水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

クラムボン・八首

2012年11月14日 13時09分59秒 | 投稿歌
午前中に 来月十日締め切り分の歌稿を投函してきました。
今回のテーマは、クラムボン(のライヴ)。もう一年半前に観たライヴなのですけどね(苦笑)。まぁ、シリアスなテーマの合間の場つなぎです。
五首目の下句とか、ちょっと言葉選びがどうか とか、八首目がライヴの情景ではなく 家でCDを聴いてる光景だというのが伝わるかどうか とか、いつもながらに ちょっとした難点を含んでいます。さて、どう添削されてきますやら…。


一般の予約を待って逃したる去年(こぞ)の無念を晴らすと構う

チケットの先行予約の開始日の夕刻に鳴る携帯アラーム

予習にと買ったCD取り込んで暇を見い見いiPhoneに聴く

一回り若きの並ぶ桜座に居心地悪く開場を待つ

荒々と体躯揺らしてベース弾くミトから流れ光る汗雫

モニターのスピーカーへと打ち付けるベースが放つノイズの洪水

振り乱すミトのリズムで空を切る幼の拳に共に昂(たかぶ)る

並の音かき消す豪雨を物とせず闇で迫れる そはクラムボン


(2012年12月10日締め切り分、『樹海』2013年2月号掲載予定)

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