルの部屋で使えない。

お風呂に入って、では持参したPCでメールチェック、と思ったらインターネットに接続できません。フロントに聞いたら、「部屋にも、ロビーにもインターネットが使える環境はない」とのことでした。堺東で一番良いホテル(第一ホテル)にしたので、当然使えると思っていました。楽天トラベルには使える旨書いてあったと思うのですが・・。

個人のPCなので会社のメールを見られるようにはしていないのですが、いくつかやることをウェブメールの個人アドレスに送っていたので仕事の予定が狂い、残念。何もしないのもいやなので簡単なメモなどは作りましたが。プライベートのメールもチェックしたかったのにあーあという感じ。

写真のお茶碗についているパタリロ的お多福の邪悪な目、「ふふん」とあざ笑っているみたい。ツイていないのはこのお多福の黒いたくらみかしらん?
ホテルはこの茶碗をカワイイと思っているのでしょうか。だとしたらなんだか可笑しい。

さて、次の日のお昼こそおいしいものを食べよう!と意気込んだけれども結局時間がなく、駅構内のカレースタンドで(泣)。「印度のルー」というはじめてのお店。帰宅して調べたら、これは関西限定チェーンでした。
シュリンプフライって珍しいですね。朝ごはんを食べていなかったせいもあるでしょうが、結構おいしかったです。ちなみに、カレーの味はといえば店名を”日本のルー”と変えたほうがよさそうな、COCO壱番など他のチェーンと大差ないとろみの強いものでした。

「つるまるうどん」という讃岐うどんやさんも隣接していており、本当はうどんのほうが食べたかったのですが、以前新橋で食べていまひとつだったのでカレーに。でも同じ会社の運営でした・・。



ところで、新大阪って昔デパートありませんでしたっけ?


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★ちなみに、与謝野晶子生家の「駿河屋」は、羊羹の始祖といわれる和歌山の「駿河屋総本家」(室町時代から続く歴史のあるお菓子屋さんのようです。駿河町に現在も本社あり)からのれんわけされたとか。

↓こちらの本の一部(グーグルブックスで、伏字だらけのページ)をみて、そこから類推。
びっくりする値段ですが、自費出版みたいなものなのでしょうか?

新版 評伝 与謝野寛晶子 明治篇
逸見 久美
八木書店
コメント (1)
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