私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

梅一輪ほどの・・・

2008-02-03 12:13:26 | Weblog
 今朝も吉備津の野山は薄らと雪の薄化粧です。その雪を被ってご近所の梅が1,2輪白い花弁をそっと覗かせています。
 今朝の新聞に
   年の内に 春は来にけり 一とせを
           去年(こぞ)とや言わむ 今年とやいはむ
 という歌が紹介されていました。
 明日からは春なのです。いわゆる「三冬ここに尽きて初春迎え」の節なのです。
 三冬とは、孟冬・仲冬・季冬なのです。季とは、終わり・末を意味するのだそうです。
 この日を境にして、暦の上では春になるのです。明日が立春です。だから豆まきは節分の夜、冬の季の日の夜行われるのです。

 豆まきについては、私の家では吉備津神社のお祓いを受けた豆を頂いてきて、それをまず最初に表口に立って打ち撒き、続いて各部屋ごと戸を開け放して撒きます。
 昔は、豆を炒って、枡の中に入れ、自分の家の神棚にお供えしてから「豆まき」を行っていました。
 「神棚に座します歳神様にお供して、それから豆まきをするのだ」
 と、子供の頃祖母から聞いたことがあります。
 その後、本などから知ったのですが、この神様は、大歳神とも言われ、スサノオノミコトのお子様だそうです。稲穂を授ける神様で、正月に各家に、門松を通ってお入りになり、秋になるとお帰りになると言い伝えられています。稲荷神の元々の神様のようだとも聞いていますが?
 この前ご紹介した「倉稲魂」(うがのみたま)神や「保食神」(うけもちのかみ)等とも係りのある神様のようです。

 兎に角、明日からは春なのです、隣の垣根から遠慮がちにそっと顔を覗かせている2,3輪の白い梅の花を見るだけでも、私だけのとっておきの春のような感じがします。

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