今日から2,3日間ですが、「吉備津のさくら」を見ていただきます。
まず、その最初は、吉備津神社の龍神池の傍に立つ“しだれ”です。吉備津にある何処の桜より早くその美しさを誇るかのように、花びらを開いてくれます。昨日、ようやくお宮さんの染井吉野は二,三輪花びらをさも自分の姿を恥じらうが如くに覗かせました。でも、このしだれは早くも満開の盛況です。青空の下、開花したばかりの“そめいよし”の桜色よりやや濃く、紅梅の紅色よりもやや薄い、その中間にある薄紅でしょうか、それとも退紅(あらぞめ)でしょうか、さも誇らしげにその姿を開け広げ、それが池面に映り、空と水の両面に春を演出しております。これぞ、将に、吉備津第一の桜です。水に咲く姿だけでも一幅の絵に成るのですが、空と水にある実と虚の桜をこき混ぜた風景は、これぞまさいく日本一の桜の風景だと、私は毎年思っています。
でも、この水に咲くさくら花は、今朝の雨紋で、風に依る如くに散り散りに蹴飛ばされ、また、掻き乱され、水の中に留めてはいません。
どうです。雨も又いいでしょう。 これぞ、まさに「雨寄晴好」の吉備津の桜です。
“晴れもよし 雨もまたよし まかねふく 吉備津の桜 輝きにけり”
この日曜日頃が一番見ごろですよ。ぜひ一見は如かずを!!!!
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