水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
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また、読書にご不自由のある方には【サピエ図書館】より音声データ(デイジーデータ)をご利用いただけます。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

ルピシア福袋☆緑茶・烏龍茶バラエティ!

2013年06月28日 11時11分11秒 | 聞茶・聞豆
去年の夏、ルピシアの紅茶の福袋を買ったことは伝えたものの、味はブログにレポせずに終わってしまった反省を踏まえ…、とりあえず今年はまず、こんなのが届きましたよという写真をupします。

【リーフティー:緑茶・烏龍茶バラエティ】 5000円
中身 ☆宇治新茶 やぶきた2013
   ☆嬉野 玉緑茶
   ☆掛川 山の息吹
   ☆抹茶黒豆玄米茶
   ★台湾烏龍茶 冬摘み 2012 焙煎
   ★玉山金萱 特級 冬摘み
   ★白葉単叢
   ★黄金桂
   ★茉莉花茶
   ◎巨峰
   ◎グレープフルーツ
   ◎楽園
   ◎白桃烏龍 極品
   ◎マスカット烏龍

*肝心の味の方は、Twitterでちょこちょこメモ代わりにつぶやいて、それを元に<聞茶>レポできるように努めま~す♫
コメント (2)
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葡萄の房型、再び。

2013年06月14日 12時33分50秒 | 写真・背景画像


枯らしかけたりした6本目のグリムスも、何とか大人の樹に成長してくれました。
しか~し、4本目の時と同じ形…(T.T)
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向井喜美子さんの短歌。

2013年06月06日 16時56分02秒 | 人[その作品]に寄せて
「宜しく伝えて」と伝言をいただいた結社の先輩の歌を読み返しました。目に留まった歌を引いておきます。


・通学の雪道踏みし感触を吾が足裏は今も忘れず
・我が家には鬼は居ないと節分の豆をまかずに炬燵に食ぶる
・吾が肩に散るも縁か一ひらの桜の花をノートにはさむ
・黄に熟るる麦の穂ゆらし吹く風に帽子のリボン軽き音たつ
・梅雨晴の田に降り立ちし鷺一羽たためる羽根に緑の映ゆる

・猪に食はれる前にと隣家より半割り西瓜の福分け甘し
・亡き友の名をそつと呼ぶ表札の掛かる玄関の前通るたび
・目覚め良きと悪しき日ありて朝々を刻む胡瓜のリズムがずれる
・暑き日の雲間を洩るる雨上り稲田の一所黄(きい)に明るむ
・池の鯉ときをり跳ぬる昼下り蓼の実赤く土手を彩る

・団栗の数多落ちゐる山際を赤きジャージーのマラソン続く
・庭先のつつじの赤き返り花ひとつに触れて投票に行く
・落人の列さながらに末枯れたる枝にうつむく寒菊の花
・丸き背に日差しを負へる媼ひとりレタス植うると畝に膝つく
・父母の墓に参らむ庭に咲くラッパ水仙多(さは)に抱へて

・蛇遣ひさながら荒ぶ突風のビニールを剥ぎ畑に踊らす
・シャンプーとリンス違へし吾が脳(なづき)調べの悪しき一首離れず
・雨戸打つ夜半の風に覚めし夫家中の窓の鍵を確かむ
・萩の花ほのかに匂ふ道急ぎ吾が一票の義務を果たせり
・胡桃落つ音に思はず振り返る広き公園人影のなし

・藍深き駒ヶ岳(こま)を描ける二人連れ雪無き峰を白く塗りをり
・クラス会に友と唄ひし「里の秋」口遊みつつ柿の皮をむく
・責(せめ)ひとつ果して帰る夜の静寂靴音のみが小さく響く
・麻の葉の模様に刺せる花布巾赤くきやかに縫ひ目の揃ふ
・趣味のごと数多の役を受けし人の誇る話を離れて聞けり

・誤ちて踏める毛虫に残る悔い胸に介護のひと日を過す
・踏切りに下りる遮断機の影太し先に呆けし蒲公英ゆるる
・十二キロの炭俵背にしとど降る雨の峠路泣きつつ越えき
・幹太き公孫樹ひともと残されて裸足に遊びし校庭の無し
・雨雲の連れ来し風にゴーヤーの葉音なく揺るる書を繰る窓に

・穂孕みの青田に添ひて流れゆくせせらぎが朝のリズムを奏づ
・名を呼べばすり寄りてくる虎猫の背中に紅葉一枚のせて
・十年も我が家に居る如いたづらの増したる猫を日毎叱れり
・枯草に解け初む霜の露光る新しき粒次つぎ生(あ)れて
・羽根休む陰もなからむ蝶一つ野の日溜りを低く舞ひをり

・沿線の松ことごとく倒されてレールに跳る春の日眩し
・停電にともせる蝋の灯を見つめ夕餉の食パン黙して食ぶる
・亡き妹に届けと吹きたる蒲公英の絮毛に託す喜びひとつ
・野良の汗しみたる服を洗ふ音夢に聞きつつ昼を微睡む
・朝光(あさかげ)の洩るる林に歌一首生(あ)れて散歩の踵を返す

・十五キロ痩せしとふ友の愚痴を聞く団扇片手に時計見つめて
・色褪する草に混じりて咲く野菊山の傾(なだ)りを白く彩る
・林より出でて明るむ道の端野菊の白がひともと笑まふ
・ピラカンサしきりに啄む鵯は礼を言ふがに一声啼けり
・エンジンの音青空に響かせて大型ローラー麦踏み進む

・丸き背を日に光らせて青蛙虎杖の葉に行儀良く座す
・ほほけたる穂芒ゆれて遠き日の寒行の列にはかに浮かぶ
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