「楽しく生きる」~あなたに和みのひとときを

日々のつれづれ・アート・音楽・衣食住。好きな言葉はゲーテ「いきいきと生きよ」デグジュペリ「大切なことは目に見えない」。

「かわいそうなぞう」がCD化・終戦記念日・上野動物園

2008-08-12 | 本・映画・名言
土家 由岐雄作「かわいそうなぞう」のお話をご存じの方も多いと思います。全文

ジャーナリストの秋山ちえ子さんが43年間、終戦記念日にTBSラジオ番組にて朗読を続けていますが、このたびCD化されました。英語版はシンディローパーだとか。

かわいそうなぞう 秋山ちえ子/シンディ・ローパー

エピックレコードジャパン

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象のいじらしさ、人々のやるせなさを思うと涙なくして読めないお話です。小学生の時、教科書で読んで以来、思い出すだけで今でも涙が出てきます。話は実話に基づいています。

第二次世界大戦中1943年、日本の敗色は濃くなる一方。人々の暮らしは困窮し、とても動物園には餌を確保する余裕などありませんでした。
また、空襲を受けたときに檻を破って人間に被害が及んではいけないと、動物に対して過酷な措置がとられました。

日本政府が危惧したとおり、2年後の1945年、米国による2回の無差別攻撃にて十数万人もの市民が犠牲になりました(東京大空襲)。

その他大阪、名古屋、神戸、京都をはじめ各地への空襲、沖縄戦、そして広島・長崎への原子爆弾投下などで百万人を超える市民が亡くなったといわれています。その他、徴兵されて命を落とした方、現ロシアに連行され強制労働により亡くなった方々も数限りなくいらっしゃいます。

多くの犠牲を払った後で、日本は復興しました。
曽祖父母、祖父母、父母の世代のたゆまぬ努力のおかげで、私たちが今の自由な生活を享受していられるのだと思うと、感謝にたえません。

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かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)
土家 由岐雄
金の星社

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